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2024年2月

春めく周りに置いてかれて iPhoneが選んだ曲は最愛の果て うさぎは死んで胃に穴が空いて ボーイフレンドの頭は禿げつづけていて ハリネズミがギャンギャンに殺気立ってる …

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社会人1年生

恐ろしく慌ただしい1年生だった。 この冬、転職をするわたしは社会人1年生です。 まさか新卒で入った会社を10ヶ月で辞めるとは誰も思っていなかったことでしょう。 こ…

明け方の空

わたしの好きなバンドのひとつ、きのこ帝国についての話なんですけどね、 わたしのきのこ帝国にまつわるエピソードは山ほどあるんですけど、今シャッフルで音楽を聞いてた…

それはAカップ

日頃からお酒を飲むんですけど、まあ酒癖が悪くてですね 記憶がバンバン飛んでいくタイプでその間には様々なことがあるわけです 例えば、車道に座っていたり、起きたら裸…

煙草

あなたは何故、音楽をききますか? たくさんの理由があるんですけどそのひとつはね、色んな感情を逃してやったりしてるんだと思うんですよ あくまでわたしの場合ですが、…

あっくん

わたしが中学生だったときの話ですけど あっくんが好きだったんですね 学級委員長で頭が良くて足が速くてキツネみたいな顔で少し背が小さいんですけど何かに惹かれたんで…

ロビンソン

わたしはよく哲学者になるんですが、わたしよりもひどく哲学者になる人がいるんです 彼女は刺々しくてね、最初は苦手でした けどいつの間にか、夜な夜な話すようになって…

言葉にできない

ずっと夜でいいのにと言うけど、必ず朝がやってくることにほっとしていると思うんです、必ず朝がやってくる夜が好きなんだと思うんです この矛盾をもっと上手に言葉にで…

2024年2月

春めく周りに置いてかれて
iPhoneが選んだ曲は最愛の果て
うさぎは死んで胃に穴が空いて
ボーイフレンドの頭は禿げつづけていて

ハリネズミがギャンギャンに殺気立ってる
スネアをぶち破る力もないよ25の春

社会人1年生

社会人1年生

恐ろしく慌ただしい1年生だった。

この冬、転職をするわたしは社会人1年生です。
まさか新卒で入った会社を10ヶ月で辞めるとは誰も思っていなかったことでしょう。

この10ヶ月で二回引越しをして社用車をぶつけて病気が見つかって手術をしました。

慌ただしい。

退職の理由は病気だけど、病気が見つかってなかったとしてもわたしはこの会社を辞めてただろう。

仕事って基本的には人がやりたくないことだから

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明け方の空

明け方の空

わたしの好きなバンドのひとつ、きのこ帝国についての話なんですけどね、

わたしのきのこ帝国にまつわるエピソードは山ほどあるんですけど、今シャッフルで音楽を聞いてたらたまたまきのこ帝国の「夢みる頃を過ぎても」っていう曲がかかったんです

だからこの曲の話をします

この曲のなにが好きってね、MVなんですよ

このMVの3分半くらいの白んだ空がね、嫌というほど八王子の明け方を思い出すんですね

大学生

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それはAカップ

それはAカップ

日頃からお酒を飲むんですけど、まあ酒癖が悪くてですね

記憶がバンバン飛んでいくタイプでその間には様々なことがあるわけです

例えば、車道に座っていたり、起きたら裸だったり、先輩に毒霧したり、パンイチにしたり、ね

そんな風になるまでのんで、楽しんだり嫌なこと忘れたりイイ感じになったりするわけですね

そんなふうに飲まれた弱い大人のためのアルコールたち、嗜む程度じゃ済まされなかったアルコールたち、

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煙草

煙草

あなたは何故、音楽をききますか?

たくさんの理由があるんですけどそのひとつはね、色んな感情を逃してやったりしてるんだと思うんですよ

あくまでわたしの場合ですが、行方の分からない気持ちとか得体の知れない感情を音楽に逃してやってるんです、埋葬してるんです

こんな未熟者のわたしですが幾度か恋愛をしたこともあります

チャットモンチーの染まるよって曲には色んな感情を埋葬した気がします

染まるよは一

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あっくん

あっくん

わたしが中学生だったときの話ですけど

あっくんが好きだったんですね
学級委員長で頭が良くて足が速くてキツネみたいな顔で少し背が小さいんですけど何かに惹かれたんです

そんなあっくんが好きなバンド

RADWIMPS

初めて聴いた曲は有心論でした

それまでも音楽が好きで常に聴いてたんですけどポップスからいわゆるロックバンドを聴くようになったきっかけです

あっくんとRADWIMPSの話をしたい

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ロビンソン

ロビンソン

わたしはよく哲学者になるんですが、わたしよりもひどく哲学者になる人がいるんです

彼女は刺々しくてね、最初は苦手でした

けどいつの間にか、夜な夜な話すようになってですね

二人で哲学者になるんです

一晩中、結婚とか人間とか生と死とか男と女の話をするんですよ

それは二人だけの世界で、どこにでもいけそうな気がするんですよ

ああ、これがロビンソンなのか、

と19のわたしは思うわけです

これが

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言葉にできない

言葉にできない

ずっと夜でいいのにと言うけど、必ず朝がやってくることにほっとしていると思うんです、必ず朝がやってくる夜が好きなんだと思うんです

この矛盾をもっと上手に言葉にできたら私はきっと小説家になっていたと思うし

、だけど私は上手に言葉にできなければ小説家でもなくて

だから音楽を選んだんだと思うんです