見出し画像

Lesson.2.健康的な人間関係〜その1〜

物心がついた頃から人間関係って面倒で厄介と思ってきたのは私だけでしょうかw

来年は小学生に上がるあいちゃんは早速こじらせているわけですね。というのも、我が家は不健康な人間関係で結ばれた家族でした。
きちんと客観視できた時、こんがらがった糸がスルスルと解け始めたのには驚きました。今はそうだったんだねぇと笑い話です。
幼少期のこじれのおかげで、ついこの間まで人と良好な関係を構築していくことが大の苦手でした。今は前ほど恐怖は感じません。ゆっくり練習中です!

さて「健康」「不健康」とはなんぞや、ですよね。
私が思う不健康な人間関係とは、相手に対して感情が奴隷状態になることです。
精神的に見えない鞭が心に振り下ろされ、見えない鎖が心を締め上げていく、そんな状態を指します。
「〇〇を見たら◎◎と思う」「〇〇と言われたら◎◎と感じる」これって、人それぞれだと思うんです。
ケーキを見て「わぁ!!食べたいなぁ」と思うか「うわっ甘そうだな…」と思うか、どうでも良くないですか?どちらもあり得る心の状態ですよね?
「今日は食べたいなぁ」など、どんなふうに思っても人様に害はないですよね?
強制しなければ。そう「強制しなければ」←ここポイントです。

両親は子どものあいちゃんに対して「自分の気持ちは置いといて」(おまじないの章)を徹底します。
相手が何を思って、何を望んで、何をしたいのか。これを察知できることが一番だと教えました。
「そうすれば生きていきやすい」確かにそうなんです…なにも疑問が浮かびませんから。
でもこれ、自分の心を感じないようにする強制なんです。これが続くと相手に対して不信感を覚えます。
少しずつ両親に対しても不信感という黒いモヤモヤした気持ちが増えていきました。

さらに別の問題もありました。私と両親の感性はだいぶ違ったんですねw
私は幼い頃から万物に対して感情豊かでした。でも両親からすると、大人との会話を仮定した時に豊かな感性は邪魔なものだったのです。
だから湧いてくる感情を「そんなことどうでもいい、自分の気持ちは置いといて考えなさい」と教えました。

何をどう私が感じても、両親にとって有益(両親が描く良い将来)でなければ「違うよ」「普通はね」「大人はね」と、訂正されてきたんですね。
最初はそんな考えもあるんだと思っていたんだと思います。そんな風に捉えられたら大人になれるんだな、くらいに思っていたんですが、毎日毎日繰り返される否定と両親の正義の刷り込みに対して、小学生が近づく私は疑問を持つことが多くなってきたんです。
それでも徹底された感情のコントロールの会話に疲れてきてしまって、従うことを選びました。
何を言っても伝わらない、私の気持ちはこの人たちにはどうでもいいのだ、と思ってしまったタイミングがあったのです。

言われるがままに従った時、両親はとても嬉しそうでした。その顔を見た時、嬉しかったんです。やっと喜んでもらえた!と。
スムーズに話しも進みました。苦痛な時間が少なく済みました。楽な方法を見つけた私は、全てを従うと決めるのです。
さらに繰り返すうちに、相手の先読みができるようになったんです。何を言われなくても表情を見れば欲しいものがわかる、言いたいことがわかるようになってしまったんです。
感覚が研ぎ澄まされていると、相手の姿が見えなくてもわかるようになりました。どうしたら注意を受けないか、それに徹した結果だと思いますw
こうなると、私は今何を感じているかなんて考えなくなるんですね。相手の思っていることを読むだけで、その場がスムーズに進むのですから。良いことにも思えたんです。

子供は素直ですね、あっという間に人と関わるときの習慣になっていたのでした。

両親は素直に従う娘に安心しました。物分かりのいい子、話の通じる子、教えやすい子、外に連れて行っても恥ずかしくない子…いわゆる「良い子」になったのです。
両親に対して疑問や不信感を抱いていたのですが、伝える術もなかったですし、そんなことを質問できる関係ではなかったのです。

そう!ここなんです!!
「伝える術もなかった」「質問できる関係ではなかった」この状態、良い間柄に見えますか?仲良く見えますか?
残念ですがペット以下だと思います。

身をもって学んだ私は今、我が子と健康的な人間関係を構築中です!

  • 小児、幼児であろうと、“小さな大人”として敬意を持って対応する

  • 相手の状態をできる限り推測して、意に反することではないか確認を取る(親子間であっても)

  • どうしてこの手段を取っているのか、ゴールを見せる

  • そのゴールが望んでいるものと違ったら、提案し直す

  • 確認を取ることができなければ(そのような年齢に達していない、考察できない状態)、我慢していないか確認する

  • 本当はどうしたいか行動をするたびに、希望を聞く

これを続けると、こちらの提案の意図も推測する癖がつき、自分の希望も伝えられるようになるようです。
もちろん親子間以外でも、丁寧に向き合うことで信頼関係が強まっていくと感じています。
たとえ親子でも家族でも他のエネルギー体。他人様。隅々までわからなくて当たり前。お相手様とどれだけ仲が良くても、愛し合っていても簡単には理解できない。理解し難いところがある。ということは「私の事わかるでしょ!?」はナンセンス。
「わからない」を前提に話していると思い込みも少なくなる。どれだけ甘えられる相手でも理解し合う姿勢を忘れたくない。時々する意見交換も楽しい。
違ってもいい、ただそうなのだと尊重するだけ。尊重しあえる関係を増やしていきたいな、とようやく腹の底から思えるようになりました。

「愛を持って相手の話を聞く、そして伝える」

これが、一番最初のステップかなと今は思っています。
とはいえ、愛を持ってなんて…無理よ!!!って思う時ないですか?
そんな時の私の心の持ちようを次回お伝えします。

お楽しみに!

Lesson.2.健康的な人間関係〜その2〜
幼稚園生あいちゃん視点
幼稚園生母視点
幼稚園生New愛視点


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?