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ゆるく生きたい悟りOL。人生の中で唯一続いていることは、出会って13年目の夫との仲。完…

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ゆるく生きたい悟りOL。人生の中で唯一続いていることは、出会って13年目の夫との仲。完璧じゃない日々だけどとりあえず思いの丈を解放してみたい今日この頃。

マガジン

  • 【唯一続いていること】出会って13年目の夫との仲

    飽き性な私が唯一続いている夫との仲について、出会った頃の出来事と感情(13年前の記憶)を言葉にしてみています。全11話。

最近の記事

【夫婦の日記】真夜中の、言ってみ。

診察で、もしかしたらいずれ患部の機能を失うかもと言われた。 とはいえ、今の時点ではなんとも言えないと。 この苦しみは、時間が解決してくれると思っていたけれど、その逆かもしれないとは。 その日は静かに絶望して、仕事をこなした。 週末は、朝イチで夫と図書館までドライブし、美味しいパンを朝食に買って、陽だまりの中リビングで読書をした。 知識が増えるのは嬉しい。 自分の中のもやもやが、本の中の言葉と結びつく発見も楽しい。 本を読んでいる間はいい。 良くないのは、お風呂から寝る

    • 【夫婦の日記】これからは良いことしかないよ。

      夏に怪我をした。 痛みとショックでパニックになり、救急車で運ばれた。 幸運にもこれで済んだ、そう思わないといけない、 きっと時間が解決してくれる、 そう言い聞かせた。 けれど。 自分の一部を失ってしまったと思ったら、 もう昨日までの自分はいないと思ったら、 これは何かの罰なのではないかと自分のこれまでの行いを疑った。 その日は夜中に痛みで起きて、夢じゃなかったことに泣いた。 夫は言った。 これからは良いことしかないよ、と。 秋になって、怪我はかなり、本当にかなり良くな

      • 【TOEIC】ついに目標達成!

        650点の壁をついに達成した! 素直に嬉しい! 点数は660点。 もっとすごい人がいくらでもいるのはわかっている。 けれど、自分でやると決めて、仕事や家事をこなしながらこつこつ、本当にこつこつだけど勉強を続けて、目標を達成できたのはかなり偉いと、自分を褒めたい。 何より自信がついた。 自分に課した約束を果たしたことがこんなに嬉しいことだとは。 この感覚が達成感なんだなと。 応援してくれた夫、友人よ、ありがとう。 いつか海外へ行くぞ。 言わないことは実現しないとホリエモン

        • 【最近の私】noteに飽きたわけじゃない

          毎日1行でもいいんだよなとか言ってたのに、それすらしてないのには理由がある。 要するにここ最近の私は、困ったことに毎日を1行ではまとめられない、主題も1つではないのである。 GWに帰省して義父母の前で号泣して以来、 それは泣くほどのことだっのか、 なぜあの時そんなに感情的になったのか、 泣くのを我慢できない私はなんなのか、 …時間が経つほどわからなくなっている。 決して酷いことをされたのではない。 そしてそのまま、私の興味は、新しい環境の検討へと移った。 同僚と話し

        【夫婦の日記】真夜中の、言ってみ。

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        • 【唯一続いていること】出会って13年目の夫との仲
          11本

        記事

          【夫婦の時間】図書館で勉強するGWもなかなか

          今年はあえて長期連休にしなかった。 賑やかで穏やかな空気が街に流れる中、しんと静かなビルに出勤して、ゆるゆる仕事をしながら、本を読んだり、気になる情報をチェックしたり、心置きなく過ごすことを選んだ。 それで昨日からいよいよ5連休である。 1日目は珍しく夫と別行動。私は友人との再会やショッピングを楽しんだ。 2日目の今日は、町の図書館で夫とデート。 会館前に少しだけ並んで、快適に勉強出来そうな席に着く。 2人の分野は違うけど、隣同士で黙々と勉強する(こうやってたまに休

