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一過性の幻です。高校生の頃のiPhoneのメモにあったおはなしを中心に載せています
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#おはなし

夢売り

私は夢を売っている

夢は不思議で自由だ。
なんせ寝ているのだから、
そんな寝て得る方の夢を作って売るのが私の仕事、

私は夢を作るために一度寝て、夢の中で夢を考えては練る。
夢の中では時間などないから自分の納得のいくように夢を作ることが出来る。
たとえば出てくるお家の内装から服の肌触りまで全部思い通りだ。

私が起きてる間に嫌なことがあったら腹いせに怖い夢を作り、嬉しいことがあったら、ふわふわし

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蔓延悪魔

アクマが整形みたいなノリで広まってる世界の話。

脂肪を取る代わりに筋肉をつけるために燃える脂肪も無くなるから
楽して細くなりたい馬鹿な女の筋肉無くなる。

けど整形と一緒で全員が全員やるかっていとそういう訳では無い
自制心働く人間はそいつが悪魔だと知っている。

アタシ、メカダメなのよぉ〜

機械の便利さと人間のスペックは反比例
足して2で割っていち

賢い人間が生み出した賢い人間の手を離れた賢い人間より賢い機械が人間の持つ可能性のうちに入ってると考えるのがもうおこがましいのでは???
自生してる機械の賢さと人間の賢さ、足して10になっててそれを割って人間の分、機会の分って言うのがおこがましいって言ってるの、棒グラフなの、円グラフじゃないの

機械が賢くなればなるほど人間は考えなく動か

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相撲文字パンティー撃退法

別れたクソ夫の借金取りに追われる妻、玄関に立てかけてあった箒でスカートめくられ「もう帰ってください!!」
と言うも相撲文字で「室津」って書いてあるあったかパンツ履いてる。
ヤクザはドン引き「……やべえもん飼ってんじゃねぇか」と言って帰る。

口は災いのもと

B太郎「あーだめだめ、あいつはガサツだから」
C吉「えっあのおしとやかそうなA子ちゃんが??!」
「あいつの見た目はあてにしちゃいかんよ、あれはゴジラだよゴジラ、メスゴリラとかじゃなくてメスゴジラ、ゴリラのが世界に対して無害に生きていける分マシだよ」
A子「うふふ♡がお〜♡(B太郎を消し炭にする)」

フロンさん

桜舞う四月僕は出会ったフロンさん、何人かはわからないカラッとした性格で焦げ付いたりしないサラッとした性格、よろしく、どんな熱さにも耐える強い人、
他の人を知らない僕はこの人と永く一緒にいるんだと思った
でも僕の怠惰からフロンさんを傷つけることになってしまった
君の上で具材切ってごめん
その時付いた傷から色んな言葉がくっついてカサブタみたいになってる
使う度出会った当初のスルッとサラッとした性格は失

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教えと洗脳、宗教とニヒル

はい立って!んーちょっと遅かったかな座って!また立って!座って!立ってすわって!たったと見せかけて座って!
あはははは
君達は大人が全て正しいと刷り込まれてきたようだがそれを信じてるんじゃ行けない
「先生」だっていつも君たちを馬鹿にして指示を出しているかもしれない。今の僕のようにね、

この世には君たちよりもバカで偉そうな大人がいっぱいいるんだよ
でも君たちよりかしこい大人はいないかもしれない

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昼飯

夏の正午

ひとりフライパンに水を張る

半身浴から少しずつ、ブクブクしてきて肩まで浸かる。

先の焦げた菜箸に連れられて、みんな揃って気泡とゆれる。

いつか手を伸ばしかけたあの子の髪の毛のよう

掻き回して食べた。

おはなし

僕は、お向かいさんが好きだ。

毎日靴を履きながら鍵を閉める彼女に行ってらっしゃいを唱えるのが僕の日課である。

僕は暇である。

僕は彼女が何をしているのかは知らないが学生であろうと思っている。

きっと

彼女は大学2年生ぐらいで専攻では何か地球のために役立つような崇高なことを学んでいて、サークルには所属せず授業が終わると駅前の小さなお弁当屋さんでお惣菜を売って近所の疲れた胃袋を満たしている。

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おはなし

【山登り】

今日はよく晴れた絶好の日。

君と二人で山登りに来た。

田舎な駅を降りてから景色は自然になっていく。

君と木の葉に溶けていく

僕ら紅葉になってこの世に彩りを与え、乾いて地に落ち大地になるよ

そうして僕らひとつになれるね

これから先も一緒にいようね。

【今日も好きっていう理由】

休み時間、ふざけた会話で

「だーいすきだよ!」

「わーい嬉しい!今日は一日ハッピーデイだね

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