31's_solution

教育業界に勤めています。 読んだ本や観た映画について備忘録的に示す手段としてnoteを…

31's_solution

教育業界に勤めています。 読んだ本や観た映画について備忘録的に示す手段としてnoteを使っています。 特に面白かったものには✨をつけて強調してありますが、満足したものしか読み終える見終えることはしないので、良質なもののみを紹介しています。

マガジン

最近の記事

科学的に幸せになれる脳磨き 人生の豊かさを決める島皮質の鍛え方

脳科学にはまっています。おもしろい。 自分の理性とかじゃないな、と最近感じます。 学歴と経済力 学歴×経済力は関連があると思いますが、学歴というより「受験でねばった力」とかが関係しているように思います。 学校生活って何かを粘り強く頑張り成果を出すことって大事だと思うんですよね。成果は自分の中で見れれば、客観的じゃなくてもいいと思います。人に説得力を持って説明したいなら数字は必要ですが。 勉強した内容(教養)ももちろんですが、教養を身に着けることで得られるものってあるんです

    • 脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

      心理学を学んでいると、どうしても勝てないというか、太刀打ちできないのが生物学でした。 例えば、男性と女性の話を論じるときに、社会心理学では「ジェンダー」と呼ばれる社会規範(社会で作られた男らしさ/女らしさ)について論じることができます。 一方、男性のほうが力は強いし、女性のほうが言語能力は高い。これはゆるぎない生物学的事実です。まあ平均値の話ですけど。 可変性のある部分を変えていこうぜ、社会!みたいなのが社会心理学なのですが、生物学は「そんなこと言われたら元も子もないよ・・・

      • 📖東大の先生!わかりやすくビジネスに効くアートを教えてください

        アートというか、芸術に関わるものは基本的に好きなんですが そもそもアートってなんだろうっていう疑問にたどり着きました。 ということで、アートに関する本をご紹介します。 アートとデザインの違い アーティストとデザイナーの違いって何かっていうと、実用性であるというところがとても驚きでした。 確かに純粋芸術みたいなものって何の役にも立たないんですよね。日常生活の中で。 私も海外で買った皿を家に飾ってありますが、皿なのに皿として機能していません。 教室掲示もデザイン性を高めていき

        • バカと無知

          私は評価が高い作品を見る癖があります。 みんながいいって言ってるものって大抵いいんですよね。映画とかも同じような感想を抱きます。 ということで、ネットにいいって書いてあった本を紹介します。最終的にはそんなに感動する本ではありませんでした。 この時点で自分と相性が悪いことに気づけばよかったです。 私は結構綺麗事が好きです。なぜなら、教師という仕事は綺麗事を語る仕事だからです。 不条理の事も世の中にはありますが、それが当然だと思いたくありません。自分たちでそういう不条理な世の中

        科学的に幸せになれる脳磨き 人生の豊かさを決める島皮質の鍛え方

        マガジン

        • Book Review
          31本
        • Movie
          16本
        • Museum
          2本
        • Drama
          0本

        記事

          なぜヒトは学ぶのか

          大学院時代、安藤先生という恩師がいらっしゃいました。 安藤先生は遺伝学を研究されており、自分が全く興味関心のない分野だったので、聞く話が全て新鮮でした。 その大学院の授業では、教育心理学の鹿毛先生、行動遺伝学の安藤先生が修論に対して色々コメントをして下さり 専門的知見から発言してくれるって、こんなに説得力があるんだと感動した覚えがあります。 そんな感動先生が、上梓した一冊です。 そもそも学習とは何か 学習っていうと学校の勉強みたいなイメージを持つ人はたくさんいると思いま

          なぜヒトは学ぶのか

          生贄探し 暴走する脳

          とんでもないタイトルの本だという印象がありますが、最近ハマっている中野信子さんの本です。 中野信子さんって、ジャンルは何になるんだろう、脳科学者なのかな。 この本は共著でヤマザキマリさん、テルマエ・ロマエの作者さんと対談形式ですすんでいきます。 今回は日本人の狭苦しい生き方についての本です。 わ協調性という名のアリ地獄 ちょっと話はズレるかもしれないですが、クラスでよく「勉強していない合戦」が繰り広げられます。 今日のテストに向けて、全然勉強してなかったっていう、やってな

          生贄探し 暴走する脳

          (Museum)モネ 連作の情景

          久しぶりに美術館に行ったので、色々書いてみようと思います。 美術館に行くのは好きなんですよね。答えがなくて。 なんでこの絵はこんな描き方なんだろうなーとか色々かんがえると 画家とコミュニケーションをしている感じがします。なんで?みたいな問いかけをしているというか。 答えはもちろん返ってこないんですよね。でも、大体こんな感じなんじゃないかな〜って考えてみて、それに正義も悪もなくて。とっても好きです。 今日は印象派の代表といっても過言ではないモネ。印象派の作品は、写実的じゃな

          (Museum)モネ 連作の情景

          ✨📖勉強するのは何のため?ー僕らの答えのつくりかたー

          高校1年生の生徒たちを教えていると、勉強する意味についてよく分かっていないんだなぁって思うことが多くあります。 かくいう私も高校生の時に勉強する意味なんてわかりませんでした。 浪人した時に、知識を得て成長するのって面白い!って感じてから、知識の吸収だとかにハマった気がします。 ということで、勉強する意味が見いだせない状態に戻すためにこちらの本を読みました。 一般化の罠と心理学 大学受験をする際に、父に心理学を学びたいと伝えたら 「心理学なんてやって何になるの?理系に行った

          ✨📖勉強するのは何のため?ー僕らの答えのつくりかたー

          📖仕事ができるとはどういうことか?

