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🎥✨ インサイドヘッド

めちゃめちゃ推されたので見てみました。
ピクサーだし、子ども向け映画かなって思ってたんですけど、全然違いました……驚きの連続でした。
ネタバレもあるので、注意してください。


人間の少女の頭の中を舞台に、そこに住む「喜び」「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐れ」の5つの「感情」を題材としており、擬人化されたそれらのキャラクターを主人公に据え、彼らが少女を幸せにすべく奮闘する様子が描かれている。

ちなみに、原題の"Inside Out"は「裏返し」という意味である。

Wikipediaより引用

人生に悲しみは必要なのか?

映画の趣旨は、一貫してこれ。主人公の脳内で色々な感情のキャラクターが錯綜するのですが、とにかくカナシミの不遇さがすごい。
喜びちゃんが基本的にクラスのリーダー的な存在で引っ張っていってみたいな。
悲しみは、ここから出ないでねみたいに全体のためを、理由とされながら感情を発露しないようにされます。

しかし、12歳となった主人公のライリーは、喜びだけでは生きていけないことに直面します。
特に環境の変化(主人公は引っ越すのですが)を乗り越える時って喜びだけだと厳しいですよね。昔の友人や住んだ家を懐かしく思うことが成長に繋がるというか……

心理学的に何かを失った喪失感のことをグリーフと言います。英語で言うとgrief。
このグリーフをケアすることをグリーフケアとかグリーフワークといいます。

悲しみっていうのは、受け入れられない時に目を向けないことも大事ですが、最終的にはきちんと対峙していくのが大事です。
そういうことを考えながら見ると、すごく大人向けの映画というか、精神医学的な映画だなっていう印象でした。

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