コロ夏

感想とか日々の雑感とか、オリジナルssのやーつとかたまに書きます

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最近の記事

アイドルのメッセージアプリのはなし。

日向坂とか櫻坂のメッセージアプリをとってて思うことは、こう色々あるのだが、一番気になるのは着信のときだ。 着信風のボイスメッセージなのだが、なんかこう「今日はこういうことがあって、あれこれやったんですけど、みなさんはどんな感じでしたか?」なんて訊いてくるメンバーがいる。 あれすごい嫌だ。 なにが嫌って「みなさん」って言ってるところが嫌。お前は個人間での電話で皆さんはどうですかなんて訊くのか? こっちは月額料金払って近い距離感を味わいたいというのになんで『たくさんいるファン

    • 最近ひなあいがいまいちハマれなくてそこさくがまぁまぁ良いってはなし

      さいきんひなあいにハマれない。 面白くなくなったわけではなく、私自身が単純に面白く感じられなくなったのだと思う。 観たら観たでワハハと笑えるんだけど、観るまでに「なんかいっかなぁ……」って思ってしまう。 たぶん思い当たることとしては、ことひなあいにおいては日向坂というグループが佐々木久美のワンマンチームとなりつつあるからなのだと思う。これまでは二期生は渡邉美穂がいたからある程度いろんな広がりが見えていたのだが、彼女が卒業してから2期生はやはりパワーが削がれたように感じる。

      • 最近読んだ本のはなし。

        ・竹宮ゆゆこ先生著の『心が折れた夜のプレイリスト』を読みました。 相も変わらず竹宮ゆゆこっぽい文章でエキセントリックでした。ざっくりとした話としてはイカれた先輩の背中に隠れた変な大学生が主人公で、イカれた先輩に振り回されますっていう感じ。最初はシンプルに心の病の話だったのだが、その次が最終的なオチが寄生虫。なんか……うーん、読めたけど。読めたけどなぁって感じ。スピード感がなかった。先輩の長尺は良かった。 ・乙一先生著の『一ノ瀬ユウナが浮いている』を読みました。 構成がシンプ

        • 人は、同じ過ちを繰り返す……まったく!

          スーパーには安スイーツが売られてる。 100円〜500円くらいの価格帯でシュークリームとかチーズスフレとかモンブランとかそういうのが色々置いてある。多分ほとんどの人が知ってると思うが。 貧乏なので生活のためにお金を貯めなければいけないのだが、甘い物が人並みに好きな私はこれを買うのを我慢できない。仕事が上手くいかなくて落ち込んだときやとにかくストレスが溜まっているときにここらへんの安スイーツを買ってしまう。 ただ困ったことに、これらの商品を買って満足したことが1回もない。

        アイドルのメッセージアプリのはなし。

          最近あったこと、思ったこと。

          ・積んでいた本を何冊か消化した。  乙一先生の『メアリー・スーを殺して』を読んだ。好きなのは『ある印刷物の行方』と『山羊座の友人』だった。おもろい。 ・母と近所の寿司屋に行った。結構に混んでいて、レーンの内側にいる板前さんが文字通り忙しなく動いていて、バタンッとかバタバタッと鳴っていてなんとなくやだなぁって思った。寿司屋では誰もバタバタしないでほしい。  寿司は抜群に美味かった。 ・バイト先の店長に「良くやってくれてる。覚えも早くて助かる」的なことを言われた。数年前までは

          最近あったこと、思ったこと。

          一日中、心を占めていたこと。

          最近思うように筆が進まないのでせめてもの免罪符として簡単な日記みたいなものを書くことにした。 昨日寝たときに見た夢に中学の同級生の女子が出てきた。彼女とは特に関わり合いもなかったし、名前を知ってる程度の存在だったが(たぶん向こうもそう)なぜか鮮明に覚えていた。起きたとき少し気になったのでネットで名前検索をしてみると、彼女らしきSNSアカウントが出てきた。やってる私自身が言うのもなんだが、実名でネットにいるとこんなことをされてしまうので本当に止めたほうがいい。 夢に出てきた女性

