エピソード#85 入院中の一時外泊。ご家族と素敵な時間を過ごしひまわりのような、素敵な笑顔が見れました

 
コロナ禍前のエピソード
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当日予約で入院患者さんの一時外泊のお手伝いをさせて頂きました。年齢もまだお若いこともあり、これはなんとしても対応してさしあげたいと思い、事前予約を調整させて頂いて、お受けすることにしました。
 
ご指定の時間に病室にお迎えに行くと、夏らしいお洋服とお帽子に着替えた、ご本人さまとご家族が準備万端で待っていて下さっていました。病棟の看護師さんも、外泊に必要な歩行器などの荷物を運ぶのも手伝って下さって、車に乗車して出発するまで見送って下さいました。入院してから１か月ぶりの外出との事で、車内ではすっかり夏休みムードになった熱海の街並みを、懐かしむように眺めているのが印象的でした。ご自宅に到着すると、近所の方が戻ってきたのを待っていたようで出迎えて下さり、「やっと帰って来れたの。」と涙の再会に、思わず私も涙ぐんでしまいました。 
 
つい先ほど、病室にお迎えに行った時にお会いしたご本人さまは、素敵なお洋服に着替えてはいましたが、患者さんでした。それが無事、ご自宅にお送りしてお別れのご挨拶をしたときの、ご本人さまのお顔の表情は、真夏に咲き誇る、ひまわりのような、素敵な笑顔で、もはや患者さんではないと思いました。２泊３日、ご家族と一緒に素敵な時間を過ごされる事と思います。良いお仕事をさせて頂きました。ありがとうございました。

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