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【川崎駅 ランチ裁判】判決 リピ90% 再訪猶予60日以内「横浜家系ラーメン 壱角屋 京急川崎店」

【注文内容】
家系ラーメン(並)醤油 600円
トッピングほうれん草 120円
ライスバー 0円
合計:720円


【判決】
リピ 90% 再訪猶予60日以内


【判決の理由】


昔から私は、量産型ザクが好きでした


ストーリーはよくわからなかったけど、
初期ガンダムのロボット、いやモビルスーツが大好きでした。

一番好きなモビルスーツはガンダムです。
ただ、必ず5本の指に入るのが


量産型ザクでした


子供の頃は「量産型」という言葉の意味がわかってません。
ですが、その名の通り量産型ザクは大量に量産されるジオン軍のモビルスーツです。

そして、大量に生産され、大量に出撃した後、



大量に撃墜されるのがザクの特徴です



つまり、激弱です。

数が多いだけの激弱ザクをなぜ好きなのか、自分でも理由はわかりません。

子どもの頃から激弱の阪神タイガースが好きだったので、弱いものが好きなのだろうか・・・

大量の量産型ザクがガンダム1機にあっさりと倒されていく姿が、
なんとも愛おしい・・・と、子どもの頃は思っていました。

そして、量産型ザクには不思議な力があるのをご存じでしょうか?

ガンダム好きなら誰もが手を出すのがガンプラ。

もちろん、ガンダムやシャア専用ザクを買った人は多いでしょう。

ただ、ほとんどの人が次に手を出すのが量産型ザクです。

そして、ガンダム、シャア専用ザク、量産型ザクを並べて置いたとき、多くの人は



もう一台、量産型ザク買おっかな・・



おわかりでしょうか?

一番好きなガンダムは1台しか買わないのに、なぜか量産型ザクは複数台購入してしまうのです。

私も量産型ザクは4機保有していました。

多くの人が、一番好きじゃないのにザクを複数所持してしまうのです。



なぜか?





量産型ザクは量産されているからこそ価値があるからです





1機より2機、2機より3機あるほうが絵になる、それが量産型ザクなのです。

一番人気があるガンダムよりも多い売上台数を誇る・・・
私はこの現象を




「量産型ザクの法則」と呼んでいました





こんなどうでもいい法則を思い出したのは
あることがきっかけでした。




5月11日(土)11:45

GW明けの天気の良い土曜、ランチは何にすべきかと考えてました。

本格的な夏の少し前で猛暑ではない。やや風は強いがさわやかな気候・・・

(ならばここは弁当か・・・、よしここはほっともっとにでも向かおう)

そう思いながら京急川崎駅の近辺を歩いていたらある看板が目に入りました。




「毎月11日は壱角屋の日」



最近、京急川崎駅近くにできた「横浜家系ラーメン壱角屋」。

そして今日は11日で家系ラーメン(並)600円らしい…。

壱角屋といえば有名な家系ラーメンチェーン店、FCビジネスで儲けまくってる完全にシステム化されたラーメンビジネスと理解しています。

HPを見れば「直営店100店舗突破」「ブランド年商100億円突破」を記念したキャンペーンを予告するなど鼻息が荒い。

なんと、直営店100店舗目がこちらの京急川崎店らしい!!!

ほえーー、そりゃすごいですねぇ。

ただ、モグ山は壱角屋さんに行ったことがありません。

理由は「なんとなく」です。

この「なんとなく」入ったことがないチェーン店は結構あるんです。

吉野家、太陽のトマト麺、日高屋、すた丼、バーミヤン・・・

自分でも理由はわからないんですが「なんとなく」行ったことがないのです。

ただ、
たまたま1か月に一度のお得な日に遭遇し、
しかも並びなし。

これも何かの縁か・・・(いや、ただラーメン600円というお得感に引かれただけ)

運命を感じたモグ山は、
人生初の壱角屋への潜入を決意したのです
(ザッザッザッザ….)

