愛〜ブレスオブライフ〜

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最近の記事

幼児決断、手強かった!

「幼児決断」という言葉、お聞きになったことありますか?この言葉に出会った時、「そーそー!私これだわ!」と嬉しくなったので備忘録。 子どもという生き物は、幼児の時から、親または養育者、信頼できると認めている大人たちから無意識にたくさんの言葉のメッセージを受け取っています。 親子間での会話、大勢の大人たちの集まり、コミュニティーで幼い子どもに向かって交わされる言葉(漏れ聞こえることも含めて会話に含みます)。 例えば、「あいちゃんは両親に似ているから〇〇ね」「あいちゃんは〇〇が

    • Lesson.2.健康的な人間関係〜その2〜

      <その1>で、わからないを前提に話していると思い込みも少なくなる。どれだけ甘えられる相手でも理解し合う姿勢を忘れたくない。時々する意見交換も楽しい。違ってもいい、ただそうなのだと尊重するだけ。尊重しあえる関係を増やしていきたいな、と思えるようになったと書きました。 少し前までの私は、上記のような文言を見聞きした時「はぁ〜い理想論!」「幸せな家庭で育ってきたんですねぇ」もしくは「現実逃避タイプ」って鼻で笑ってたんですwヒドイ! 「愛を持って相手の話を聞く、そして伝える」なん

      • Lesson.2.健康的な人間関係〜その1〜

        物心がついた頃から人間関係って面倒で厄介と思ってきたのは私だけでしょうかw 来年は小学生に上がるあいちゃんは早速こじらせているわけですね。というのも、我が家は不健康な人間関係で結ばれた家族でした。 きちんと客観視できた時、こんがらがった糸がスルスルと解け始めたのには驚きました。今はそうだったんだねぇと笑い話です。 幼少期のこじれのおかげで、ついこの間まで人と良好な関係を構築していくことが大の苦手でした。今は前ほど恐怖は感じません。ゆっくり練習中です! さて「健康」「不健康

        • 幼少期 幼稚園生あいちゃんと母 〜New愛の視点〜

          「あらまぁ〜残念」と、幼稚園生あいちゃんと母の精神状態を見ると声が出てしまいますw あいちゃんは結構早い段階で、自身が感じる外部と内部を切り離す手段をピアノのおかげで見つけてしまっていたわけですよ。 心の中の自分と、誰かと触れ合う時の自分をしっかり使い分け始めています。 相手が必要で望んでいることは先回りしてしっかり納める。 何が求められているのか肌でキャッチできるようになっていますから、母が何か伝えようとしても、母の気分に対処する時間。としか受け取っていないわけですね。

        幼児決断、手強かった!

          幼少期 幼稚園生あいちゃん〜母サイド〜

          息子がやっとつかまり立ちを始めた。喜びも束の間、兄から電話が入った。 「父が倒れた。近くの病院に入院した。」 仕事に出かけようとした父が行き道で倒れたのだ。 末期の肺がんだ。1年持つだろうか…だいぶ酷いらしい。肺に水が溜まりきっている。 この状態になるまで普通の人は耐えられないらしい。なんとも父らしい。 娘と息子を連れて入院している病院へできる限り通った。 歩き始めた息子の手を引きながら、病室まで続く階段を一段一段足を運ぶたびに父のことを思い返していた。 息子に「上手に登れ

          幼少期 幼稚園生あいちゃん〜母サイド〜

          幼少期 幼稚園生〜外と中の世界に気づく〜

          …ちゃん、あいちゃん、あいちゃん! お昼寝の時間だよ。 誰かが廊下を通れば気配を感じ、誰かが声をかける前には呼ばれると気づくことができる私が、真後ろに立って耳元で名前を呼ばれ、肩を揺さぶられるまで気付けない。 この状態を知ったのは幼稚園生、春の遠足前だった。 保育園で見たことはあったけど、近くに寄ることができなかった黒い艶やかな大きな箱。 ぶつかると痛い。 蓋を開けると白と黒の棒があって、白い部分を押すと層になった木の部分が出てくる。 ピアノだ。 保育園と同じものが図

          幼少期 幼稚園生〜外と中の世界に気づく〜

          幼少期 幼稚園生あいちゃんのおまじない

          幼稚園生になった私は、新しい園舎と先生方に心躍らせていた。 周りにいる園児はほとんどそのまま持ち上がりで、よく知った顔ばかり。 ちらりほらりと初めての人がいるな。くらいの気持ちだった。 たった一年の幼稚園時代。 ここで私は『あぁ毎日めんどくさい』に記してあるが(詳しくはお読みください)、私以外の全ての人たちが観察対象になった時である。 どうしてそうなったのか。 当時おまじないのように言われていた言葉がある。 「自分の気持ちは置いといて、相手の立場に立ちなさい。わからない

          幼少期 幼稚園生あいちゃんのおまじない

          若い時の苦労は買ってでもしておけ♡ By 祖母

          いつのことだろう。 ランドセルを背負った時には知っていた言葉だったから、それ以前に教えてもらった言葉だと思う。 祖母は絶妙なタイミングで当時の私には理解できない言葉をたくさんくれた。 その中の1つだ。 庭で遊んでいると祖母がふら〜っと出てきて、縁側に腰掛けて私を愛でる時間がある。 そのあと、洗濯物を取り込む祖母についていくと、おまじないのようにいろんな言葉をくれた。 記憶している一番最初の言葉。 「若い時にする苦労は必ず将来役に立つ。お金を払ってでもしとくとええってこと

