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UXerが闘病UXの記録をはじめました

乳癌が見つかりました。

父は40歳の頃胃癌で全摘したし、父方の若くして亡くなった親戚はほば癌という筋金入りの家系なので妹共々覚悟はしていて、「まあいつか来るとは思ってたよね」的な気持ちで受け止めました。

(告知された日はデパ地下でA5ランクのステーキ肉を買って、セロトニン大量分泌のために美味しくいただきました♡)

家族や友人にお知らせしたり、会社に報告して諸々のスケジュールを整えたりを粛々と進めているうちに、ふと、
「そうだ!せっかくUXerが癌になったんだから、闘病のUXを記録して分析とかできたら面白いかも🤔」
と思い立ちました。

本人の何倍もショックを受けてくださっていた黒須先生に、
「闘病UXを記録してジャーニーマップなんかを作ってみようと思ってるのですが、各タッチポイントでの満足度の記録法って何使うといいですかね?」
と相談申し上げたところ、

闘病UXを記録する、っていいですね。医療関係者にとっても参考になるものだと思います。考えてみると、能動的一次ユーザについてはユーザビリティやUXの評価法が沢山提案されています(「UX原論」にまとめてあるように)が、受動的一次ユーザについて向いた評価法ってありませんね。

と賛同くださって、更に

しいていうとERMを利用するやり方があるようにも思います。シンプルに、日付、出来事、経験したこと、評価値、を並べて書いていくだけです。評価値は-10から+10までの21段階。これを出来事があったごと(タッチポイント)に、あるいは一日に最低一回書き溜めてゆくことで、非常にいい記録になるのではないかと思います。評価尺度はそんなに種類はいらないので、不満足-満足、ということでつけていけばいいと思います。

と、アドバイスをくださいました。

うん、確かにこれなら続けられそう!ありがとうございます!

ということで、闘病UX記録用のスプレッドシートを作りました。まずは、医療ユーザーの生の体験を記録していこうと思います!

闘病UX記録シート
闘病UX記録シート

ちなみに、乳癌は今や女性の9人に1人が罹患するのだそうです。

会社の定期健診でなんとなく受けてみた自己負担額2,000円オプションの乳腺エコー。付けてみるもんだなぁと思いました。

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