烏賊

自信について考えるアラサーの日記

烏賊

自信について考えるアラサーの日記

最近の記事

先回り

新居の初めての家賃引き落とし日だった。 問題なく口座から引き落とせているか不安になり、朝からソワソワしていた。 記帳してようやく安心できた。 明日は検査結果を聞きに病院に行く予定がある。 本当に重大な何かがあれば事前に連絡があるだろうし、多分大丈夫なのだが不安である。 なんだか常に何かを心配している人生だと思う。 先回りして不安を打ち消そうとするが、その動きのせいで却って不安を反芻しているような気もする。 明日ゴミを出せるので、水回りを掃除した。 休職していた頃、

    • 昨日、変に健康のことを意識したのが仇となったのか、夜中にお腹を壊した。 いつまで続くかわからない痛みに耐えるのは、一人暮らしだとより辛い感じがした。 薬を飲むか迷っている間に痛みは引いて、気づいたら朝だった。 遮光カーテンの隙間から差す光に救われる。 仕事は7割の力でやると定時に終わる量で、暇すぎず適度にやりすごせた。 帰りに寄った町中華が意外にも美味しかった。 7月末は出張で忙殺される予定なので、それまでまったりと過ごしたい。 ではまた。

      • 健康

        職場の上長が先週の金曜日から体調を崩しており、蓋を開けたら原因が流行り病だった。 そうこうしているうちに、部署内で次々と罹患者が増えている。 これを言い訳に在宅勤務にしたい思いもあるが、月末の諸々の処理が捗るので出社してしまった。 一人暮らしで高熱が出たらどうしようと考える。 ゆっくりゆっくり階段を降りて、最寄りのコンビニでゼリーと飲み物を買う。 薬を飲んで、とにかく寝る。 心細いだろうなと思う。 心細いのが嫌だから、健康にはとにかく気をつけようと思った。 今日は

        • 可愛げ

          在宅勤務の傍、家事や事務手続きを進められた有意義な一日だった。 昼はピーマンと玉ねぎが余っていたのでナポリタンを作って二人で食べた。 昨日の美容院のあととか、作った料理を食べてもらうときとか、よっぽどのことがなければ褒めてもらえるときでも、認めてもらえるか逐一少し不安になる。 それでいて、褒めてもらったときに受け止めきれずにすぐに話を逸らそうとするのはあまりに可愛げがないなと思う。 お世辞だとわかっていても素直に受け止めてご機嫌に過ごせる可愛げがほしいと思った。 明

          帰りの電車

          髪を染めた。 電車で見かけた女性の髪色が素敵で、自分も紫色にしたくなった。 こうやって、自分がときめくからという理由で行動するのは楽しい。 髪を染めるとか、化粧品を新調するとか、おしゃれなカフェに行くとか、突き詰めたら必要がないかもしれない行動が生活には必要だとしみじみ思う。 実家の近くの美容院が気に入っていて、新居の方で探す気力がなく、必然的に帰り道は長くなるのだが、機嫌よく電車に乗って一人で過ごすのも悪くはないと思える。 日曜日のこの時間の電車はガラガラで、各々

          帰りの電車

          レビュー

          諸用で実家に帰ってきている。 和室の畳の上で丸一日過ごした。 2回連続で40日周期になった生理が、今度は急に20日で来てしまい、体が驚いている感じがある。 梅雨が開けたらリュックとスニーカーで通勤しようと思ってネットサーフィンをした。 可愛いと思ったもののレビューを読むと、極端に低いものが目につく。 さっきまでの購買意欲がシュワシュワと萎んでいく。 とかく人の意見に左右される自分を肌で感じながら、リュックのことは一度忘れて何度目かの二度寝をした。 夜、母とテレビを

          レビュー

          メロンケーキの夜

          当時好きだった上司が、ハーブスのメロンケーキを買ってきたことがある。 私たちが住んでいた地方都市にはハーブスなんてものはなく、なんならコージーコーナーも車じゃないと行けない場所にあった。 部屋着の上司が「これ美味いねん、この時期しかないねん。食べてみ食べてみ」と言いながら冷蔵庫からメロンケーキを出してきて、2人で食べたことをよく覚えている。 多分ちょうど6月の後半で、真夜中の彼の部屋では扇風機が回っていたような気がする。 名古屋から持って帰ってきてくれたケーキは、正直

          メロンケーキの夜

          お城

          意外にも体調不良のピークは昨日で、今日は朝から自分の世話をできた。 普段より1時間ほど早起きしコインランドリーに向かう。 平日のこんな時間は流石に一人だろうと思ったが、店内に先客がおり、しかもその乾燥が終わろうとしていた。 甘い飲み物を買って、本を読みながら洗濯機を待つ。 きっかり34分後に洗い上がった服を持って家に帰る。 ベランダに干し終わったところで、ちょうど始業の時刻だったので在宅勤務を開始した。 気温の割には湿度が高くて、洗濯物は数時間ではとても乾かなかった。

