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ハルシャ
2021年8月30日 20:08
俺の仕事が終わるのは、いつも深夜を回っている。今日も仕事を終え職場から自転車で暗い道路を駆け抜けて5分ほどで家に着く。古いアパートで、よくある階段が外に剥き出したやつだ。俺の部屋は二階の真ん中で、ついたり消えたりする電灯がある錆びた階段をコツンコツンと音を立て二階へ昇る、蛾が死んでいた。部屋のドアに201のかすれた文字。嫌なほど音を立てるドアノブを回して開けて入る。部屋の中は当たり前、真っ
2021年10月31日 18:07
今日は10月31日、ハロウィンだ、いつもこの日になると思い出すあれは息子が小学二年の頃だった。いつもなら午後5時に帰ってくるはずの息子が帰宅して来ないので私は心配になり動揺していた。あたりは暗く、6時半を過ぎ、警察に連絡をしようとさえ思った矢先、玄関から音が聞こえて確認して見てみると、息子が立っていました。「どうしてこんなに遅いの⁉︎」私は動揺しすぎて怒鳴り声を上げてしまいました。「ハ
2021年10月30日 00:00
私が仕事から帰ってドアを開けると、そこはまっくらだった。もちろん電気は消して出勤したが、そんな感じのまっくら、じゃなかった。もし、それだとしたら外の光が部屋を多少、照らすはずだ、だけど部屋は全てがまっくらで何も見えないし、そこに広がるのは闇だけだった。私はパニックになり後ろを向いた、そこには、まっくらな中にポツンとドアが浮いているように存在していた。私は、すぐに部屋を出てコンビニで自分を落