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【レポート】韓国国立中央博物館特別展「스투파의 숲,신비로운 인도 이야기(ストゥーパの森:見知らぬインド物語)」(執筆中)

【レポート】韓国国立中央博物館特別展「스투파의 숲,신비로운 인도 이야기(ストゥーパの森:見知らぬインド物語)」(執筆中)

2024年2月15日,韓国国立中央博物館(ソウル特別市)の企画展示室で開催されている「ストゥーパの森:見知らぬインド物語」展(開催期間:2023年12月22日〜2024年4月14日)に行った.このnoteはその時の記録である.

1. 概要2023年12月22日から2024年4月14日まで,韓国国立中央博物館は特別展「스투파의숲,신비로운인도이야기(ストゥーパの森:見知らぬインド物語」を開催してい

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命にかえてまでも…

命にかえてまでも…

イギリスの歴史学者アーノルド・J・トインビー Arnold Joseph Toynbee(1889-1975)は彼の旅行記『オクサスとヤムナーの間 Between Oxus and Jamnar』において、歴史によって変化するもののと前置きしながらも、地理的条件において文明にはおよそ2種の型があるの述べている。ひとつは文明が交錯する「十字路」であり、もうひとつが文明が吹き溜まる「袋小路」である。そ

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ガネーシャがミルクを飲んだ⁉︎

1995年9月21日のことである。その数日前、カルカッタ(現コルカタ)から電車で2泊しながらボンベイ(ムンバイ)を目指していた。ボンベイの北に位置するヴィドゥヤヴィハールにあるソマイヤ大学に行くためだ。しかし、インドの電車は冷房がきつく、さらに長旅とあって少し体調を崩していた。
 少し体調も回復したころに、遅れていた調査を再開しようと、ローカル電車を乗り継ぎ、カーネリー石窟の調査に出かけた。前2世

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お前のその夢は誰かを幸せにできるのか…

お前のその夢は誰かを幸せにできるのか…

〈1〉

昨日(10月5日)の夜、畏友(enju)とのコラボツイキャス「端くれ坊主ラジオー」の中で話した「お前のその夢は誰かを幸せにできるのか」について書こうと思う。

ちなみにこのコラボツイキャスは畏友の誘いで、なんのオブリゲーションもなく、世間のこと、人間のこと、宗教のことを気軽にお坊さんが語ろうという設定のものである。特段に有名でも、高僧でもない普通のお坊さんが普段何を考えているのか、何を話

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