最近読んだ本のはなし。

・竹宮ゆゆこ先生著の『心が折れた夜のプレイリスト』を読みました。
相も変わらず竹宮ゆゆこっぽい文章でエキセントリックでした。ざっくりとした話としてはイカれた先輩の背中に隠れた変な大学生が主人公で、イカれた先輩に振り回されますっていう感じ。最初はシンプルに心の病の話だったのだが、その次が最終的なオチが寄生虫。なんか……うーん、読めたけど。読めたけどなぁって感じ。スピード感がなかった。先輩の長尺は良かった。

・乙一先生著の『一ノ瀬ユウナが浮いている』を読みました。
構成がシンプルで読みやすかった。タイムカプセルから最後の線香花火が出てくるところはまぁ、そんなに……ちょっとおぉって思ったくらい。正直なことを言うとヒロインが幽霊っていうのがあんまり好きじゃない。悲しすぎる。その時点でどんなに頑張ってもハッピーエンドにはならないので。

・乙一先生著の『さよならに反する現象』を読みました。
短編集なので色々話があったのですが、『そしてクマになる』と『家政婦』が良かった。最後にゾッとするようなオチが2つくらいあって、『家政婦』はそのうちの1つでした。私はホラーが大の苦手で、読み物ならギリいけるけど本当は読みたくないといった感じなので、この『最後にゾッとするような』までしか堪えられない。まぁでも面白かったのでギリプラスです。

・武田綾乃先生著の『愛されなくても別に』を読みました。
実は結構前に読んでたんだけど感想を形にしていなかったので。
家庭環境に恵まれない大学生の女が家族を切り捨てて生きていく話だった。結局主人公は母親から愛されることも、母親を愛することも放棄したのだが、友人と共に生きていく選択をしたので、「いや友達いなくても別にじゃないんかい!」と思ってしまった。悲しいことに人は1人では生きていけない。

他にもいくつか読んでいるのでボチボチ感想を書いていきます。ということで、最近読んだはなしでした。

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