Dr.K / 七色サーカス団

4人組覆面バンド「七色サーカス団」のドラム、Dr.Kのnoteです。 1st Albu…

Dr.K / 七色サーカス団

4人組覆面バンド「七色サーカス団」のドラム、Dr.Kのnoteです。 1st Album 「七色サーカス団」 配信はこちらhttps://friendship.lnk.to/NanairoCircusdan お問合せはこちら 7iro.circus.dan@gmail.com

最近の記事

ドラゴンボールと私-1986年生まれの場合-

はじめてドラゴンボールに触れたのは保育園の頃。なぜか新潟県長岡市の古本屋で、29巻と30巻のコミックスを父親に買ってもらったのが最初だった。 アニメは既にスタートしていたが、特に見ていたわけでもなく、父が勧めてきたのかどうだったか覚えてないが、ドラゴンボールという名前だけは知っていて、何にせよ大きな理由もなくその漫画を手にしたのだった。 祖母の家に帰りさっそく読んでみると、5〜6歳だった少年に取って最も印象的だったカットは、人造人間20号(ドクターゲロ)の突きにより、ヤムチャ

    • 【フィルムでスナップ#6】Konica C35 で撮る「神戸周辺」

      奥さんの故郷ということで、年に1度は訪れる神戸。 いつもは三ノ宮周辺で遊んで帰るのですが、今回ははじめて有馬温泉や六甲山などに足を伸ばし、家族で満喫して帰りました。 はじめての場所にカメラを持っていくと、どこもかしも切り取り放題、どこからどう撮ってもいい写真が撮れるような錯覚に陥りますが、もちろんできあがりを見てみると、うまく撮れているのは数枚。それでも何でもない景色が、たとえばどこにでもあるような木でも、それがその場所であるとしっかりと印象に残るのがスナップの良さだと思い

      • パパ、光る靴を買う。

        「光る靴が欲しい」と娘が言ってきたので、ああ、やっぱりうちの子もきたかと思い、返す刀で「いや光る靴はいらないでしょ」と答えた。 もちろん本人はえーっと不満そうにしていたが、駄々をこねたところで父親が首を縦に振るなどあり得ないことを、5歳ながら既に熟知している。 光る靴は自分が子供の頃から存在していて、当時から子どもたちのハートを鷲掴みにしていたが、「あんなキラキラしたもの身につけて恥ずかしくないのかな…」とか「重そうで走りにくそう…」「電池切れたら価値無くなるじゃん…」など

        • 【フィルムでスナップ#5】Konica C35 で撮る「芦ノ湖」

          友人家族とキャンプをしに芦ノ湖へ。 普段は街中でスナップを撮ることが多く、自然と長時間触れる機会というのは案外少ないので、ただひたすらに緑と湖を撮りました。 残念ながら天気は曇りだったのですが、それはそれで渋い色彩の写真が撮れて、日常とは違う静けさが切り取れた気がしました。 今回のフィルムは2つ。 まずは「FUJIFILM SUPERIA X-TRA 400」での写真。 暗いなかでも緑色のグラデーションと、コントラストがはっきりと出たように思いました。 撮ってる時はいい景

        ドラゴンボールと私-1986年生まれの場合-

          【フィルムでスナップ#4】Konica C35 で撮る「新宿」

          フィルムだとなかなか夜に撮影することは少なく、やっぱり晴天のもと、日中に撮ることが圧倒的に多いのですが、この街は夜でもすごく明るかったので、これならばと思いシャッターを切ってみました。 今回のフィルムは「ILFORD XP2 SUPER 400」です。 夜、モノクロ、ということで、より光を意識して撮るようにしました。 現像してみると真っ黒くまるでわからない写真もたくさんありましたが、それよりも新宿の夜の明るさが際立つ写真が撮れたことで、自分としては収穫でした。 写真はす

          【フィルムでスナップ#4】Konica C35 で撮る「新宿」

          カウアイ島の素晴らしきミュージシャン!彼の名はEli Smart(イーライ・スマート)!

