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科学的に幸せになれる脳磨き 人生の豊かさを決める島皮質の鍛え方

科学的に幸せになれる脳磨き 人生の豊かさを決める島皮質の鍛え方

脳科学にはまっています。おもしろい。
自分の理性とかじゃないな、と最近感じます。

学歴と経済力

学歴×経済力は関連があると思いますが、学歴というより「受験でねばった力」とかが関係しているように思います。
学校生活って何かを粘り強く頑張り成果を出すことって大事だと思うんですよね。成果は自分の中で見れれば、客観的じゃなくてもいいと思います。人に説得力を持って説明したいなら数字は必要ですが。
勉強し

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脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体

心理学を学んでいると、どうしても勝てないというか、太刀打ちできないのが生物学でした。
例えば、男性と女性の話を論じるときに、社会心理学では「ジェンダー」と呼ばれる社会規範(社会で作られた男らしさ/女らしさ)について論じることができます。
一方、男性のほうが力は強いし、女性のほうが言語能力は高い。これはゆるぎない生物学的事実です。まあ平均値の話ですけど。
可変性のある部分を変えていこうぜ、社会!みた

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📖東大の先生!わかりやすくビジネスに効くアートを教えてください

📖東大の先生!わかりやすくビジネスに効くアートを教えてください

アートというか、芸術に関わるものは基本的に好きなんですが
そもそもアートってなんだろうっていう疑問にたどり着きました。
ということで、アートに関する本をご紹介します。

アートとデザインの違い

アーティストとデザイナーの違いって何かっていうと、実用性であるというところがとても驚きでした。
確かに純粋芸術みたいなものって何の役にも立たないんですよね。日常生活の中で。
私も海外で買った皿を家に飾って

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なぜヒトは学ぶのか

なぜヒトは学ぶのか

大学院時代、安藤先生という恩師がいらっしゃいました。
安藤先生は遺伝学を研究されており、自分が全く興味関心のない分野だったので、聞く話が全て新鮮でした。
その大学院の授業では、教育心理学の鹿毛先生、行動遺伝学の安藤先生が修論に対して色々コメントをして下さり
専門的知見から発言してくれるって、こんなに説得力があるんだと感動した覚えがあります。

そんな感動先生が、上梓した一冊です。

そもそも学習と

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生贄探し 暴走する脳

生贄探し 暴走する脳

とんでもないタイトルの本だという印象がありますが、最近ハマっている中野信子さんの本です。
中野信子さんって、ジャンルは何になるんだろう、脳科学者なのかな。
この本は共著でヤマザキマリさん、テルマエ・ロマエの作者さんと対談形式ですすんでいきます。
今回は日本人の狭苦しい生き方についての本です。

わ協調性という名のアリ地獄

ちょっと話はズレるかもしれないですが、クラスでよく「勉強していない合戦」が

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✨📖勉強するのは何のため?ー僕らの答えのつくりかたー

✨📖勉強するのは何のため?ー僕らの答えのつくりかたー

高校1年生の生徒たちを教えていると、勉強する意味についてよく分かっていないんだなぁって思うことが多くあります。
かくいう私も高校生の時に勉強する意味なんてわかりませんでした。
浪人した時に、知識を得て成長するのって面白い!って感じてから、知識の吸収だとかにハマった気がします。
ということで、勉強する意味が見いだせない状態に戻すためにこちらの本を読みました。

一般化の罠と心理学

大学受験をする際

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✨📖他人に振り回されない自信の作り方

✨📖他人に振り回されない自信の作り方

齋藤孝さんの本は読みやすいんですよね。本も多く出版されている方ですし、今までにも何冊か拝読させていただきました。
拝読させていただきましたって過剰な謙譲語ですね。拝読しました。

ということで、今回は他人に振り回されない自信の作り方という本を読みました。
高校生って特に自信のない時期だと思います。周りに同調しようという傾向が強くなるため、自分の尖った能力に対して自信がつくというよりも、杭を打ってし

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📖✨笑の解剖

📖✨笑の解剖

教員たるものユーモアがなければいけないと思っています。
このユーモアというものが非常に難しく、誰かにとっても面白くても誰かにとってはつまらない時があります。
極端な話をするとイジメも人を面白くしようというユーモアから始まったのかもしれません。
まあ、そもそも人で笑いを取ろうという時点でその人自身は全く面白くないんですけれどね……

ということで、経済学者さんが書いた笑の解剖という本を読んでみました

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📖センスは知識からはじまる

📖センスは知識からはじまる



今まで心理学とかの本をガブガブ読んでいたのですが
もう少しクリエイティブになりたいというか、人文科学的な知識が欲しいというか
人間って面白いぜみたいな本が読みたかったので、こちらの本を手に取りました。

2014年に発売の本なので、ちょっと古い表現もあるのですが
クリエイティブに生きることって、どういうことかなって考える機会をくれる本です。

これは自分が心理学を勉強しようと決めたことに、通

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(Book)SNSの哲学

(Book)SNSの哲学

夏休みはデジタルデトックスをするチャンスだと個人的には思っているんですが
やっぱりSNSの呪縛からは逃れられないような感じはしますね。

こう考えると、学校で携帯が使えないことって本当にいいことだなって思います。
だって、携帯使えると本来得られるはずの経験が得られない訳じゃないですか、家で使えばいい話です。

そんなことを色々考えながら手に取った1冊です。

SNSと黒歴史

インターネットが主流

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(Book)✨人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法

(Book)✨人間を磨く 人間関係が好転するこころの技法

3週間の海外研修に引率するとなって、やらなければと思ったのは読書です。
というのも、フライトが長いんですよね。プライベートだったらゲームをするのですが、そうもいかないので本を持って行きました。
その中の1冊がこちら。人間を磨くというキーワードが面白そうだと思いました。

最近なんで人は悪口を言うんだろうっていうのに、思いを巡らせています。
例えば、愛のある悪口ってありますよね。あの人ってああいうと

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📖✨世界の見方が変わる50の概念

📖✨世界の見方が変わる50の概念

大学に入って何をしたいという生徒に尋ねると、サークルなどと答えることはよくあります。
あと、アルバイトですね。しかしながら、大学生の本業は勉強だと私は考えています。
実際に部活やアルバイトに明け暮れていた友人は、なんで大学生の頃にもっと勉強しておかなかったのかと後悔をしています。
大人になればなる程、概念を理解していることによる強さというものに直面します。
本書の、こちらの引用も私の意見を強固なも

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(Book)限りある時間の使い方

(Book)限りある時間の使い方

コロナになってからあんまり集中力が高くなくて
読書に苦戦しているのですが、なんとか読むことができた方がこちらです。

人間の時間って有限なので、何に使うかってすごく重要だと思うんです。
個人的には暇と退屈の倫理学がすごく面白くて、時間の使い方っていうのには興味を示していたのですが、暇とか退屈って時間は果たして悪なのでしょうか。
最近はタイムパフォーマンスいわゆるタイパーって言葉が流行していて、時間

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(Book)✨おっさん社会が生きづらい

(Book)✨おっさん社会が生きづらい

私は学生時代ジェンダーについて勉強していました。
大学院時代は男性学という男性に特化した性のイシューを取り上げ、男性も生きづらいんだぞ〜って論文を執筆しました。

さてさて、そんなときからずっと気になってた小島慶子さんの対談形式著書「おっさん社会が生きづらい」です。

清田隆之「おっさん的コミュニケーションの手放し方」

1人目の対談相手は清田さんという恋バナ収集ユニット桃山商事の代表です。
彼の

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