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蒔倉 みのむし
2024年2月14日 16:47
僕は怖かった。眠ると真っ暗な世界にぽつんと一人、僕だけになっていた。お父さんもお母さんも居なかった。大きな戸愚呂を巻いた何がゆっくりと僕を飲み込むように近づいてくる。僕はそれが怖かった。眠っているといつも襲ってくるそれはまるで黒い大きな怪物で僕はすごく怖くて一人泣いた。周りに誰も居なくて大声で泣いた。誰かに助けて欲しくて涙がボロボロ止まらなくて怖くて怖くてヒクヒク
2024年1月25日 00:07
ビビりな弟は兄を攻撃した。ちょっとした誤解からだった。暗闇から不意に現れた姿に驚いて咄嗟に兄をやった。お前が驚かすから俺はやったんだ。普段おっとりな兄。その日は何気なく夜闇で過ごしていた。突然の事だった。何もしていないのに僕は襲われた。それも弟に。双子の兄弟は二卵性だった。似らん所為で悲劇が起きた。小さい頃からずっと一緒で居なくなると探すくらい仲は良く散歩も一