危うさ
明け方まで寝られないと思って浅い睡眠を繰り返していたが、4時くらいからラジオを聴き始めて気づくと10時前だった。
起きて体重を量ったらギリギリ自分で許せる数値が出て、そんなことで機嫌が保たれる自分が単純だなぁと思いつつ、それでも安心して食事することができた。
最近、Xとかインスタのアルゴリズムで、一度見ただけなのに摂食障害の方のアカウントが頻繁に出てくるようになった。
自分もアカウントこそ作らなかったけれど、同じような食事をしていた時期があったし、今でもそうなってしまいそうな気配があるから寄り添うような気持ちになる。
23時に帰宅したあと一度食べ始めたら止まらなくなって、冷蔵庫を開けっぱなしにしてお菓子や冷凍食品がなくなるまで食べていた時期がある。
職場で最後の一人になった時、大箱に入ったお菓子を平らげて、吐こうとトイレに篭って泣いたことが何度もある。
過去形で書いてみたし、あの頃は酷かったと振り返ってみるけれど、本当に今そうなってしまいそうな危うさはある。
体重が40キロ台前半だったとき、何事にも積極的で自信満々だった。
資格の勉強を短期集中でやって合格できたり、頼まれていない仕事まで片付けたり、声をかけてきた男性と簡単に寝たり、苦手な人とも飲んでみた。
なんせBMIが「低体重」な自分は綺麗で完璧で愛されるべき存在だと本気で思っていたし、今でもあと数キロ痩せたらこのメンタルになると思う。
そこから休職して復職して、体力が必要になって数キロ体重が増えたら急に消極的になった。
私なんかを好きになる人は変だと思うし、冴えない相手なら釣り合う気がしてデート先がぱっとしないことに却って安心した。
仕事も適当にこなすようになったし、ファッションにも気を使わなくなった。
この極端な感じが変だなと思えるようになったのは成長だけど、感覚まで変えられるほどは正しくなれていない。
漠然と怖いと思う。
またあんな時期が来たら怖い。
でもこのままダサいのも、怖い。
ずっと体重に囚われて縛られていて嫌だと思うが、ここから脱出するのは正直かなり難しいと思うから、怖いと思ったときに他の方法で気を紛らわすことを覚えたいと思った。
今日は普段使う駅じゃない方の最寄り駅まで歩いてみた。
知らない街みたいでちょっと面白かった。
ではまた。
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