法政大学大学院メディア環境設計研究所

法政大学大学院メディア環境設計研究所では、5G・IoT時代に対応する人間を中心としたメ…

法政大学大学院メディア環境設計研究所

法政大学大学院メディア環境設計研究所では、5G・IoT時代に対応する人間を中心としたメディア環境の設計を考えています。 2020年6月に、書籍『アフターソーシャルメディア -多すぎる情報といかに付き合うか』を出版しました。 イベントの告知や記事のアーカイブを発信していきます。

最近の記事

9/13「ワクワク移動のためのイノベーション」をテーマに、もやもや議論する研究会を行います。

法政大学メディア環境設計研究所「移動とメディア」研究会 vol.4を、「ワクワク移動のためのイノベーション」をテーマに9月13日に行います。 オンラインの授業や研究会は、合理的ですが新たな着想が生まれにくくなっています。そこで、リアルでテーマを深堀りする研究会を実施します。MaaSなどの新サービスが注目されていますが、どことなくワクワクが乏しいように思います。新たな出会いや驚きに満ちた移動は可能なのでしょうか。人類学者の比嘉夏子さんを迎えてもやもや議論します。 研究会「ワ

    • メ社設計ワークショップ「これからの多摩キャン授業を設計する」を行いました

      法政大学社会学部メディア社会学科設計コースと大学院メディア環境設計研究所では、8月2日に「これからの多摩キャン授業を設計する」をオンラインで行いました。恒例となりつつあるメ社設計イベントです。 大学では2020年から新型コロナ対策で急激にオンライン授業が進みました。学生からは、「大学の授業は対面が大切だ」、「多摩キャンパスの アクセスを考えてコロナが収束しても残して欲しい」など様々な意見が寄せられ、どのようなオンライン・対面授業が「良い」のかの試行錯誤が続いています。そこで

      • 試作ではなく、状況を可視化するためのプロトタイピングの可能性

        法政大学大学院メディア環境設計研究所では3月6日に、研究会「体験をどのように設計するのか、図書館と新規事業のアイデアWSから考える」を開催しました。高知県佐川町に建設される図書館を中心とした新文化拠点の情報環境設計と、移動体験の新サービスのアイデア創出という2つの報告から、メディア体験の設計を考えました。 発表①「 佐川町新文化拠点から考える情報環境設計」リ・パブリック白井瞭&ishibashi nagara architects石橋慶久・長柄芳紀 高知県佐川町の新文化拠

        • 体験をどのように設計するのか、図書館と新規事業のアイデアWSから考える。

          法政大学大学院メディア環境設計研究所では、デジタルとアナログ、リアルとバーチャル、と様々なメディアに囲まれた空間から情報を得る社会において、その体験はどのように設計できるのか、また設計できないのか。高知県佐川町に建設される図書館を中心とした新文化拠点の情報環境設計と、移動体験の新サービスのアイデア創出という2つの報告から考えます。 研究会の概要 日時:2022年3月6日(日曜日)13時から17時ごろまでオンライン(zoom)で行います。 発表者: 野々山正章さん:Yum

        9/13「ワクワク移動のためのイノベーション」をテーマに、もやもや議論する研究会を行います。

          「ローカルの移動を捉え直す」を行います。 法政大学メディア環境設計研究所「移動とメディア」研究会 vol.2

          5G・IoT時代に対応する人間を中心としたメディア環境の設計を考える法政大学メディア環境設計研究所。 2020年6月に書籍『アフターソーシャルメディア -多すぎる情報といかに付き合うか』を出版するなど、情報過多時代における人々の情報接触について調査・研究を行ってきました。2021年度から「移動とメディア」をテーマに取り組みを進めています。 近年、過疎地域などでマースMaaS(Mobility as a Service)や自動運転の実証実験などが行われていますが、課題解決に結

          「ローカルの移動を捉え直す」を行います。 法政大学メディア環境設計研究所「移動とメディア」研究会 vol.2

          「速い」「お得」よりも大切な、鉄道の新しい価値 | 移動空間のメディア環境 〜電車中心から人間中心へ〜(後編)

          前編では、移動空間での情報提供に注目しながら、風景や乗客、人々の物語など様々な面で鉄道はメディアであるということを取り上げました。そうした鉄道のメディアに注目することで、乗客にとって「愛のある」メディア環境が見えてきます。 しかし実際の鉄道では、たくさんの人を乗せる効率性や、終点など行き先の情報を流すことばかりが重視されています。 (撮影:藤代ゼミ2年 相田さん) 西武ドームでの野球観戦後、ごった返すホームで立ち往生している人々。次々に電車がやってくる。 効率重視の残念な

          「速い」「お得」よりも大切な、鉄道の新しい価値 | 移動空間のメディア環境 〜電車中心から人間中心へ〜(後編)

          鉄道の情報提供には「愛がない」| 移動空間のメディア環境 〜電車中心から人間中心へ〜(前編)

          『アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか』(法政大学大学院メディア環境設計研究所編)が明らかにした、スマートフォンやソーシャルメディアがもたらした情報過多なメディア環境を踏まえ、電車や駅のあり方を考えるウェビナー「移動空間のメディア環境 〜電車中心から人間中心へ〜」を開催しました。 ウェビナーの議論を再構成してお届けする記事の前編は、鉄道と情報について。「鉄道の情報提供には愛がない」とJR完乗(完全乗車)の田中さんは言います。「愛がない」とはどういうこと

