8／26

5:37起床。

天気は晴れ。
昨日と今日の境界。今日と明日の境界。決めているのは、きっと僕だ。

どこに行けば、ここで生けるの？

ああ全く以てつまらないよ、ということばが頭をするっと駆け抜けた。何のことやら。つまらない、つまらない……そんなことは滅多にいうもんじゃないよ。もしあるとすれば、それはおそらく僕のことでさあ……。すでにバナナとヨーグルトを摂取し終えた５：４５。頭も明快に働いてくれるといいんだがね。はてさて。さて、今日は何の話をしようか。腹を抱えるか、頭を抱えるかは、あなた次第。

……何の話をしようか、と格好つけて１５分が経過した。ああ。「どうしても書けぬ」と〆切本か何かで見かけたことばが頭を駆け巡る。さっきみたいに、駆け抜けてほしかったんだけど。んん……とミニノートをぱらぱらとしていると、珍妙な前口上？　が殴り書きされていた。ちょっと、そこの兄さん。いや、姉さんか？　どっちでもいいよ。ちょいと、１杯付き合ってくれないか。んん？　こんな朝からけしからんとな？　固いことはいうもんでないよ。それに、これは酒じゃあない。蛇口から汲んできたばかりの水でさあ……。……んん。おそらく昨日の僕は、翌朝「どうしても書けぬ」と頭を抱えないようにと、ちょいとしたヒントを残しておいてくれたんだろう。ということは、今朝の僕は何という失態。すまない、昨日の僕。君が丹念に耕してくれた肥しは、毒にも薬にもならなかったよ。いや、君は悪くない。諸悪の根源は、いつだって「今日」の僕なんだから。だから、気に病まないでくれ……。茶番はこの辺にしておこうか。

ところで、本日は先日採用の決まった企業を訪ねる日である。仕事始めは９月だが、今日は勤めるにあたっての説明とか、書類の用意とか何やかんやする準備日である。いやあ、不安だ。不安がっても、しょうがないんだけど。採用が決まった日から、僕は少々ぼんやりしている。１週間後にはきびきびと職を全うしている自分が、まるで想像できない。……なんだか、至極まっとうなことで悩んでいる気がする。そういう気がするだけかもしれないけど。とにもかくも、僕は改めて社会人になるのだ。気を引き締めなければなるまい……と根を詰めすぎると、ばたーりと倒れるのは経験済みなので、己の限界をわきまえつつ頑張ろうと思います、はい。

……ううん、締めることばも思い付かないとは。ええと。そんなわけで、僕はもう少し生きることが出来そうです。なので、これからもどうぞお付き合い下さいな。