          若い時の苦労は買ってでもしておけ♡ By 祖母

          Lesson.1.過去を振り返る時、イヤな思いに飲み込まれない、ぶり返さないコツ

          過去の私の思い出を書き始めたわけですが、私なりに嫌だった感情を書き進めているわけで、どう整理してきたか自分なりのコツを書いてみました。 幼い頃に経験したこと、嫌な思い、トラウマなど 今思い返すだけでハラワタが煮え繰り返る! この世が終わる心地になる… そのような感覚をお持ちの方も多いと思います。 感情は一瞬で心と頭に広がり、身体まで広がっていき全てを支配することができる強力なエネルギーです。 使い方によっては最強の武器になるのですが、ここでは負の感情に焦点を当ててお話しし

          Lesson.1.過去を振り返る時、イヤな思いに飲み込まれない、ぶり返さないコツ

          幼少期 保育園児時代 〜New愛による自己価値設定解除〜

          誰がどう見ても産後うつの母。 ザ・昭和初期の考え方の両親が「産後うつ」なんて言葉を手に入れるような環境にはなく、自分で自分を追い込んでいくような日々だったでしょうねぇ。 お母さん、本当にお疲れ様でした。 ワンオペ育児も本当にお疲れ様でした。 さてさて、保育園児愛ちゃんは完全保守型に振り切りましたね。 よほど両親が醸し出す雰囲気が怖く嫌だったんでしょう。 今の私から見ても、お疲れ様!と言ってあげたい冷たい空気の家。 さぞ辛かったでしょうね。 大人の疲労は子供が察するに有り余り

          幼少期 保育園児時代 〜New愛による自己価値設定解除〜

          幼少期 保育園児愛ちゃん〜母親サイド〜

          最近2人目が産まれた 男の子だ よかった 子孫繁栄義務はこれにて終了だ。 あの子を将来1人にするということだけは避けられた ここは田舎も田舎 女の子1人なんて将来娘がなんて言われるか なんとしても男の子が必要だった。 夫には2人目はやめてくれと言われたが、将来のことを考えたら男の子は絶対だった。 最低でも妹が必要だった。 私がいつまで生きられるかわからない身体だからだ。 自分でも身体が弱いことはわかっている。 支え合う人が娘には必要だと思ったからだ。 本当によかった と

          幼少期 保育園児愛ちゃん〜母親サイド〜

          幼少期 保育園児愛ちゃん、人間観察を始める

          弟が母親と一緒に帰ってきた その日からさらに神経を張り巡らせて生活をすることになった。 朝、目が覚めると胃の辺りがぐっと重たくなる。 幼少期から朝は大嫌いだった。 「あなたは小さい頃からお布団が好きね」とよく母親に言われる。これは認めよう。 だが、それ以上にお布団以外が安心できる場所でなかったと、今ではわかる。 毎朝どんな顔で振り向いてくるかわからない母親の後ろ姿に、声をかけるのが怖かった。 唯一の救いが平日、幼い私の起きている間に父親は仕事で顔を合わせることがない事だ。

          幼少期 保育園児愛ちゃん、人間観察を始める

          弟誕生。私の気持ちに気づく。

          保育園に通っているとき、弟が産まれた。 この人生に対しての記憶があるのは、この辺りからだ。 「出かけるぞ」 父親が裏の勝手口を勢いよく開けて言った。 今から?夜なのに? 疑問を持つが早くしないと機嫌が悪くなり面倒だから急いで支度する。 とはいえ、保育園児の私は父親の機嫌を損ねるに十分だ。 なんとか父親の車に乗せられて、しばらく黙っていると、最近見ない母親のところへ向かうとのことだった。 父親の運転はあまり好きではない、気に入らない輩とすれ違うと悪態をつくのが、幼いながらに

          弟誕生。私の気持ちに気づく。

          生まれた環境設定

          日本 自然豊かな場所 普通のサラリーマンの家庭 両親 弟1人 犬一匹 一軒家 ※裕福ではないけれど、衣食住は保障されている ※目に見える問題はほとんどないのが特徴 時系列的には保育園(3歳、4歳)→幼稚園(5歳)→小学生の順に進みます。 ひとつ前の記事は、フライングしてしまった記事です… 混乱を招いたらすみません💦

          あぁ毎日めんどくさい(※はじまり)

          幼稚園生だった当時は「面倒」という単語を適切に理解していなかっただろう。 しかし、毎日が退屈で面倒だと強く感じた瞬間 衝撃を受けたことを覚えている。 なぜなら幼稚園にあるお遊戯室で、おやつの時間の後腹ごなし運動をしている最中だったのだから。 頭の上でチューリップ〜♪と笑顔で手をかざしながら、「あぁ毎日退屈、めんどくさい」と湧いて出てきたのだ。 家と幼稚園と、日常を整えるためにほんの少し出歩く場所が私の知っている世界。 生活のリズムを整えるという名目で、毎日同じことを要求し

          あぁ毎日めんどくさい(※はじまり)

          はじまり

          夜が終わってしまう カーテンから漏れる光が白くなってきた 朝が来るのが怖い 感情が押しつぶされる時間が始まる 息が吸えてしまうことにガッカリし 起き上がることができない体を理性で無理やり動かし 重力を背負い込むように布団から這い出る 暗幕で包まれた心を、一生懸命キラキラの世界を模して脳をごまかす 私は大丈夫だと そして満面の笑みで仕事場へ向かう キラキラエネルギーを必死にかき集めながら長い夜が来ることを待つ 早く来い早く来いと 数年前まで最短で人生を終えるにはどうしたら良い