          サブスクで偶然出会った美しい楽曲 普段Apple MusicとかSpotifyとか、音楽のサブスクで、AIの薦める楽曲を垂れ流してたりすると、思いがけず、素晴らしいアーティストとの出会いがあったりする。 その日も出先での仕事中、BGM代わりにイヤホンでプレイリストを聴いてると、イントロが聞こえてきた途端、手を止め耳を傾けた。歌い出しから心を奪われ、あまりにいい曲なので、思わずスマホを取り出し、スクショすると、それはEli Smart (イーライ・スマート)という一人の青年の

          カウアイ島の素晴らしきミュージシャン!彼の名はEli Smart(イーライ・スマート)!

          【フィルムでスナップ#3】Konica C35 で撮る「横浜」

          これまでも何度か行ってる場所で、さらにベタな観光地だったりすると、全然写真て撮らなかったりします。 けれどフィルムカメラを持っていると、はじめて行った場所のようにあちこちでシャッターを切って、これまで気にも留めなかったところを覗いたりして、また別の楽しみ方ができます。 今回の横浜も誰もが知っている場所ばかり行きましたが、写真にしてみるとまた違う顔をした横浜が見れて、行って楽しんで、帰ってきても楽しめて、カメラの面白さが存分に味わえました。 今回のフィルムはkodackの

          【フィルムでスナップ#3】Konica C35 で撮る「横浜」

          初のテニス観戦。日本唯一のATPツアー、ジャパンオープン!

          ジャパンオープンとは 10月20日、テニスのジャパンオープンを観に、有明コロシアムに行ってきた。 この大会は男子プロテニス協会(ATP)が主催するATPツアーという大会の一つで、世界のトップ選手が集まる格式高い国際大会だ。 日本で唯一観ることのできるATPツアーとして、昨年までは楽天ジャパンオープンという名前の大会だったが、スポンサーが変わり、今年からは木下グループジャパンオープンとして開催されることになった。 テニスファンからすると、トッププレイヤーを間近で観れる機会

          初のテニス観戦。日本唯一のATPツアー、ジャパンオープン!

          【フィルムでスナップ#2】Konica C35 で撮る「高円寺」

          出かけた先で、思いもよらぬイベントやできごとに遭遇すると、カメラを持ってて良かったなと思います。 この日は友人のLIVEを観に高円寺に出向いたのですが、たまたま阿波踊りをやってまして、それがコロナ明けでの4年ぶりの復活ということもあり、駅のホームからもうすごい人でした。 駅周辺の路地という路地は人で埋め尽くされ、軽い気持ちで覗いていこうと寄り道したのですが、人の波から脱出するのに大変な時間を要して、その後目的地に向かうまでに随分と迂回させられました。 今回のフィルムはf

          【フィルムでスナップ#2】Konica C35 で撮る「高円寺」

          【フィルムでスナップ#1】Konica C35 で撮る「国分寺」

          ひょんなことから中古のフィルムカメラを買い、スナップを撮るようになりました。 元々は子どもたちを撮ろうとデジカメを探していたのがいつの間にか自分の趣味に… 今回フィルムはkodackの「ultramax400」を使用しました。 写真は全て加工や修正、補正などなしです。 普段スマホでスナップを撮ったりしてなかったのに、カメラを買った途端日課のように撮り始め、歩くのが面白くなりました。 しかしフィルムは高いし、現像からのデータ化も高い。なかなかお金のかかる趣味と出会ってしまい

