(Museum)モネ 連作の情景
久しぶりに美術館に行ったので、色々書いてみようと思います。
美術館に行くのは好きなんですよね。答えがなくて。
なんでこの絵はこんな描き方なんだろうなーとか色々かんがえると
画家とコミュニケーションをしている感じがします。なんで?みたいな問いかけをしているというか。
答えはもちろん返ってこないんですよね。でも、大体こんな感じなんじゃないかな〜って考えてみて、それに正義も悪もなくて。とっても好きです。
今日は印象派の代表といっても過言ではないモネ。印象派の作品は、写実的じゃないぶん画家の顔が見えるから好きです。
どんな気分とか表情で書いたのかなっていうのが追加できるっていうのが魅力的です。
連作 ー同じものは同じもの?ー
胸の特筆すべき特徴の一つに、原作を作っているという点が挙げられます。
簡単に言うと、同じものを何回も描いてるってことですね。パレットを並べる時もある(場所により画角が変わる)し、季節や時間帯が変わるときもあります。
そうなると、例えば藁の山があったとして、果たして同じものといえるのだろうか?って思うんですね。
藁の山は藁の山なんだけど、それ以上に、藁の山を見ている人で印象が変わるというか。
冬だと燃やすのに使えるなあとか、夏だと運ぶのめんどくさいなあとか。
同じものに対しても、時期や場所が変われば抱く印象は変わるものです。
しかも、私たちの気分にもよりますよね。
機嫌がいいときには藁の山になんて目もくれないかもしれないし、日頃の感謝を覚えるかもしれない。機嫌が悪い時は蹴散らしたくなる。
必要なときにはないかもしれないし、藁の山ひとつを見るだけにもいろいろな感情が時間、場所、主観性によって変わるように思います。
モネはとっても正直な人のような印象を抱きました。綺麗に見える時はきちんと鮮やかな色で綺麗に見えるし、綺麗に見えない時は暗い色を使って描く。
一方で、この人いらないんじゃないかみたいな大きい木も普通に描くのが面白い。だって、そこにあるんだから取り外すことはできない。
自然に対する不可逆性みたいなものも感じました。
とはいえ、季節が違っても感情が動いても変の対象とする者に対する愛みたいなものは普遍的に伝わってきました。
好きだなーとか嫌いんだろうなぁとか色々思っちゃうことはあるけれど、いっときの感情じゃなくて、嫌いな時はあっても総じて好きであれば仕事でも人間関係でも何でも上手く続くんじゃないかなって思いました。
上野恩賜公園紅葉もとっても最高でした!
26歳くらいからは11月って仕事が忙しいかったり就活したりしていたりしてたので、紅葉見る機会が少なくて。
今日は仕事を終えることができたので、充実した時間を過ごせて満足です!
上野の美術館に行くと、ブルーリーフカフェに行きます。おすすめ!
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