          湿気と空回り

          何かの花粉が飛んでいるのか、会社でくしゃみが止まらなかった。 頭がぼーっとして、何にも集中できなかった。 お笑いライブを見てから帰るという選択肢もあったが、とにかく一人になりたくてすぐに帰った。 スーパーで今日食べるものだけ買えばいいとわかっていながら、作り置きしようなどという邪念が生まれて10分以上狭い店内を徘徊してしまった。 簡単に食事を作って、シャワーを浴びて、明日の段取りを考えると、いくつか今日のうちにドラッグストアで買っておいた方がいいものがあって、よせばい

          湿気と空回り

          雨宿り

          久しぶりに終日雨だ。 マークシティのスタバで雨宿りをするという、都内のOLっぽい過ごし方をしている。 病院が思ったより早く終わったので、待ち合わせの時間より1時間も早く着いてしまった。 早めに着いちゃいましたと言えば急いで来てくれるタイプの相手だが、雨だし忍びないと思ってこの選択をした。 その矢先に「遅れます」の連絡があり、心置きなく一人の時間を過ごせることをちょっと嬉しく思った。 今朝はいつもより20分くらい早めに家を出た。 電車も気持ち空いていて気分がよかった。

          調整

          昨晩、思い立って焼肉を食べた。 特にその気分ではなかったが、誘われて断る理由もないので食べに行った。 食べ放題ではなかったのもあったが、腹八分で会計をし、帰り道にアイスを食べた。 それでもなんとなく食べてしまった罪悪感があって、今日は調整の1日だった。 朝から夕方にかけて、昨日買ってきたマフィンをゆっくり食べ、夜になってから和食の惣菜を何品か食べた。 入浴前の体重測定、自分の許せる範囲の数字だったので一安心だった。 もちろん健康のために食べ過ぎが良くないというのは

          エッセイとガムシロップ

          知人が、カタログギフトで注文したものが届いたというのでその開封の様子を見ていた。 チープな体重計と、焼き菓子の詰め合わせ。 他にどんなものがあったかわからないが、なかなかいい組み合わせだと思った。 しばらくして彼が「体重計じゃなくて目覚まし時計でもよかったかも」と言った。 なぜそう思ったのかわからないが、人間らしい感覚に口元が緩んだ。 いや、本当はちょっとだけ「ならそうしときなよ」といらっとした。 体重計にしろ目覚まし時計にしろ、買おうと思えば買えるが、なんでもない

          エッセイとガムシロップ

          夏の生活

          朝からコインランドリーに行って、持って帰ってきた洗濯物を干し、かぼちゃの煮付けを作った。 この時点で9時半。順調な滑り出しである。 かぼちゃの味付けをしようと思った時、砂糖が足りないことに気づいて最寄りのスーパーまで行った。 生活をしているなぁと思った。 昼頃、友人が遊びにきたのでスペインバルで食事をとった。 赤ワインとスパニッシュオムレツをこぢんまりとした店内で食べて、外に出ると目がくらむほど眩しかった。 自宅で酔いをさまして、明日食べるための南蛮漬けを作った。

          夏の生活

          ポテンシャル

          同僚と飲んだ。 一回り以上年上の彼の糸目が普段の半分になった頃、「烏賊ちゃんはまともな男性にまともに愛されるポテンシャルあんのにねぇ」と言われた。 この言葉を反芻しながら帰り道を歩いた。 そうなのかもしれない。 私ももしかしたら、優しくてかっこよくて、収入も安定していて友人が多いような人と幸せに暮らせるのかもしれない。 もし相手が私のことを愛してくれたら、私も幸せそうな顔をして呑気に暮らせるのかもしれない。 でも今はそんなことを考えられない。 私は結構本音で、ち

          ポテンシャル

          平穏

          冷房を効かせた部屋から出たら、外の方が涼しかった。 昼食に天丼を食べた。 穴子の天ぷらにたれがたくさんかかっていて、向かいの相手にバレないように、にやけながら食べた。 食後、店から家まで遠回りをしながら帰った。 コンビニで小さめのシュークリームを買って、おやつに食べるつもりだったがいつまでも空腹にならず、明日以降の楽しみにした。 一人暮らしで外食をすると、作り置きを食べ切るために設定したペースが急に崩れる。 冷蔵庫の中で眠っていたラタトゥイユと和風の味付けの煮卵、

          母の愛情

          暑いからか、疲れていたからか、昼食を決めきれなかった。 夜の予定もあったので、あまり満腹になりたくなかったし、 同じ系統の食事を選ぶのも気が引ける…などと考えてスーパーやコンビニを何軒も徘徊し、結局スーパーに戻ってきて菓子パンを買った。 先週の忙しさはどこへやら、本当にやることがなくて、 今日も業務時間中にPC画面の端でこの文章を打っている。 しかもradikoでANNを聴きながらである。 9時間弱の拘束時間の中で、既に番組は3本目に入っている。 転居した途端、心身の健

          母の愛情