          【フィルムでスナップ#1】Konica C35 で撮る「国分寺」

          ヒップホップの名盤 The Pharcydeの「Bizarre Ride II the Pharcyde」

          プロローグ 僕が中学生だった2000年前後、Dragon Ashが現れてから男子たちはすっかりラップ、ヒップホップの虜になり、休みの時間になれば渡り廊下で輪になって口ずさんだり、放課後は仲間の家に集まりVHSでB BOY PARKを鑑賞、着メロからは手打ちで入力した4和音のイントロが流れ、カラオケに行ってはラップ三昧で、アーティストの着ている服を雑誌で調べては、お年玉を全部裏原宿にぶち込む、といったようなのぼせ具合だった。 当時僕のお気に入りはリップスライムで、音楽番組か雑

          ヒップホップの名盤 The Pharcydeの「Bizarre Ride II the Pharcyde」

          パパ、娘と美術教室に行く。

          はじめての習い事 長女が5歳になり、そろそろ習い事にでも通わせてみてはどうだろうか、そんな話を妻としていた。 親の勝手な考えでは、泳げる方が何かあった時の為になるということでスイミング、将来の役に立つし早い時期に始めた方がいいということで英会話、これらが最有力候補として挙げられていた。 もちろん決めるのは娘なので何となく尋ねてみると、まずスイミングは即座に拒否、英会話は少し迷いを見せていたので、両親が徐々に誘導するも、一旦保留の体となった。 スイミングは保育園の他の子も結構

          パパ、娘と美術教室に行く。

          ブルースの名盤 ハウリン・ウルフの「Moanin' in the Moonlight」

          はじめてブルースに興味をもったのは高校生の頃。 映画が好きだった僕は、お気に入りのマーティン・スコセッシ監督が新たなプロジェクトを始動するというフライヤーを手にした。そこには「THE BLUES Movie Project」と書かれていて、ブルースを題材にした7本のドキュメンタリー映画がこれから公開されるという内容が記されていた。 監督はスコセッシ本人の他に、ヴィム・ヴェンダースやクリント・イーストウッドなど豪華な顔ぶれで、当時ブルースにそこまで興味のない自分にとってもそれだ

          ブルースの名盤 ハウリン・ウルフの「Moanin' in the Moonlight」

          スポーツとオルガン

          大阪に住んでいる小学生の甥が、WBC以来すっかり野球にハマっているらしく、すぐさま地元の少年野球チームに入ると、試合がある日は必ずテレビで観戦するといった入れ込みようで、夏休みの間に東京に遊びに来ることになったのだが、そこでもやはり野球を観たいというリクエストがあったようで、私も付き添いで行くことになった。 彼はもちろん阪神ファンだが、休みの間に滞在する祖父祖母の家から一番近い球場がベルーナドーム(西武ドーム)ということで、西武の試合を観に行くこととなった。 今のライオンズ

          スポーツとオルガン

          パパ、保育参観に行く。

          保育園から保育参観のお知らせをもらった時は、えっ?そんなのあるの?とその存在をまったく知らず、何か心のどこかで憧れていた授業参観というものをこんなに早く体験できるのかと思うと、途端にワクワク、というか少し緊張してきた。 年中さんクラスである娘が、一体保育園ではどんな顔をしているのか…考えてみれば娘の外の顔というのを見たことはない。先生からは連絡ノートなどを通して、園での様子を伝えてもらってはいるが、その家とは違う様子に、首を捻ったり、嬉しくなったり、驚いたり…ついにはその見

          パパ、保育参観に行く。

          2008年の高円寺20000V、ビートたけしを流した夜

          突如として舞い込んだDJの依頼 今から15年ほど前のこと、僕は当時大学生で、高円寺にある20000V(二万ボルト)というライブハウスにしょっちゅう通っていた。 このライブハウスはパンクやハードコアといった激しい音楽をやるバンドが主戦場としていることが多く、自分もそういった音楽が好きで、週末はよくイベントに出向いたり、時折自身の組んでいたバンドで出演させていただいたりもした。 ある時友人である亀山くんから、「今度自分のバンドの企画を20000Vでやるから、DJをやってくれな

          2008年の高円寺20000V、ビートたけしを流した夜