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(15)姐さんのひらりん、ちと帰国 〜 ぐずぐず下町去り難し

ぼやぼやにゃんこを追いかけた下町さんぽで、念願のcafe.gingerへお伺いし、オーナーとの楽しいひと時を過ごした姐さん。


そのオーナーに下町文化研究中の女子大生にカン違いされたなんてのもご愛嬌。
いつまでも年齢についてはぼやぼやにしておいたほうが懸命です。

なんて結構毛だらけネコHIGHだらけ、後にするのはカフェジンジャー。これから寄るのはまたジンジャー(神社)。暗闇に忍んで来てよね、床ニンジャー。

水のある町、日本のヴェニス。ココは清澄白河よ。ちと川でも拝んどきましょう。

こちらの仙台堀川は、江戸時代にできた隅田川まで続く運河のひとつ。当時すぐそばには仙台藩屋敷があり、そこへの搬入にはこの運河が大活躍だったそう。

ほらね、確かにまっすぐ直線距離。

徳川さんだって、必死でしたよ。隅田川越えた殿中への米と塩の確保に大わらわ。
江戸湾周りじゃ時間はかかるし浪は荒い、「安心できん。」ってんで小名木四郎兵衛呼び寄せ、徳川の命にて無理矢理町ン中ぶっ通して作ったのがこの水路。それが今でも有名な仙台堀川から一本北側の小名木川

広重さんだって、シン・名所に選んじゃってるぐらいですから。

小名木川五本松 (名所江戸百景より)


この仙台堀川にかかる海辺橋あたりからは(上の撮影スポット) 春の桜が見事なのだそう。ただしココで仙台堀川渡っちゃうと別の世界(?)へ行っちゃいますんで、引き返しますよ。

町の軒先のみかんの木が春だなぁ🍊

出世不動尊前で軽く手を合わせて出世祈願し、そのままドン突き霊厳寺
元白河藩主、松平定信の墓地がココに。


するっと抜ければ、深川江戸資料館へご挨拶。
ここへ入っちゃまたややこしい。
中はまた次、娘ちゃん達連れて来ましょう。

隠れ家的呑み屋処も気になりますが、昭和感溢れる旧式戸建てもちと気になります。
きっとこのあたりに多いオーナーがやってるような隠れ家的カフェ等は、この手の昭和建築改造計画にて繁殖していった代物なのでは!? (姐さん的考察です。)

と、こんなノスタルジックな路地裏抜けて、出ましたっ! 広小路、清洲橋通り。都道474号線。目の前は新築タワマンがにょきにょきです。
ココ左折して隅田川へ近づいていくと、国の重要文化財にも指定されている隅田川にかかる最も美しい橋、清洲橋ってのがあるらしい。

橋もよじれるんですけれど、今日はまだ他に行くとこあるんで、カッツ・愛😽

またまたこんな隠れ家的エノテカ。
行きたかった〜。
お名前は『九吾郎ワインテーブル』さん。
あらっ、六じゃないんですね。


それを指をくわえて横目で見ながら、めっけたのがコレ!

だだんっ。ほしかばあと!?
河馬🦛干すんじゃなくて、干鰮場跡
干鰮とは鰯の粉で、当時はこれが肥料として使われたとか。銚子の方から運河伝いに運んできたものをここで卸していたそうで。
いやぁ、徳川のダンナ、水路大活躍で『君は1000%』でござんすね!

そこでふとイワシちゃんたちがどんぶらこっこと流されて来るのを想像しながら、『ハッとして! Good』。
都道の反対側に怒涛のようにまたもやドラえもん...でなくよじれモン、発見♥

なによ、このモダニズム感ムンムンな建物はっ!?
廃墟かと思いきや、いやん♥とんでもハップン歩いて6分、現役バリバリ『ギンギラギンにさりげなく』じゃないですか。


拡大して見てください!
数ヶ所ある入口はイロハの順番付き。

正面入口に見えるのは、「清州寮」。
匂います。コレもプンプン匂いますね、みなさん!