入店するとQR決済可能のタッチパネル式券売機が2台設置されています。

さすがは年商100億円チェーンだけあって、券売機の画面は見やすい。
操作性も抜群で使いやすい。

ただでさえ600円とお得なので、ほうれん草トッピングという貴族気取りの注文をして空いてる席へ。

ほどなくして駆け付けた店員に、麺のかたさ・味の濃さ・油の量をすべて「普通」と伝え食券を渡して、店内を見回すと・・・



無料ライス食べ放題コーナーを発見(´゚д゚`)



ラーメンが600円でライスが無料・・・
これは腹ペコ君にはたまらないじゃないか・・・
※ライス無料は21:00まで

無料ライスバーコーナーにはわさびのふりかけも設置されていた。
とうぜん無料なのでふりかけますよ。

「ふりかけだけで5杯は食える」
そう言い切れるようなライス好き食いしん坊にはたまらないサービスであろう。

そして注文から待つこと数分、いよいよラーメン着丼。

なるほど、のりが3枚にチャーシュー1枚がデフォルトか(今回はほうれん草をトッピング)。

まず、スープをすすってみる。

うん、なるほど。家系っぽい味だ。

麺は中太麺、こちらもすすってみる。

うん、なるほど。家系っぽい味だ。

ラーメンの海苔をおかずにライスを食べる。

うん、うまい。想定通りだ。

チャーシューをおかずにライスを食べる。

うん。うまい。想定通りだ。

驚愕の!!とか、驚きの!!みたいなことはないけど
想定通り、通算打率.270ぐらいの安定感。

と思いながら食べ進めていると、
店内にホールスタッフの声が飛び交っていることに気付きました。

「並、一丁!」
「並、二人前です!!」

さすがは壱角屋の日。
来店する客のほとんどがここぞとばかりに600円の並ラーメンを注文しており、厨房内では忙しそうに男たちがラーメン並を大量生産しています。

さて、肝心の味だが・・・
正直、激旨かと聞かれると「いや、普通にうまい・・かな」レベルかもしれない。

ただ、癖がなく誰もが食べやすいと思える、嫌いか好きかで言えば間違いなく好き方面だけど、ナンバーワンかと聞かれれば大多数が首を横に振るような、でも大多数の人がその存在を必要とする・・・

アイドルグループでいえばセンターではなく右から2番目、
または2列目の左から3番目のような配置だけど、

そういう人たちが囲んでいるからこそ、そのグループが様になる
絵力というか存在感というか、なんとなくグループ力を上げる存在・・・

ああ、これってもしかして




量産型ザクっぽいよな




うん、最強ではないけど、みんなから愛されている。
食べると太るから立場は敵キャラなんだけど。

ゲルググやグフのような尖った感じもないし、
ギャンみたいなお前どんな顔やねんみたいな特徴もない。

量的にもモビルアーマーではなくモビルスーツクラス。

となると、一番しっくりくるのは量産型ザクですよ。

つまり、量産型ナミですよ。
このラーメンはね、量産型ナミなんですよ。

だって壱角屋さんの売上は年商100億円超えですからね?

ガンダム好きも、ゲルググ、ゴッグなどに手を出す人はマニアックなほんの一部の人たちで。

ほとんどの人が手を出すのがガンダム、シャアザク、量産型ザクですよね。

で、ガンダムとシャアザクは1機で十分なんですよ。

でもね、量産型ザクが好きになるとね、たくさん並べたくなるんです。
量産型ザクは量産されてる感があるからこそ、絵になるのです。

だからね、量産型ザクのプラモは3台持ってて初めて一人前なんです。

1位じゃないのに何度も買われる、その結果が年商100億円・・・

これって量産型ザクそのものじゃないですか。

さらに、量産型ナミにはまだまだ無限の可能性があるのです。


なぜか?




テーブル調味料があるからです




テーブル上の調味料は、すりおろしにんにく、豆板醤、こしょう、ラー油、酢、醤油、カットたまねぎ、しょうがと抱負に取り揃えられてるのです。

これはいわば、量産型ナミをカスタマイズで大幅に強化できることを意味します。

これにより、量産型ナミがシャア専用ナミに変貌する可能性さえあります。

もうおわかりですね?

量産型ナミを半分ほど食した私は、量産型ナミの強化に踏み切りました。








豆板醤投入でシャア専用ナミの完成です









カットたまねぎも入れておいしく頂きました。

次は油多めにしようかな・・・、100億円超えキャンペーンで2024年5月13日〜16日の4日間限定で家系ラーメン並を特別価格680円で食べられるそうです。

むろん、来月の11日はまた600円、ライス食べ放題です。

あざした。


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