          【夫婦の時間】図書館で勉強するGWもなかなか

          【哲学】切り替えと諦めは文字通り別物である

          先日、同僚から今の仕事をしぶとく続けている理由を聞かれて、 「20代の時の考え方を全部捨てた」と、正直に答えた。 そういう発言は「諦めた」人にカテゴライズされる要因になるだろう。 ただ、今更嘘をつく必要もないし、 生まれついての純情派(笑うところ)なので、元来嘘がつけない、とでも言っておこう。 10代から20代までは、とにかく目の前のことに一生懸命、誠心誠意やっていれば、きっと誰かが見ていてくれて、いつか認めてくれる、 そう信じていた。 しかし、ビジネスマンたるもの、

          【哲学】切り替えと諦めは文字通り別物である

          【世迷言】どうしよう全然やる気出ないけどプロフェッショナルになりたい

          今朝は、起きたら枕と反対側を頭にしていた。 昨日の夜、お風呂のスイッチをいれたまま、寝てしまった。 大変申し訳ないが、追い焚きをして朝風呂に入る。 夫はゴールデンウィークをどうするか結論を出したいようだ。 当然だ、もう今日と明日で4月が終わるのだから。 しかしそれにしても今日の私はどうしてもやる気が出ない。 これからの人生まだ長いなら、プロフェッショナルになりたいんだよな。 やる気が出ないくせに、唐突に思い浮かぶのは真逆のこと。 やる気がなさ過ぎて、社内ポータルサ

          【世迷言】どうしよう全然やる気出ないけどプロフェッショナルになりたい

          【初夏の夕暮れ】もう夏の匂いがする

          私は空を眺めるのが好きで、仕事中も隙を窺って窓の方を歩く。 今日は、18時を過ぎてもまだ空が青く明るい。 西には燃えるようなオレンジ色。 昼間は大雨だったのに、時間の間にこんなにも変化を見せるなんて、と誰とも分かち合うことなくひとり静かに感動する。 そうすると、空、地球、太陽系、と宇宙の神秘にまで感動が拡張してしまい、自分の目の前にあるPCで開いているメールのやりとりが、本当に、本当に塵のようにどうでも良くなってしまい、早めに仕事を切り上げた。 家の前まで帰って来ると

          【初夏の夕暮れ】もう夏の匂いがする

          【執着と報復】お願いだからきれいだと言って

          私の母は美しい。 色白で細身なのに、骨太で筋肉質で、 笑うと半月型の瞳が形良く並び女性らしいのに、濃い眉がきりりと印象を引き締めて男性らしくもあり、絶妙なのである。 それは無理に形作った美でははない。 何も特別に手を加えていない天然の美しさで、だから魅力的なのだ。 子供の頃、授業参観があると、母は必ず私の友人たちに褒められる。 私が大人になってからも同じで、 予備校の先生も、大学の同級生も、会社の同期も。 母に会った人は皆、 若い、きれい、可愛い、と絶賛する。 極め付け

          【執着と報復】お願いだからきれいだと言って

          【一夜明けて】余韻を慈しむ大人になった

          昨日は最後に夫の名前を呼び、すごく眠い、と言った記憶がある。 殆ど意識がなくても、私は一番気持ち良いポジションをわかっている。 目を瞑ったままもぞもぞと右腕にしがみついて眠りにつく。 明日の髪型なんて気にしないで、深く顔を埋めて。 朝がくれば、また嘘のように日常に戻る。 私は夫がパンを焼くトースターの音で目覚めると、途端に起き上がり、子供のように抱きついてベッドの方を指差し(あっちに戻ろうの意)、夫に笑いながら断られるというルーティーンをこなす。 先に家を出る夫と

