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チョコレートって面白い!新チョコブランドのリリース記念イベントで伝えたかったこと

こんにちは、AFKy立ち上げ中の田村昂佑です!

人生で初めてBean to Bar(カカオ豆から一貫製造する板チョコレート)を食べて、衝撃を受け、半年後に自分のチョコレートブランド「AFKy」をリリースすることになりました。

AFKyを立ち上げた背景は前回のnoteをご覧ください!

2023年2月5日都内某所で、AFKyリリース記念イベントを開催しました。テーマは「チョコレートって面白い。」
大半がチョコオタクではない方々の中、様々な趣向を凝らして、チョコレートの奥深さ・可能性を体験していただいたので、イベント開催の狙いと開催の様子を書いてみることにしました。

イベントには、ひとりの人生を変える影響力がある

前回、僕自身は元々チョコレートが特段大好きというわけではなかったというお話をしました。

どちらかというと倹約家なので、普段からお菓子を買う習慣はなかったですし、それなりのお値段がするBean to Barなんて、接する機会は全くありませんでした。

チョコレートは、バレンタインでGODIVAのチョコレートをちょびちょび食べるくらいの存在でした。

そんな僕が自らチョコレートブランドを立ち上げるきっかけとなったのが、MInimalさんによるカカオ豆からのチョコレート作りワークショップ。2022年の初夏に、高校時代の友人とたまたま参加したにすぎないのですが、産地による味や風味の違いを感じたり、店員さんが楽しそうに説明する様子を見て、チョコレートの奥深さに衝撃を受けました。

衝撃すぎて、ワークショップの帰り道に、カカオ豆とコーヒーミル(当時は何も知識がなかったのでコーヒーミルでカカオ豆をすり潰そうとしました笑)を購入していました。帰ってすぐにYouTubeを見ながらテンパリングも勉強しました。

テンパリングを勉強した時のメモ

知識も何もない状態で、とりあえずチョコを作りたい一心だったので、今思うとアホな行動ですが、たった1回のワークショップで、今までIT企業しか知らなかった僕の人生はガラリと変わったのです。

リリース記念イベントで実現したかったこと

イベントに影響を受けた者として、自分が主催するときも、ただの試食会や商品を宣伝する場にはしたくない思いがありました。今回開催したリリース記念イベントも、AFKyを知ってもらう以上のことを目指して企画しました。

イベントでの最終ゴールは、「ひとりの人生に強い影響を与える」です。

そのための手段として、参加者さんにはAFKyのキャッチコピーである「チョコレートって面白い。」を心と身体全てで感じてもらうことにしました。

GOALと手段

チョコレートのイベント1回で人生は変わる

  • ゴールに対して手段が遠すぎでしょ笑

  • たまたま田村にはチョコが刺さってブランド立ち上げたじゃないか

はい、そう思いましたね?(決めつけ)

僕自身、本記事の読者だったら思います笑
ただ、チョコレートオタクではない方ほど、人生に与える影響度は大きくなると確信しています。

ただ食べるだけではない試食会

イベントの主なコンテンツは、ランチとAFKy試食会でした。

ランチ選びも相当こだわったのですが、紹介すると修士論文みたいな分量になってしまうので、今回は割愛します。

Slack内ではお弁当選びの背景を投稿しているので、気になる方はワークスペースに入って見てください。こちらから入れます(90日でメッセージが消えるのでお早めに)。

ご用意したお弁当だけ紹介すると、学芸大学にあるみどりえさんを利用させていただきました。AFKyのコンセプトと被る部分もあり、お味が美味しいのもあり、最高でした!

ここから下でAFKy試食会での狙いと具体的に参加者さんに提供したことをご紹介します。

人は非日常を求めている

普段は行かない場所に行ったり、普通では味わえない体験をして、大きな充実感に満たされた経験はないでしょうか?
その日の体験で価値観に影響が与えられたり、視野が広くなる感覚があったかと思います。

これは何も海外旅行に行ったり、ギネス記録を達成するレベルでなくとも、年に数回、月に1回はあるかと思います。たとえば、普段はカフェといったらスターバックスに行っているのに、なんとなくチェーンでないコーヒスタンドに行くこと、普段とは違う経路で会社や学校から帰ることも、小さな非日常だといえます。

普段と違うものを食べるだけでは非日常の充実感としては弱いですが、五感で感じる体験として認知すると、一気に非日常らしくなります。リリース記念イベントでは、ただAFKyというチョコレートを食べるだけでなく、チョコオタクでない限り触れてこなかったであろう体験を意識的にデザインしました。

実際に取り入れたのが、カカオ豆の殻剥き体験です。一からチョコレートを手作りをするとなった時に、実は1番大変なのが殻剥き工程です。カカオ豆の硬さや質感を肌で感じてもらいました。殻を剥けるまでチョコレートはお預けです笑

この非日常による充実感は、その体験一つでは人生を変えるほど大きな影響力を持たないのは事実です。ですが、充実した日を過ごすと居ても立ってもいられなくなる経験はないでしょうか?
新たな非日常を求め、今までしてこなかったチャレンジをするエネルギーにはなるはずです。

AFKyリリース記念イベントだけで、人生を変えることはなくても、そこで得た充実感をもとに次の行動を起こし、雪だるま式に良い影響を与えられると良いなと思っています。

