マガジンのカバー画像

112
和合亮一さんの「詩の礫」から派生した 礫を起点に波紋のよう奇想は巡る
運営しているクリエイター

#世界

書を捨てよ、博物館へ行こう詩人のいる博物館②

書を捨てよ、博物館へ行こう詩人のいる博物館②

講師
詩人
和合亮一
詩人三沢市寺山修司記念館館長
佐々木英明


12月23日(土)13:30-15:30

福島県立博物館講堂&オンライン

「アクション」

寺山修司は文学青年だった
寺山修司=競馬の世界

寺山修司記念館の展示方法について
遠回りする見せたくないような展示のしかた劇場型の「アクション」を加える事で見えてくることがある

寺山修司記念館の客層
①『20前後寺山修司を知らな

もっとみる
表現下(ひょうげんした)

表現下(ひょうげんした)

汗をかく
汗で描く
流しながら描いた
夏場はドバドバドバっと滝のように
冬場は鹿威しがカポンと音が鳴るように
身体をつたって蒸発して消える
水彩我
擦って
拭って
ブルブルと
頭を揺らして
軌跡は遺らない
ドローイング
斬って
裂いて
空気
零れ落ちた私

視えるか?
この表現を
視えるのか?
この存在を

大袈裟に世界なんて言わんでも
残滓を遺して
残像を映して

今は
ここに
いる

nowh

もっとみる