調べてみますと予想はどんぴしゃ!
1933(昭和8)年に竣工された鉄筋コンクリート4階建て。全66戸の民間集合住宅。
一階は、オサレな店舗、オフィス、駐車場スペース、二〜四階が住戸。
ココはなんだかとっても有名なんだそうですよ。入居希望者が多すぎて、なかなか空き部屋が出ないってことで。

そしてや〜っと戻って来ました、「清澄白河」駅。すでに影長し。まだこれ2月の終わりの夕暮れ時なんで。すんません。まだこんな所でぐずぐずしてて。

ぐずぐずしながら去り難かったこの下町もやっとここでお別れでござんす。
これから娘ちゃんに頼まれたおみやを買いにアキバまで。まずは大江戸線で両国まで行ってJR総武線でげっちん💪

乗り鉄姐さん、実は大江戸線初体験。
いやん♥
とか言ってると、乗り換え中💋にこんな看板発見。

お! こんなん知らんがな。シン・美術館やね。
ありゃ、ここからとんでも八分歩いて5分じゃあ〜りませんか。
然らば、ちと寄らしてくんねぇ。
お時間大丈夫? 5時半までね。さらっと行って参りやしょう。

さっきの地図カンタンだったから覚えてるけど、
こんなに大きく目の前に書いてあるんで迷いません。
いや、この方、場所柄力士パパなんですけど、後姿からだと赤ちゃん抱っこしてても全く見えませんやね。
抱っこひもキツそうやん。
この赤富士モザイクが目印ですん。

早くも到着。『すみだ北斎美術館』。
つい最近の2016年開館、約1900点の北斎作品を収蔵。



設計は建築家の妹島和世(せじまかずよ)さん。
この4方向から入ることができるスリットがメリット。
この方は、国際的な数々の賞を取られ、金沢の21世紀美術館や、西武鉄道の特急「ラヴュー」等も設計されてます。
乗り鉄姐さん的にはきゃうん♥ですん。

wikipediaより。


まず一番に気になったのはこの大きな作品。

須佐之男命厄神退治之図
(すさのおのみことやくじんたいじのず)

北斎晩年、1845年に描かれた巨大絵馬。
須佐之男命とその従者、そして悪さを働いた15体の疫病神だとか。
拡大してみちゃってください。
なかなかスゴいんです。
墨田区牛嶋神社に奉納するために描かれたけれど、あの関東大震災でオリジナルが焼失。
こちらは白黒作品を元に推定復元したものだそう。


両国橋夕涼花火見物之図(1781-89頃)
ちなみに本日5月28日は浅草川川開き。
同時に花火の日
でもありんす。
錦絵摺りの工程も紹介。
こちらは5色刷り。
吉原妓楼の新年(1811)
賀奈川沖本杢之図(1804-07)
神奈川沖浪裏(1831) と 山下白雨(さんかはくう)
こちらは略画指南。
カンタンですからみなさんもお試しください!
更にこちらは一筆画。
こちらもカンタンですからお試しください!
諸国瀧廻り(1833)
下野黒髪きりふりの滝
日光市男体山の麓にあるそうですん。
姐さんも試してみました。
こちらはカンタンじゃなかった...
最後にはっ!とさせられた...
アトリエの北斎と娘のお栄さん。



ほっと出てきて空を仰げばスカイツリー。
いざ、駅へ。
の道すがら、はて。アンティーク?あ、古道具。
ちとよじれる小皿じゃないかい。
ついでにこの赤い小鉢と青物の蓋付き小鉢も包んどくれ
あらら、時計屋の姐さんびっくりですよ。
お三味型掛時計とはイキだねぇ。
既に日はとっぷり暮れて。
両国駅ホームからの眺め。
再びのアキバキタバ。
ダーリン、また来ちゃっただっちゃ♥
こんなん頼まれてんのよね。
だけどみんな「SOLD OUT」やん!
良かった〜。めちゃ高いもん。
"現地についたらフリーWiFiのある所から連絡せよ"
との司令が出ているんでとりあえずのお知らせ。
このへんでどや!?
ノンノンノン☝️
じゃ、こんなんどや!?
🙆🏻‍♀️トレ・ビヤンいただきましたー。
これにて一件落着🌸


姐さんすでにヘトヘトよ〜。
一日の内容濃すぎ〜😆
お疲れさんでござんしたっ。


最後になりましたが、今年はようやく下町深川にもフェス再来!
6年振りに盛り上がれるらしいっすね。

だけどその折にはオーナーはお休みされていらっしゃるそうですので、みなさん思いっきりフェスの方で楽しんできてくださいな。


あはん♥





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