12/24。Merry Christmas.もしくは、どこかにある命について。

4:50起床。

天気は曇り。





……。
……。
……あれ、


まだ、夜?
もう、朝?


暗くて、何もわからないな。


……。
……。
……でも、


この匂いは、


朝だ。


朝が、来たんだ。





今日は、24日。クリスマスイヴ。クリスマスの前日。だから、「メリークリスマス」とお祝いするには、ちょっと早すぎる。でも、僕にとってのクリスマスは、ずっと24日だった。ちっちゃいころは、24日にお祝いして、25日の朝に、枕元にプレゼントが用意されていて……。だから、子どもころのクリスマスは、25日の朝でおしまい。


僕は、もう子どもじゃなくなったけど(少なくとも、年齢の上では。)、今でも、クリスマスは、25日じゃなくて、24日だと思っている。(あくまで、意識の上ではね。)だって、12月25日よりも、12月24日の方が、よりクリスマスらしいから。……字面がね。まあ、キリスト教の人達は、そんなことはどうでもいいと思うけど。


ところで。12月25日――クリスマスは、あくまでキリストの誕生をお祝いする日で、キリストが生まれた日じゃないみたいだね。(Wikipedia参照。新約聖書には、誕生日を特定する記述は無いらしい。)僕には、神さまの気持ちなんてわからないけど、実際の誕生日じゃなくても、自分が生まれたことをお祝いしてもらえるなんて、きっと、とんでもなくうれしいことなんだろうな。


僕は、自分の誕生日を知っている。なぜなら、両親がいるから。記録されているから。だから、この世に僕一人しかいなくなっても、自分の誕生日を祝うことができる。(想像すると、ちょっと悲しくなるけど。)それはそれで、きっと、とても大切なこと。


でも、大切なのは、自分が生まれた日に祝うんじゃなくて、自分が生まれたことを祝うことなんだと思う。だから、もしも、自分の誕生日がわからない人がいても(そんな人は、きっと、世界にたくさんいる。)、自分が生まれたことを、呪うんじゃなくて、祝ってほしいと思う。クリスマスはきっと、そんな日だと思うから。


クリスマス、おめでとう。


キリストに。


そして、


誕生日を知る人に。
誕生日を知らない人に。


もし、自分が生まれたことを、呪っていたとしても。


僕は、あなたが生まれたことを、お祝いしたいです。


メリークリスマス。

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