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生活での道具など

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予備のこと

予備のこと

タッピングというのは、視覚に障害がある選手が競泳をするときに、壁を知らせるために選手の頭や体を叩いて知らせることです。

その知らせるのに合図棒という道具を使っています。

渓流釣りなどで使う延べ竿というのがあるのですが、私や他の方も合図棒で手作りのものはそれを使って作ることが多いと思います。

私が使っている合図棒が先日折れました。上の画像がそれです。プールでタッピングしたときに継ぎのところが裂

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タッピング棒

タッピング棒

メンテナンスについて

タッピング棒は釣竿であることと水にぬれることから干すことが必要だと思います。

釣竿をそのまま組み立てたままにしていると、棒から雑巾臭がしてくるといううわさが周りで広まっています。本当かはわからないですが、さすがに雑巾臭は選手に申し訳ないので、メンテナンスをしています。

まずは棒です。

アタマをとって先端についている輪ゴムを一番外側の棒に巻きます。先端についていたら、棒

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タッピング棒について

タッピング棒について

アタマのこと

前回に書きましたが、私はタッピングのボランティアをしています。

そのときに使うタッピング棒という道具について書いていきます。

少しでも誰かの参考になり、タッピングを身近にしていただけたら、視覚障害のかたが気楽に泳げるのではないかと思い、初心者の私がタッピング棒の制作過程を書いています。製作は自己責任でお願いします。

今回はタッピングのもう一つの部分棒の先端について思うことです

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タッピング棒について思うこと

タッピング棒について思うこと

釣竿のこと

私はタッピングのボランティアをしています。

タッピングというのは、視覚に障害がある人が水泳をするときに壁を知らせる合図をすることです。

タッピングをするには道具が要ります。タッピング棒というのですが、それで泳いでいる人をタップします。

そしてその道具というのはビート板みたいに水泳の道具として売っていなくて、自分で作ることとなっています。

私は、タッピング棒を作ったことがある先

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サピエ図書館

サピエ図書館

知り合いの方からプレストークを使うと楽しいですよと助言を頂き、Aさんはプレストークリンクポケットの申請をしました。
プレストークリンクポケットというのは、簡単に言うとiPodみたいな感じです。

視覚障害の人は申請することで補助を受けて使えます。
このプレストークは、ボイスレコーダーの機能やデイジー図書を聞くのに使っています。

サピエ図書館というのは視覚障害者が申請して使うもので、Aさんは、パソ

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生活を支えているデザイン

生活を支えているデザイン

私たちは見えない生活の中で、これはどうにもこうにもと思っていることはたくさんあります。でも何年か生きてきた中でデザインが代わり、これはありがたいと感じたものもあります。そんなユニバーサルデザインというのかはわかりませんが、それを実感した2つのものを紹介したいと思います。

まずは、洗濯洗剤です。Aさんは視力がほとんどなく、この洗濯という家事の中では困難がたくさんあります。それの一つ目は洗剤の量を計

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文字打ち

文字打ち

キーボードで文字を打つのにブラインドタッチができたら便利ですよね。
Aさんは視覚障害があるのでキーボードはまさしくブラインドタッチです。結構小さいころから、ポメラでできるようになりました。
小学校のときとかに早打ちのソフトとか学校でさせられていたけど、そういうのはいまいちだったかもしれません。自分仕様のキーボードにできなかったからだと思いました。
どうしたかというと、キーボードに凸シールを自分が目

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ポメラのきっかけ2

ポメラのきっかけ2

ポメラという道具で文字を打つことは前々から思っていたのですが購入にふみきったのは、dm30が新発売されたときです。

字を書くことはあまりにも時間がかかりすぎ、消しゴムの操作性の悪さや漢字の細かな書き方など、学習につながらなくなってきていました。
授業の板書をキーボードでするほうが学習になるのではと感じはじめていました。それまで、学校は特に国語では変換をとにかく嫌い、全く取り合ってもらえませんでし

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iPadでキーボード

iPadでキーボード

キーボードで第一に思いついたのがiPadでした。
もともとiPadは学校に持って行くことができていました。なので導入しやすいのではと思ったのです。

iPadのもともとの用途の話は後に記事にするつもりですが、今はキーボードとしての用途について書いていきたいと思います。
学校ではネットは使ってはいけないとなっているので、オフラインですることになります。

iPadは本当に多機能で何でも出来そうなので

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ポメラのきっかけ1

ポメラのきっかけ1

身内のAさんが字を書くのが大変になってきて、キーボードで打つことに変えざるを得なくなったのです。

書字ができない辛さの理解は、教育関係の中ではなかなか進んでいません。国語の評価のひとつになっているからなんでしょうか。
今はどこまで進んだかわかりませんが、書字ができない人のツールにキーボードが合う人が、たくさんいるのではないでしょうか。

LDの学習障害がある方でも字を書くのが大変だったり、細かい

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