          【一夜明けて】余韻を慈しむ大人になった

          【思案】ここでは幸せを秘密にしなくていい

          夫と小旅行に出た。 帰りの新幹線で泥のように眠り、あっという間に到着のアナウンス。 昨日、夫は待ちに待った旅の移り変わる景色に夢中で、気づいた時にはもう日焼けで鼻を真っ赤にしてしまった。 いつもは気にしない性格だが、流石に今回は痛みもあり、堪えたらしい。 私が日差しが強いなと感じた時に、もう一つ帽子を買えばよかったのだ。 昨晩は宿で応急処置しかできず、今も隣で保冷剤を顔に当てている。 あと、私はどうしてかひとつ目的地に行き忘れてしまった。 それらが悔やまれる以外は

          【思案】ここでは幸せを秘密にしなくていい

          【私のユリイカ】新感覚、豚肉のバナナ巻き

          夫の帰りは連日遅い。 毎日似たような朝ごはん、昼ごはん。 夜ごはんだけが、唯一自由になれる時だから、好きなものを食べてほしいとは思っている。 けれど放っておけば、カップ麺や冷凍した揚げ物のお惣菜で済ませてしまう人だから、それも良いんだけれど、やっぱりもうちょっと栄養になりそうなものを食べてほしいと思っている。 といいつつ、私がつくる"適当ごはん"の味付けのレパートリーも尽きてマンネリ化してきた。 遅く帰ってくる夫に、ちょっとでも気分を変えて楽しんで欲しいんだよなぁ、と

          【私のユリイカ】新感覚、豚肉のバナナ巻き

          【ハレの日】たまにお洒落する

          たまにお洒落したくなる。 ジェルネイルをしてもらったのは、人生で2回。 大学を卒業する前にアルバイトを辞めて爪を自由にしてよかった時と、結婚式の時。 どちらもハレの日だったというこだ。 写真や、実際にネイルアートをしている人を見ると、すごくいいな、と思うけど、 爪への負担や、かかるお金のこと、そもそも面倒くさがりな性格なのに定期的には通えないよな…などと逡巡して、いつも素爪である。 それでも、たまにどうしてもお洒落したくなる。 そういう時は、セルフネイルをする。 セル

          【ハレの日】たまにお洒落する

          【noteをはじめて 1ヶ月】私の中の変化

          noteを始めてちょうど1ヶ月が経った。 SNSは苦手で続いたためしがなかったが、珍しいことに、noteは一応続いたのである。 noteを始めたきっかけは、「完璧じゃなくてもとりあえず言葉にしてみる」というのが発端だったのだけれど、 続けているうちに、それは日々生まれては消えていく頭の中のもやもやを、なんとか掬い出して名前をつける、みたいなことだと思った。 そうはいっても、私の頭の中は「整理」というほどはまとまってはいない。 徒然なるままに、ゆるゆる言葉にする。 と

          【noteをはじめて 1ヶ月】私の中の変化

          【実感は翌朝】手放すことで見えた価値観の違い

          朝起きると、いつもと少しだけ違う景色の部屋。 昨日、リサイクルショップでいくつかの家具を買い取ってもらったからである。 宣言通り、私は本当に手放した。 初めての経験だったが、案外あっさりだった。 万年完成しない部屋について、これまで定期的に波がやってきて落ち込んできたが、その度に、まず部屋を決めて取り掛かろう、と夫が言ってくれた。 全くその通りである。 それで、何度目かわからない落ち込みの末、まず寝室を本当に改造することにした。 人間そう簡単に変わらないと思っていたけ

          【実感は翌朝】手放すことで見えた価値観の違い

          【金曜日の頭の中】今からなら何でもできる気がする夜

          金曜日の夜は、1週間の中で脳みそが一番盛り上がる。 期待と安堵と疲労が全て最高潮。 期待と安堵だけでは、盛り上がらない。 疲労もマックスになっているというところが、肝。 キンヨル。 文字にすると呪文のよう。 そこには、今からなら何でも出来そうな気分に駆られ衝動的な行動に出てしまう現象がある(少なくとも私の中には)。 この状況に似た例えを探すなら、「丑の刻参り」に違いない(と言っても当然やったことはない)。 誰が決めたかもわからない時間の縛りを与えられ、人目を忍んで目

          【金曜日の頭の中】今からなら何でもできる気がする夜