          一日中、心を占めていたこと。

          感触をまだ確かめていたい

           平日の午前11時。大学の講義はなしで、珍しくバイトもない。1日中休みでやらなきゃいけない課題もレポートもない。完全に自由な1日だ。  そんなバイトと大学でいっぱいいっぱいの貧乏学生にとってはまたとない日だというのに同居人が起きてこない。  昨日の夜に話をしたばかりなのに。しかもこいつが言い出したことなのになんでグースカ寝てるんだ。 「燕、お前いつまで寝てんだよ」  引き戸の向こうで寝ている同居人へ声をかける。反応はなし。  ルームシェアをしているとはいえ、いや、ルームシェア

          感触をまだ確かめていたい

          今夜もタオルで頭を冷やす

           今年の夏は特に暑かった。  なんてことを毎年のように言っている気がする。  仕方ない、本当のことだ。年々最高気温が更新されているのだ。熱中症で倒れる人はどんどん増えてるし、部活も水分補給を推奨されるほどだ。 まぁつまり、俺もこの暑さに参っていた。エアコンも壊れたし。 「お、お邪魔しまーす……」  玄関の扉を開けると、涼しげな空気が流れてきた。  それまで馬鹿みたいに暑かった外の停滞しきった空気とは違う。冷たい匂いがする。 「おー! アキユキきたー!」  生き返ったと思った瞬

          今夜もタオルで頭を冷やす

          君に逢えたら

          「はい……はい……まぁ、なんとか、明日には。そうですね、たぶん大丈夫だと思います。はい……すいません、ご迷惑おかけして。はい……ありがとうございます。すいません、失礼します……」  少しだけ相手の反応を待つ。これといって言葉が続かないようなので、ひとまず通話を終了させた。  ホーム画面に戻ったスマホを眺め、時計で時間を確認する。現在朝の6時20分。いつもだったらもう少ししたら家を出て職場へ向かわなければいけないのだが、残念ながら――残念でもないけど――今日は違う。  風邪をひ

          君に逢えたら

          あなたが想えば想うより

           カタンと、頼んでもいないチョコレートケーキが僕たちのテーブルに置かれた。  僕が見上げると店員であるスタンリーがいた。今年で36歳になる彼は普段出ている腹を無理矢理引っ込めて、にっこりと僕の対面の席の女性に向かって笑っている。  そんな対面の席の女性、不破希望(ふわのぞみ)は突然現れたチョコレートケーキに対してなにがなんだか分からず、僕とスタンリーの顔を交互に見た。 「えっ? な、なにっ? ハルキ、私これ頼んでない」 「あー多分サービスだよ。のんちゃんへの個人的なや

          あなたが想えば想うより

          難解なことばをつかって

           円形の旧校舎の最上階、やたら広い旧視聴覚室が初三都高校の数独同好会の活動場所だ。  数独同好会とは名前の通り数独をひたすら解くための会だ。会員は3年生の僕と1年生の後輩だけ。  僕が1年生の頃は10人くらいいて、皆で数独の大会に出るとかそれ以外にも色んなことをやっていた。数独なんて言うと暗くて地味で地道なイメージだが、普通に明るくて陽気な同好会だったのだ。  しかし、そんな同好会も今や数が減って2人だけ。しかも僕は3年生になるので来年にはいよいよ1人になる。  会員不足に陥

          難解なことばをつかって

          わかってほしいのに、いつも

          「それで、文学科の美女とはどうなったの」  お昼の時間帯だった。通っている大学から少し離れたところにあるラーメン屋で友人である九条燕(くじょうつばめ)とダラダラとラーメンを食べていると、突然向こうがなんの脈絡もなく切り出してきた。  文学科の美女。俺達が通っている緑黄館大学文学科にいる古典と日本文学が好きな学生の伏見紗菜(ふしみさな)のことだ。  容姿端麗、大人っぽい顔立ちで甘い声の持ち主。現在フリーという話を聞いてアタックを仕掛けてみたのだが。 「なんにもないよ。本当になん

          わかってほしいのに、いつも

          よくないことだと思ってはいるよ

           今俺の目の前には小さな女の子がすやすやと寝息を立てて眠っている。  今年で年中さんになる女の子だ。だから、つまり、今5歳とかそれくらい。  俺は今年で21歳になる。都内の大学に通う3年生。人生になんの目標もなく生きているテンプレートみたいな大学生。それがよくないことだとは思うけど、かといって今すぐどうにかできるわけでもない。とりあえず今は──この子を寝かしつけることが俺の役目であり、たった今それが終わった。  また起こさないようにそっと立ち上がり、忍び足で寝室兼子供部屋から

          よくないことだと思ってはいるよ