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語学勉強の息抜きには、別の言語を勉強するのが良いと思う~真面目人間のご自愛日記~

韓国在住の友人(日本人)に、韓国語を教えてもらっている。
先週から「スキル交換会」と称して、私は友人にライティングを、友人は私に韓国語を教えているのだが、この時間がとっても楽しい。

現在私は、適応障害で仕事を休職中である。土日は友人と出かけたり、整体や習い事に行ったりして気が紛れるのだが、問題は平日で、特に予定もないし、1人暮らしで相手をしてくれる人もいないので、ひたすらダラダラとする日々を過ごしていた。両親には、休職して1ヵ月が経過した今も、この現状を言っていない。親の立場からすると「言わんかい!!!」と言われそうだが、「言わない」というのは、心配をかけたくない、という私なりの気遣いなのである。

そんな平日の暇な時間を持て余していた私にとって「ライティングを教えてほしい」という友人の依頼は、お金が発生しないとしても有り難いことだった。そして交換条件として、私も友人に韓国語を教えてほしいとお願いした。これでお互い引け目なく、習い合うことができる。良い形の平等だと思う。
そして精神面でも、やることがなくてボケっとしていた日々に張り合いが持てるようになった。本当に有り難い。

私の韓国語レベルは、大学でちょろっと習ったという微妙なレベルである。ハングルは読めるけれど、不規則な発音はわからない。「何か韓国語で知ってる単語ある?」と聞かれて、咄嗟に出てくるのはなぜか「고양이(猫)」だ。犬派なのに。

そんな友人はまず、私がどれだけハングルを正しく読めるかの発音チェックをし、オリジナルのテキストまで作ってくれた。私が来年留学先で韓国人に出会った時に、スモールトークができるように、という細かい設定までしてくれていて、それを見た私はひどく感動をした。会話の例文、日本語訳、文法、単語、もう少しカジュアルに言うならバージョンの例文など……。
彼女は韓国語はもちろん、他の教科の教員免許も持っていない。日本でも韓国でも、教育現場に携わったこともない。なのに、なんだこの素晴らしい教材は。手が込みすぎていないか!?

思わず「これ、なんか副業にしたら……?」としつこく言ってしまったが、心底そう思っている。準備は大変だろうが、そこそこお金を取っても良いレベルだ。交換条件にしておいて良かったと、少し思ってしまった。

何より彼女は、優しい。しかし、スパルタでもある。

レッスンの時も、私が「ひぃぃぃぃ」と言っていると、しきりに「折れないでね!!!」と言ってくる。優しい。すごく微妙な私のレベルを見極め、適切に教えてくれる。
優しいなーと思っていると「じゃあ宿題ね。毎日、韓国語で日記を書いてください。あと、今日教えた4つの文法を使って、それぞれ5個ずつ文章を作ってください。全部で20個です」と優しい口調で言った。スパルタだ。でも出来上がった宿題を送ると「すごい! すばらしい!」とめちゃくちゃ褒めてくれる。飴と鞭の使い手だ。
そして、友人も毎日私に「書けました!」と文章を送ってきてくれている。私も頑張らなければと、自然と思わされる。

夏頃から、私は英語をせっせと勉強している。来年デンマークに留学に行く(予定)からだ。デンマークでは英語もよく通じるため、デンマーク語ができなくても英語ができればそこまで問題はないそうだ(ネット調べ)。本屋でデンマーク語のテキストを見てみると、今から勉強するにはあまりにも難しそうなのと、そもそもテキスト自体が少なく、私にとってわかりやすいものがなかった。結果、私は英語をやり直すことにした。

小学5年生からECCジュニアに通わせてもらい、大学も外国語学部に通っていたので、英語学習歴は学生期間だけで12年になる。大学3回生の時に、4ヵ月だけだがアメリカに留学も行かせてもらった。なのに、英語が喋れない。留学を始め、諸々の費用を出してくれた親には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

オンライン英会話もなんだか合わず、でも単語帳や問題集をやり込むのも違う。いろいろ模索していく中で、今はPodcastを活用したり、YouTubeや海外ドラマを活用して勉強するようにしている。「英会話」がスムーズにできるようになりたいので、テキストでガリガリ勉強するよりは、私にはこの方法が合っているのだな、とようやく見つけることができた。

それでもやはり、ずっと英語ばかりを勉強していると飽きてしまう。かと言って休憩にスマホを触るとSNSを徘徊しすぎたり、ゲームに熱中しすぎてしまい、あっと言う間に「やべ、こんな時間経ってたわ」となる。

そういう時、今の私は、スマホでなく韓国語の勉強に切り替えるようにしている。友人が作ってくれたテキストをiPadで開き、会話文を読む。宿題で書いた日記を音読してみる。調べた単語をノートにまとめてみる。
ずっと勉強をしていることに変わりはないのだが、これがとても良い気分転換になるのだ。

日によってバラつきはあるが、毎日英語と韓国語に触れている。
これを1年続けたら、留学に行く頃には、もしかしたら私はトリリンガルになれているのでは……!?

そんなワクワクを抱きつつ、今日も私は韓国語で日記を書く。
今は3行しか書けていないし、簡単な文章ばかりだけれど、これから調べる単語や文法が少なくなっていって、スラスラ書けるようになればいいなと、めちゃくちゃ褒めてくれる友人を想像して思うのだった。

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