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about LIFE(生きるとか、人生とか)

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#note編集

きっともう、今は「いつか」なんだろう

きっともう、今は「いつか」なんだろう

ビレッジマンズストアというバンドの「眠れぬ夜は自分のせい」という曲が好きだ。恋い焦がれる歯がゆさと相手を愛おしく思うもどかしさが、アップテンポの曲調に絶妙にマッチしていて、とっても好きだ。歌詞はもちろん好きだけれど、なによりもこのタイトルに心惹かれる。最近のラブソングは、「眠れないのは君のせい」「涙が出るのはあなたのせい」と、相手のせいにしすぎじゃなかろうか。自分の恋心のせいにしつつも、いじらしさ

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お酒で「出来上がる」わたしたち

お酒で「出来上がる」わたしたち

お酒が好きだ。
知らない人とも酒さえあれば、大体楽しい時間が過ごせる。お酒が卓にあるだけで、なかなかトークが弾むということに気づいてしまった23歳。時には逃げに、そして時には祝いの盃として、大人にとってお酒は談笑の場に欠かせないものとなった。
お仕事ではもちろんだけれど、まったく仕事に関係ない場でいきなり知らない方と飲むのもなかなか刺激的だ。
以前の記事でも書いたけれど、お酒の席では大人は嘘をつけ

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わたしが編集者になった理由

わたしが編集者になった理由

中学2年生の時から書いていた携帯小説のpv数が30万を超えたあたりから、わたしは小説を書くのをやめた。今読み返すと赤面して暴れて家を半壊してしまうと思うので、絶対に読まないと決めている。自分が書いた携帯小説なんて、妄想の塊すぎて直視できない。多分凹む。痛すぎ、こじらせすぎ。オルァって、勢いで消してしまうと思う。…それはちょっとしたくない。もしもこの先誰かと結婚するという素敵な縁に恵まれたら、旦那さ

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バカとブスほど金がかかる

バカとブスほど金がかかる

「お金がなくても生きていける」なんて嘘だ。「愛さえあればお金なんて」。あれも大嘘。お金がない人が自分を納得させるために勝手に言いふらした妄言だと思っている。
この世の中、お金がなければ何もできない。お金さえあれば大体のモノは手に入るようにできている、資本主義社会。そこに人の情は関係ない。お金はモノを得るための手段。この社会は、そのような無機質な「モノ」で成り立っている。会社にとっての人間は働くコマ

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いつか旅立つその日まで

いつか旅立つその日まで

ばあちゃんが亡くなった。

その日は木曜日だった。思い返せばわたしは朝からソワソワしていた。仕事中も落ち着きがなくて、楽しみだった映画の試写会中も上の空で、ちょっと心細い日だった。
なんだかひとりでいたくなくて、誰かに会いたくて、顔を見て安心したくて、平日にも関わらず仲良しの先輩を誘って飲みに行った。
帰宅してからもどこか不安で、今度は大分にいる大好きな先輩に電話をした。たわいもないお話をしている

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