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2020年10月の記事一覧
痛くて、青くて、痛い(拝啓。皆さま/plenty)
久しぶりにplentyを聴いている。
バンドが解散して3年(2017年)、ボーカルの江沼郁弥がソロ活動を始めて2年が経った(2018年)。
そして、1st Album『拝啓。皆さま』がリリースされてからは、10年以上(2009年)。
彼らの存在を知ったとき、ぼくは高校生だった。当時、熱心に購読していた『ROCKIN'ON JAPAN』で、まだ無名だった彼らは、異例と言える扱いで取り上げられて
憎みたくて憎んだわけじゃない(果てしのない世界め/少年アヤ)
それに気付いたのは、いつだったろう。
家族が、血がつながっているだけの他人であることを。
自分のことを理解してもらうことは、できないことを。
(そして、家族を理解することもできないことを。)
「変な子」
「おかしな子」
「みっともない子」
自分がうれしかったことを報告しても、それが何らかの功績を上げたとかじゃなければ、「だから何?」と一蹴される日々。
ぼくにとって意味がなくても、世間には
君は、恐怖を知ってるかい?(ウエスト・ウイング/エドワード・ゴーリー)
こんばんは。
ええ、こちらが×××です。
私は、ただの案内人です。
ただし、ご案内できるのは入り口までですが。
さて。
あなたの目の前に、階段があります。
階段は、2階へ通じるものと、地下へ通じるものがあります。
あなたは、どちらを選びますか?
……そうですか。
それでは、お気を付けて。
ちなみに、どちらも安全性は保証されません。
あしからず。
……。
……。
……。
お
その通りだよ(美しいからだよ/水沢なお)
「美しい」のが「汚い」とか。
「汚い」のが「美しい」とか。
どっちなんだよ、ってことば遣いをする人がいる。
ぼくが「美しい」と思ったものを、誰かは「美しくない」といい。
誰かが「美しい」といったものを、ぼくは「美しくない」と思い。
やっぱり、どっちなんだよって思う。
「美しさ」って、なんてあいまいなものなんだろう。
だから、自分のことばを大切にしなきゃいけないのかな。
それを「美しい」