マガジンのカバー画像

美術展初心者🔰による感想ノート

8
美術館巡りをした記録のまとめです
運営しているクリエイター

記事一覧

美術展「バンクシー展」の感想

美術展「バンクシー展」の感想

大まかな内容

正式には、「バンクシー&ストリートアーティスト展  ―ストリートアートの進化と革命― BANKSY & STREET ART (R)EVOLUTION」というタイトル。

道後温泉に泊まりに来て、偶然このイベントを知った。
テレビ愛媛の開局55年の記念イベントで、ちょうど先週末に始まったばかりらしい。

タイトルにあるように、正確にはバンクシーを含むストリートアーティストに焦点を当

もっとみる
美術館初心者が観たメトロポリタン美術館展

美術館初心者が観たメトロポリタン美術館展

週1回の出社日のあと、せっかくの金曜日なので乃木坂まで足を伸ばして行ってきました。

メトロポリタン美術館展とはメトロポリタン美術館(通称 The MET)はニューヨークのマンハッタンにあり、19世紀に建てられた歴史ある美術館です。緑豊かな広大なセントラルパークの一画にあり、横に延びる重厚感ある壮大な建物が目を引きます。

その美術館が2018年から長期の改修工事を行っており、この期間を利用して膨

もっとみる
2022年3月までに絶対に行きたい美術展

2022年3月までに絶対に行きたい美術展

この前メトロポリタン美術館展に行ったあとから、別の美術展に行きたい熱に冒されています。

観たいのは西洋絵画なんですが、美術館ナビによると2月27日現在、関東近郊で21件が開催中です。

その中でも、3月中に会期が終了する美術展が気になりました。

ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ
於:茨城県近代美術館 3月27日(日)まで

ボーラ美術館  モネ ー 光のなかに 

もっとみる
「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を観てきました

「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を観てきました

前回のnoteで書いたとおり、今月中に行きたかったフェルメールと17世紀オランダ絵画展に東京都美術館まで行ってきました。
金曜日の夜に行きましたが客足は多くなく、ゆとりをもって落ち着いて見ることができました。18:45ごろに入場して全部観るのに20時の閉館ギリギリ。

絵画展の見どころ興味がある方ならすでに知っていると思いますが、この絵画展の見どころはフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」の修復画で

もっとみる
「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」の感想 (写真あり)

「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」の感想 (写真あり)

今年一番最初の美術館は国立西洋美術館。実は初めて。

お目当てはピカソ展。会期が今月までなのであわてて予約していってきた。

数日前の天気予報では曇り。雨も降るかもしれないと言われていたのに、歩くと汗ばむぐらい、晴れた天気に恵まれた。
当然、老若男女問わず来場者でにぎわっている。

本展覧会はユダヤ系ドイツ人の画商であるベルクグリューンがコレクションしていた作品の展示がされている。ベルリンにあるベ

もっとみる
「ルーヴル美術館展 愛を描く」の感想

「ルーヴル美術館展 愛を描く」の感想

5月5日金曜日、14時30分の入場の回で行ってきた。
昨年に告知を見てから楽しみにしていた美術展のひとつ。

「ルーヴルには愛がある」というキャッチコピーが示すように、本美術展のテーマは「愛」。人間の根源的な感情である愛の概念が絵画芸術にどのように抽出されてきたのかを、16〜19世紀半ばの作品全73点が浮き彫りさせている。

愛情表現の様々な形が神話画、宗教画、風俗画などで描かれている。数百年も前

もっとみる
「マティス展」の感想

「マティス展」の感想

会期が今月末までに迫ったマティス展に行ってきた。本展は約20年ぶりの開催。
国内他の都市での巡回がないイベントで、とても貴重な機会なのはまちがいない。

お盆休み初日とも言える山の日、朝9時台の上野駅はまだ人の姿は多くなく、まっすぐ都美術館を目指して歩けたぐらいだった。

しかし、中に入るとそこそこ行列ができていたし、出てきた時には次回入場待ちの列が長く伸びていた。いかに本展が盛況なのか分かる光景

もっとみる
「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」の感想

「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」の感想

東京展最終日の前日、文字通り駆け込むように行ってきた。

桜が満開になる間際の土曜日で、上野公園は長く寒かった冬の終わりを待ちわびていた多くの人で賑わっていた。

会場になった東京都美術館も例外ではない。

当日券を求める長い列と、入場待ちの長い列と、完売のアナウンスの声が、いかに人気の展覧会であるか教えてくれる。

美術鑑賞の初心者の自分にはとてもわかりやすい、居心地のいい展覧会だった。

本展

もっとみる