血糖値とメンタル病の関係性

妊娠7ヶ月で妊娠糖尿病と診断されてインスリン療養中です。
血糖値を見て一喜一憂していましたが、
最近では何を食べたらどれくらい血糖値が上がるか分かってきました。
インスリンの量は、妊娠後期になる程上がってはきていますが、
血糖値を正常範囲内に収められるようになってきました。

私は一応薬剤師ですので、血糖値について多少の知識はあったものの、
血糖値の上昇がいかに体に悪いのか意識したことはありませんでした。

血糖値に関する本を読んで勉強しているのですが、
一番驚いたのは、血糖値とメンタルはどうやら関係があるということ。
このことは知らなかったので皆様に紹介したいと思います。

⇩こちらの本は、糖質を減らして良質な油を摂取することの重要性が書かれた本です。



衝撃なのは、著者のアイザック・H・ジョーンズは、
アメリカの大学の大学院を主席で修了した優秀な医師ですが
幼少期の頃はADHDと診断されて特別クラスに通っていたそう。

当時の自分を振り返ってみると、いつも世界に”もや”がかかっているような感覚でした。何をやろうとしても、数分間も根気が続きません。頭の中は常に文やりしています。

世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術


ADHDに対して薬を使った西洋医学的な治療を受けていたのですが、
食事を変える自然療法を試みると、みるみる症状が改善し、
なんと4ヶ月で特別クラスから普通クラスへ移ることができたらしい!!

どんな食事をしたかというと、
①砂糖を控えること
②良質なアブラを摂取すること
この2点。

ADHDって一つの個性だと思っていたのですが、有病率は年々上昇傾向にあるようです。
ADHDの原因が糖質過多だとしたら怖いですね〜
(もちろん糖質だけが原因ではないとは思っていますが。)

とはいえ、お昼ごはんの後に眠たくなって集中できないというのは、
実感としてあるので、脳機能に対する糖質の影響は否定できないなと思っています。


⇩こちらの本では血糖値の急激な上昇である血糖値スパイクによる影響について、
このように述べられています。


アルツハイマー病と血糖値には密接な関係があるため、アルツハイマー病を「3型糖尿病」や「脳の糖尿病」と呼ぶことがある。

人生が変わる 血糖値コントロール大全

同じ食事内容でも、血糖値が不安定になるような食べ方をする人は、
血糖値が安定する食べ方をする人より、気分の落ち込み、うつ症状、気分障害を訴えることが多い。

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血糖値曲線を平坦にすると、不眠などの更年期症状を減らせることがわかった。

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血糖値の急激な上昇は、脳機能やメンタル面に対してかなり悪影響を及ぼすみたいです。

私も、妊娠糖尿病で血糖値のコントロールをしてきたのですが、
その効果として気分が安定してきているような実感はあります。
というのも、昔から「お腹がすいた!」という感覚が強く、
特に夕方は空腹になるとイライラしてしまうことがありました。
仕事から帰ってきて夕飯を作るときは機嫌が最悪でしたね。
今もお腹がすくときはあるのですが、食べ物への欲求はそれほどなく、
ナッツを少量食べたら満たされます。
おそらく妊娠前からも血糖値スパイクが起きていたからなのでしょう。

また、私は薬剤師なので産休前は薬局で働いていました。
店舗業で働いていると、毎回薬を貰いにくる度に、
何かしらクレームをつけてくる患者がいます。
そういう患者の多くは、かなりの高確率で糖尿病患者だと実感しています。
(もちろん糖尿病の患者でいい人は沢山います)

もちろんクレームをつけてくる患者で糖尿病ではない人もいるのですが、
糖尿病のクレーム患者はなぜか”毎回”クレームをつけてくるんですよね・・
だったら他の薬局に行けばいいのに、
何故かうちの薬局に来るのです。笑
糖尿病の薬を飲んでいる患者に薬を渡すときは身構えます。

そんな経験もあるので、血糖値とメンタルの関係性はあると私は信じています。
だから糖質制限をした方がいい!というつもりは全くないのですが、
もし糖質を調整することでメンタルが安定するとしたら朗報だと思いませんか?

多くの場合、妊娠糖尿病は出産後は改善するといわれていますが、
糖質量については今後も調整していきたいと思ってます。

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