          文化祭が終わったということは、読書シーズンです! 読者の秋、芸術の秋!ということで、私の一押し哲学者である山口周さんが、楠木健さんと対談形式で仕事ができるについて語っている本について紹介します。 スキルとセンスの違い センスがいいって褒め言葉ですが、スキルがいいってあんまり言わないですよね。何ででしょう。 本書ではスキルとセンスについて以下のように定義しています。 以前センスを磨くタイプの本を読みましたが、センスってすごくもやっとした言葉ですよね。 尺度がないものってす

          📖仕事ができるとはどういうことか?

          ✨📖他人に振り回されない自信の作り方

          齋藤孝さんの本は読みやすいんですよね。本も多く出版されている方ですし、今までにも何冊か拝読させていただきました。 拝読させていただきましたって過剰な謙譲語ですね。拝読しました。 ということで、今回は他人に振り回されない自信の作り方という本を読みました。 高校生って特に自信のない時期だと思います。周りに同調しようという傾向が強くなるため、自分の尖った能力に対して自信がつくというよりも、杭を打ってしまうような印象があります。 全く同じなんてあり得ないんですけどね。目立たなくなる

          ✨📖他人に振り回されない自信の作り方

          🎥bridal wars

          周りの友人達が続々と結婚していきます。 嬉しさとなんだか遠くに行ってしまった寂しさ、色々な感情が混じり合うのが結婚式ですね。 結婚式って500万円くらいかかるらしいですね……とんでもねえ…… それだけ1日を大切な日にできるっていうのも素晴らしいイベントだと思います。 ということで、今回見た映画はブライダルウォーズです。 昔見た映画だったんですけど、久しぶりに見返してみました。 最近アンハサウェイが出てる映画ばっかり見るな。 コメディーは脚本命!翻訳家もすごいぞ コメディー

          🎥bridal wars

          📖仕事が速い人が必ずやっている整理の習慣

          文化祭を経て、教師の仕事って忙しいなって思いました。 本当は忙しいんですけど、結構楽しんでやっているのであんまり忙しさを感じないんですよね。 忙しいなって思う時って、やらなきゃいけないことが多い時だと思うんですよね。 ということで、仕事が速い人が必ずやっている整理の習慣という本を読みました。 仕事の効率化には副作用を伴う 生徒の皆さんも勉強法を改善したいなとか考える時があると思います。 でもそれって定期考査前にやるって失敗なんですよね。というのも何かを変える時には必ず副作

          📖仕事が速い人が必ずやっている整理の習慣

          📖✨笑の解剖

          教員たるものユーモアがなければいけないと思っています。 このユーモアというものが非常に難しく、誰かにとっても面白くても誰かにとってはつまらない時があります。 極端な話をするとイジメも人を面白くしようというユーモアから始まったのかもしれません。 まあ、そもそも人で笑いを取ろうという時点でその人自身は全く面白くないんですけれどね…… ということで、経済学者さんが書いた笑の解剖という本を読んでみました。 笑についての理解を深めることで、もっと面白い授業というか笑いの絶えない授業が

          📖✨笑の解剖

          📖センスは知識からはじまる

            今まで心理学とかの本をガブガブ読んでいたのですが もう少しクリエイティブになりたいというか、人文科学的な知識が欲しいというか 人間って面白いぜみたいな本が読みたかったので、こちらの本を手に取りました。 2014年に発売の本なので、ちょっと古い表現もあるのですが クリエイティブに生きることって、どういうことかなって考える機会をくれる本です。 これは自分が心理学を勉強しようと決めたことに、通ずるものがあると感じました。 私は個性というものは何かわかりませんでした。 個性

          📖センスは知識からはじまる

          (Book)SNSの哲学

          夏休みはデジタルデトックスをするチャンスだと個人的には思っているんですが やっぱりSNSの呪縛からは逃れられないような感じはしますね。 こう考えると、学校で携帯が使えないことって本当にいいことだなって思います。 だって、携帯使えると本来得られるはずの経験が得られない訳じゃないですか、家で使えばいい話です。 そんなことを色々考えながら手に取った1冊です。 SNSと黒歴史 インターネットが主流になったのって、自分が中学生ぐらいの時で その頃は毎日weblogというものを書

          (Book)SNSの哲学

          (Movie)✨赤と白とロイヤルブルー

          友達が絶対見てとおすすめしてくれた映画です。 同性愛をテーマにした映画って最近本当に増えましたよね。 LGBTが人権を獲得したからなのか、はたまた不倫っていう禁断の愛を描くことが社会的にNGとなったためなのか。 でも、どんどん市民権を得ていていいことだなって思います。 愛って言葉にしなきゃいけないの? 本編で面白いなと思ったのが、イギリス人とアメリカ人の対比です。 アメリカ人は比較的言葉で愛を表現して(愛してるよとかすぐ言う)、イギリス人は分かってくれよっていう日本人的な

          (Movie)✨赤と白とロイヤルブルー