          鉄道の情報提供には「愛がない」| 移動空間のメディア環境 〜電車中心から人間中心へ〜(前編)

          電車とメディアの関係とは?MaaSはどう思う?「移動空間のメディア環境」登壇者に聞いてみた

          11/30(月)に法政大学大学院メディア環境設計研究所のウェビナー「移動空間のメディア環境」の第一弾として、電車・駅などの移動空間のメディア環境を考える、〜電車中心から人間中心へ〜を開催します。 このnoteでは、ウェビナーを運営している法政大学の藤代ゼミ生の根本が、登壇者のみなさんに、電車とメディアの関係や、近年移動や交通の中で注目されている概念「MaaS(マース)」に関する質問をしてみました! 「電車って、こんなに可能性があって、楽しいものなんだ!」と気づかされる回答を

          電車とメディアの関係とは?MaaSはどう思う?「移動空間のメディア環境」登壇者に聞いてみた

          11/30開催「移動空間のメディア環境」〜電車中心から人間中心へ〜

          法政大学大学院メディア環境設計研究所のウェビナー「移動空間のメディア環境」の第一弾として、電車・駅などの移動空間のメディア環境を考える、〜電車中心から人間中心へ〜を11月30日(月曜日)に開催します。 6月に研究所から出版した『アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか 』が明らかにした、スマートフォンやソーシャルメディアがもたらした情報過多なメディア環境を踏まえ、移動空間を考えます。今回のウェビナーでは、移動空間の中でも電車や駅に注目し、そのメディア環境に

          11/30開催「移動空間のメディア環境」〜電車中心から人間中心へ〜

          9/28開催:ローカル発情報の2つの壁「情報過多」と「情報過疎」をどう越える?

          “ローカルおじさん”こと博報堂ケトルの日野昌暢(『絶メシリスト』プロデュサーなど)さんと『アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか』の著者・編集者の藤代裕之と藤代ゼミ生が、9月28日19時から「アフターソーシャル時代のローカルからの情報発信法とは?」とのタイトルでB&Bのオンラインイベントでトークを行います。 『アフターソーシャル』では、ソーシャルメディアなどの登場で情報過多時代の情報受信者の現状を明らかにしました。これまでの情報発信の方法では、地域へも、

          9/28開催:ローカル発情報の2つの壁「情報過多」と「情報過疎」をどう越える?

          若者の忖度は人類の進化だ!?『アフターソーシャルメディア』時代のビジネス開発とは

          『アフターソーシャルメディア』時代のビジネス・サービス開発はどうなるのか?大企業のイノベーション創発をサポートしているフィラメントのメンバーと『アフターソーシャルメディア』の執筆メンバーが、フィラメントが運営するメディア「QUMZINE」で議論しました。 (登壇者) 角  勝   フィラメント 代表取締役 CEO 宮内 俊樹 ヤフー/フィラメント/京都芸術大学・客員教授 白井 瞭  リ・パブリック 藤代 裕之 法政大学社会学部教授 「この本(アフターソーシャルメディア)が

          若者の忖度は人類の進化だ!?『アフターソーシャルメディア』時代のビジネス開発とは

          グラレコがズレを可視化した!|「アフターソーシャルメディア」刊行の舞台裏

          このnoteは、日経BP社より刊行された「アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか」(法政大学大学院メディア環境設計研究所編)の著者の野々山正章・久保田麻美(くぼみ)が出演したPodcastに基づいたnoteです。 今回、INFOBAHN DESIGN LAB.さんが配信されているPodcastのIDL/Rにお招きいただきました。 本書で第6章、第8章の一部の執筆と、装丁、図表のデザインを担当している野々山正章と、本書内のイラスト、装丁、図表のデザインを

          グラレコがズレを可視化した!|「アフターソーシャルメディア」刊行の舞台裏

          見たはずのフェイクニュースを「覚えていない」| ズレから探る“今どき”のメディア環境(後編)

          このnoteは、日経BP社より刊行された「アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか」(法政大学大学院メディア環境設計研究所編)を、皆さんにより知っていただくために開催されたウェビナーに基づいたものです。 前編「いいねの『質』は、いいねの『数』ではわからない」 では、出版のきっかけとなった、メディア環境のわからなさの背景に注目。データからは見えない、実際の人々の情報の接し方を取り上げました。 見えてきたのは、メディアや情報への付き合い方の「ズレ」の存在です

          見たはずのフェイクニュースを「覚えていない」| ズレから探る“今どき”のメディア環境(後編)

          いいねの「質」は、いいねの「数」ではわからない | ズレから探る“今どき”のメディア環境(前編)

          このnoteは、日経BP社より刊行された「アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うか」(法政大学大学院メディア環境設計研究所編)を、皆さんにより知っていただくために、7月22日に開催されたウェビナーに基づいたものです。 後編『見たはずのフェイクニュースを「覚えてない」』のnoteはこちら (登壇者) 白井瞭…リ・パブリック 藤代裕之…法政大学社会学部教授 吉川昌孝…博報堂DYメディアパートナーズ 根本藍…法政大学社会学部4年 ソーシャルメディアが生活に浸

          いいねの「質」は、いいねの「数」ではわからない | ズレから探る“今どき”のメディア環境(前編)