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蹉跌の経験

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ASDの私の、経験と、いずれ経験になる今。発達障害についての理解の参考に。
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ASDの私の、温かい人間関係で感じる幸福

私はASDの孤立型で、極端で、こだわりが強くて、元々は「人間嫌い!ぬいぐるみの下位互換!」とか言っていた。
でも、色々経て、今は温かい人間関係の中にいて、それが人間の幸福に不可欠だと感じる。

そうなった経緯と、温かい人間関係とはどんなもので、どう幸せを形作るのかを書いていく。

温かい人間関係を得た経緯

中学生のときに突然「人間には意志と感情があって、それが私の行動で左右されて、表情や発言とし

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ASDで偏食の私の、食べられないものとその理由

ASDの特性である感覚過敏のせいで物凄く偏食なので、食べられないものの例と、そのどこが無理かを紹介していく。

因みに食べられないものを食べるとどうなるかというと、ちょっと口に入っただけでガチえずきです。
飲み込むのはほぼ不可能です。
飲み込むどころか前に食べたもの出てきます。
そして、吐き気がそこそこの時間続きます。

きのこ

食感が無理すぎる。一番避けて生きてる。
マッシュルームだけはぎり噛

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ASDの私は、治安の悪いSNSで人間関係を学んだ

私はASDで、他の人とは物事への感じ方やコミュニケーションへの考え方などが違う。
それで、自分は人と違うと気づき、自分のこれまでの人との関わり方は人を不快にしていたのだとわかったとき、一気に自信を失った。

それからは、人の表情などから自分の言動がどう思われているかを読み取り、どういう言動が嫌がられるのか、どういう言動なら良いのかを暗記していく作業が始まった。
とても孤独で、しかも効率が悪かった。

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ASDの私がやっている、感じの良さの演出

ASDの私は、後天的に結構感じ良くなったので、どうやって感じ良くしているかを言葉にできるかぎり書いてみる。
ぜひ、参考にしてほしい。

尚、孤立型で、女で、若くて、気とこだわりが強くて、学問はできて、多分社会的にそこそこ恵まれた環境にいる、そういう属性や特性や性格や特徴のバイアスは当然かかっている。

とにかく明るく、軽く

まず、表面だけは、明るく、軽い印象に。
ASDにありがちな、道徳心のなさ

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ASDの私の、自我の芽生えと強烈なトラウマ

ASDには、自我の芽生えが遅い特性があるといわれている。
私には、その説を裏付ける経験がある。
そして、そのときのことが、強烈なトラウマになっている。

中学生のときのことだ。
クラスメイトが笑いながら話しているのが聞こえた。
「まぐろ!」
こっちを見て笑っている。しかも、なんだか良くない雰囲気だ。なぜだろう。

……まぐろ。思い出した。
この前の社会の時間に、先生がクラス全体に、「この海域でとれ

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少しだけ前の時代、私の発達障害はどう扱われたか

私は、発達障害者だ。
ASDの診断がついているし、どう考えてもその特性がある。しかも、かなり強い。
2歳くらいには、今なら確実にASDの診断がつくような子どもだった。

それなのに、私は学校等で発達障害を指摘されたことが一度もない。
それどころか、幼少期に親が病院や相談機関に連れて行っても、「問題なし」と言われた。

そして、これは別に物凄く昔の話ではない。
でも、今では、私ほどのASDに診断がつ

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私は何者で、なぜ蹉跌をやり始めたか

蹉跌です。
すごくASD、孤立型、言語理解凸、感覚過敏。
ADHD、鬱、自律神経は常に失調。
人間、成人、女、若め。

定型の考え方や感じ方を結構理解しています。
発達障害や精神疾患や人間について多分詳しいです。
言語化、説明が得意です。

発信の目的は、ASDや発達障害者、その他の生きづらい人々が、生きていきやすくなるようにすること。
そのために、発達障害者ができるだけ無理なく社会に適応する方法

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