ChatGPTと一緒に「泣いた赤鬼」を紹介するタイトルを考えてみた
震えています。
急に秋がやってきて寒いからでも、流行りの風邪をひいた訳でも無く
前回記事を書いたとき「月に1回くらいは何か書こう」と密かに思っていたにも関わらず、あっという間に半年以上が経過したことに震えています。
Time Flies,光陰矢の如し。
というわけで、お久しぶりです。
いきなりですがWEBディレクターをやっていると、記事コンテンツやメールマガジン、プッシュメッセージ等のタイトルを考えなきゃいけない場面が出てきます。今回はこのタイトル作成について書いてみます。
タイトルが大事な理由
タイトルは、読む人がその記事やメールをタップするかどうかを判断する重要なポイント。ぱっと見て「おっ、ちょっと見てみようかな」と思わせるものでなければいけません。
タイトルの考案にはセンスや国語力が必要と思いがちですが、タイトル作りには一定のロジックがあるとされているのでご紹介していきます。
タイトルの作り方はとても簡単で、以下の2点を抑えればいくつかの案がすぐに作成できます。
本文内容のポイントになるキーワードをピックアップする
キーワードを組み合わせてタイトルを数案作成する
ただ、これだけでは「良いタイトル」にならないので、以下のロジックを追加して検討していきます。
1.コンテンツの内容を明確に言い表すものにする
当たり前のことですが、タイトルに惹かれて読んだ内容が期待したものと違っては満足度は下がってしまいます。
読むと何かが理解できる便利なトピックスなのか?
ちょっとした感動を与える心温まるストーリーなのか?
など、このコンテンツはどういう内容なのかがわかるようにします。
2.読む人のニーズや興味関心を引くキーワードを入れる
読む側が「自分にとって有益」「自分に関連がある」と判断ができるように
「〇〇の人は必見」や「知らないと損する」など、読む人のニーズを刺激する表現も有効です。
3.最初に大事なポイントを書く
WEBのテキストは左から読むものなので、大切なことは左に書いたほうが良いとされていますが、メールマガジンの件名やアプリのプッシュ通知などでは、そもそも長いテキストは後ろが省略されてしまうので伝えたいことは冒頭に配置してあげるのが良いです。
4.具体的な数字をいれて説得力をあげる
「90%以上が〇〇と回答」
「3人に1人が購入」
「〇〇のおススメベスト5」
など具体的な数字をいれるのも有効です。伝えたい内容により説得力を持たせることができますし、読む側にも安心感を与えることができます。
ちなみに、全く関係ないですが
「人生が変わる1分間の深イイ話」
って、タイトルとしてすっごく秀逸だなと思うものの一つです。
このタイトル、こんな短文でコンテンツの中身のイメージもでき、その後の効果も伝えていて、さらに必要な時間まで理解できています。完璧です。
タイトル作成にChatGPTを活用すると便利なのではないか?
話がそれました。
タイトル案の作成の方法とロジックが存在しているなら、ChatGPTを活用したら便利かつ最高なのじゃない?と思い試してみました。
試しに、とある有名な童話を配信するコンテンツとしてタイトルを考えてみます。
「泣いた赤鬼」のタイトルを考える
ストーリーは誰もが知っていると思うので割愛します。いい話です。
まずはこの童話の全文をChatGPTに投げて要約してもらいました。
まだちょっと長いな…と思ったので、箇条書きで簡潔にまとめてもらったものがこちら。
だいぶ要約されたので、キーワードの策定が容易になりました。
いくつかポイントを抜粋して、ChatGPTとやり取りしながら推敲したキーワード案がこちら。※ここは自分で考えました。
キーワード案:
・心のやさしい鬼は存在する
・赤鬼は人間と仲良くなりたいと願っている
・赤鬼の願いを叶えてあげたい青鬼は一計を案じる
・成功する二人の計画
・人間と仲良くなり、幸せな赤鬼
・あの日以来、姿を見せなくなった青鬼
・残された青鬼からのメッセージ
では、いよいよこのキーワードを元に、ロジック含んだタイトル案をChatGPTに考えてもらいました。それがこちら。
何度かプロンプトを変えて試しましたが、
「心温まる友情:赤鬼と青鬼の奇跡の絆」
「仲間の証:赤鬼と青鬼の感動的な冒険」
「失われた友:赤鬼の願い、青鬼の奇跡」
…みたいなやつが返ってくるばかりで、使えそうなものは引き出せませんでした。ChatGPT丸投げでいい感じのタイトル作成はちょっと無理そうなので、GPTにもらった案も推敲しつつ自分で考えることにしました。
自分で考えたタイトル案:
なんだかNetflixやAmazonPrimeの動画エピソード紹介みたいになってしまいました。もう少し短くしてみます。
興味関心を引くワードを追加
冒頭に数字も入れてみます。
※お詫び※
このタイトルは、ロジックに当てはめて考えたものということで
文章のセンスは二の次として読んでいただければ幸いです。
ChatGPTと一緒にタイトルを考えてみた結果と感想
「泣いた赤鬼」の話は有名すぎて、作品タイトル「泣いた赤鬼」が元々秀逸すぎるため新しくタイトル付けるのが難しすぎましたが、ChatGPTの要約テキストはキーワードの策定にはとても有用でした。
プロンプトの内容や質により、回答は変わってくるとは思うのですが、以下は個人的な見解です。
・ChatGPTは単純な文章の生成はできるけど、「読ませるための文章」の生成は出来ない。条件を追加して補正していくと、いろんな角度からの案はたくさん出せる。
・精度50%くらいのものでもいいのでとにかく壁打ち的にいろいろ対話すると、アイデアが増える&自分の気が付かなかった視点が出てくるのはとても良い
・最終的に「結論ってこうだよね」みたいなアンサーは自分が持っておかないと、AI任せの文章は内容がぼやけてしまう。
ChatGPTを活用したタイトル作成は、
結論「要約やアイデア出しとしてアリ!」と思います。
赤鬼くんは、今どうしているんだろう
余談ですが「泣いた赤鬼」は結末が悲しすぎるので、ふとChatGPTにこんな質問もしてみました。
ChatGPTの回答は果たして?
赤鬼くんと青鬼くんが、どこかで幸せでありますように。
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