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ハルシャ
2021年8月30日 20:08
俺の仕事が終わるのは、いつも深夜を回っている。今日も仕事を終え職場から自転車で暗い道路を駆け抜けて5分ほどで家に着く。古いアパートで、よくある階段が外に剥き出したやつだ。俺の部屋は二階の真ん中で、ついたり消えたりする電灯がある錆びた階段をコツンコツンと音を立て二階へ昇る、蛾が死んでいた。部屋のドアに201のかすれた文字。嫌なほど音を立てるドアノブを回して開けて入る。部屋の中は当たり前、真っ
2021年10月28日 17:34
俺が小学六年くらいの頃は、いわゆるオカルトブームてやつだった。皆、超能力開発とか、こっくりさんとかに本気で熱中して口裂け女に本気で怖がってた。そんな俺も、あの頃はオカルト好きで、特にUFOに目がなかった。よく夜に友達と地元の山に登ってUFOがいないか空を見た。その、よくUFO探しを一緒にやってたのが友達のA君だった。A君はUFOが大好きで、クラスでUFO好きとして皆によく知られていた。