カカオ豆の殻は結構硬い

好奇心を刺激する

今まで知らなかった世界を知ることって楽しいですよね。AFKy立ち上げ前に、野島 繁昭さんのコーチングを受けていたのですが、人生を充実させるためのゴール設定で、「知性」の観点がありました。

知性(ここでは好奇心)は、コーチング的にも人生を充実させるために重要な要素と位置付けられています。

Ⅵ「知性」

リリース記念イベントでは、参加者さんの好奇心を満たせるように、チョコレート以外の小道具も用意していました。カカオポッド(カカオの実)・カカオパルプ(カカオの果実)・カカオ豆(カカオの種)です。

今回のイベントでは、カカオ豆からチョコレートを作るわけではないのですが、チョコレートの原材料を知って、工程を擬似的に体験してもらえる工夫をしました。ただチョコレートを食べているだけでは気付けない奥深さを触って、見て、食べて深いレベルで知ってもらうのが狙いです。

カカオポッドの中に白いカカオパルプと、パルプに包まれたカカオ豆が入っている|写真撮り忘れたのでフリー素材です…

そして深いレベルで知った知識は他の人に話したくなるものです。近しい友人や同僚・家族と話すきっかけになることで、人間関係を良い方向に向かわせることができます。

そういう意味でも、好奇心を満たすイベントは、参加者周辺の人も巻き込んだ人間関係を改善する大きな役割を果たしていると言えます。

人との出会いが結局1番大事

冒頭でMInimalさんのワークショップの影響でブランドを立ち上げたと書きましたが、実はもっと大事な要素がありました。西脇さんとの出会いです。

AFKyも食べてくれた西脇さん↓

西脇さんとは、MInimalさんのワークショップを通して話すようになり、AFKyを考える前に何度もコーヒー屋さんやチョコレート屋さんを案内してもらっていました。おそらくこの出会いがなければ、僕がここまでチョコレートにハマることはなかったかと思います。

新たな出会いがあり、今まで知らない世界を知れたことで、AFKyが誕生したのでした。

ですが元を辿れば、ワークショップというコンテンツを通して、西脇さんと僕の間でやりとりが生まれたので、やはりイベントが全ての起点になっています。

「ひとりの人生に強い影響を与える」をゴール設定したAFKyのイベントもやはり人と人が出会い、新たな刺激を受け取れる場とすることが重要です。そのためには、話すきっかけとなる上質なコンテンツが必要です。そのコンテンツのテーマが「チョコレートって面白い。」を心と身体全てで感じてもらうことなのでした。

実際、前述の殻剥き体験やカカオポッドなどの小道具の用意からの会話はもちろん、産地別に作ったチョコレートであるAFKyを食べて、感想を言い合うなど様々なやりとりが行われていました。

参加者同士でワイワイ

当日の参加者は、ITやコンサル企業などでバリバリ働いている方が多かったのですが、この日はSlackをチラチラ見て落ち着かないという方はいませんでした笑

皆さん、他の参加者さんとのコミュニケーションに夢中になっていました。まさにAway From Keyboard!!

イベント終了後も参加者間で緩く繋がり、せっかくできた関係・交流を暖めたいと考えております。実際、イベント参加者さんと一緒に後日コーヒ巡りをしました!

イベント後の緩い繋がりも

その場だけでは、人生を大きく変えることにはならないでしょうが、困った時に助け合える仲間、ちょっとした飲み友達くらいの関係になることはありえると思っています。そうした緩い繋がりは、時が来たら人生の大きな転機の支えになるかもしれません。

AFKyというチョコレートブランドを立ち上げるに至った事例があるので、良いコンテンツを触媒とした出会いは、本当に大きい影響力があるなと日々感じています。

最後に

「チョコレートって面白い。」をテーマに開催したイベントでは、上記のように様々なコンテンツを用意してみました。アンケートでは

  • 知らなかったチョコレートの世界に衝撃を受けた

  • 普通にチョコを買うだけではできない体験ができた

  • 他の参加者さんと感想を言い合いながら、味わうことで新たな気付きを得られた

という感想をいただきました。

また、お土産にカカオ豆を持って帰り、家族でカカオ豆の殻割りをした方もいて、良いコミュニケーションツールを提供できたかなとも思っています。

残念ながら、人生を大きく変えたという話は今のところ聞いてはいませんが、長い目で見れば、参加者さんの教養となり周囲の方々とのコミュニケーションツールとなったり、イベントでできた新たな人間関係がいつか大きな転機を支える役割を果たしてくれるのではないかと期待しています。

AFKyでは今後もイベントを開催予定です。
開催予告はSlackで行うので、少しでも気になった方はお気軽にAFKy Slack Storeへご参加ください。いつでもお待ちしております。

入店はこちら
上記から入れないときはホームページからお入りください。


あとがき

イベントではAway From Keyboardしすぎて、全員での集合写真を撮り忘れるという失態を犯しました。AFKyしすぎも考えものです。

参加者が半分帰った後に撮った集合写真

それから、このイベントは僕一人で準備したわけではなく、チョコレートを作ってくれたかなるさん、イベント準備から当日オペレーションまで仕事ができすぎる浅井さんに手伝ってもらい実現しました。感謝。
皆さんもお二人に拍手!

ツイッター始めました。

インスタもやってます。

https://www.instagram.com/choco_nosuke3/


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