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寒すぎたメルボルン【日仏夫婦のなれそめ-🇦🇺3:オーストラリア縦断ロードジャーニー/キャンベラ〜メルボルン編②】

【概要】
この物語はフランス人の夫と日本人の私がオーストラリアで出会って家族になるまでを描いたお話。出会って3週間で意気投合し5555kmのオーストラリア縦断のロードジャーニーの様子を実際の写真とともにつづるノンフィクション小説です。また、チャプターごとに変わるTOP画のデザインは全て私の手書きです。

【目次】
▼チャプター1:出会い編
▶︎第1弾 最愛の夫の第一印象が最悪だった話
▶︎第2弾 策士なの?天然なの?ねえどっち?
▶︎第3弾 絶対に忘れられない恥ずかしすぎる初めてのキス
▶︎第4弾 当たり前の関係
▶︎第5弾 そうだ!シドニーに行こう!

▼チャプター2:ロードジャーニー/シドニー編
▶︎第1弾 ゴールドコースト〜バイロンベイ〜シドニーまでの旅
▶︎第2弾 念願のシドニー到着
▶︎第3弾 ボンダイビーチとおしゃれなランチ
▶︎第4弾 そうだ!キャンベラに行こう

▼チャプター3:ロードジャーニー/キャンベラ・メルボルン〜縦断編
▶ 第1弾 ん?キャンベラって首都だよね。

もうすっかり旅に慣れてきて、ちょっと気になった場所があれば車を止めて散歩してみるのを繰り返すのがとっても楽しかった。時にはその日止まる宿が見つからずそのまま車中泊したりしたのも初めてだった。

この時もそうだった。なんとなく車を止めて少し散歩していると木の後ろから気配を感じた。ぐるっと回ってひらけた場所でると広がっていた景色に2人して驚愕。そこにはたくさんの数の野生のカンガルー達が群れでくつろいでいた。

信じられる?これ全部野生のカンガルーなんだよ!

カンガルーの邪魔にならぬ程度の距離でしばらくの間見学させてもらうことにした私たち。幸せな偶然の出会いに心から感動し子供のようにはしゃぎあった。

私「みて!カンガルーって本当にジャンプしながら進むんだね!」
彼「そらそうだよ、でも思ったより飛距離が大きくてびっくりじゃない?」
私「時速何キロくらいなんだろうね。笑」
彼「それな。こっちに来たら全速力で逃げようね。笑」
私「うん。それと思ってたよりめちゃくちゃデカくてびっくりしてる。」
彼「わ!あそこのカンガルーお腹のポケットの中に赤ちゃんがいるよ!」
私「わーーーー本当だ。えー本当にポッケにいるんだ!やばー!!!」

オーストラリアの大自然はどこを見ても感動が待っていて、神経質なこの私がロードジャーニーをいつまでもいつまでも続けていたいそんな気持ちにさえなったのは自分でも驚きだった。

▶︎メルボルンに到着

住みやすい街ランキング7年連続世界1位に輝くメルボルン。近代的な建物があると思えば、その隣に昔ながらの建築が残る新旧が混在したユニークな街だった。そんな素敵であるはずの街メルボルンだが、私たちにとっては風当たり冷たい街に映った。
到着した時期が悪すぎたのかいつも強風に煽られ、私たちも持っているすべての服を持ってしても足りないほどの寒さであったからだ。それもそのはず南半球を南側に進んでいるので寒い方向にズンズン進んでいることは当たり前のこと。それを何も考えずに常夏から来た私たちにはその寒さがかなりこたえたのだった。

写真の通りスーツケースから引っ張り出したセーターとウルトラライトダウンを重ねて寒さを凌いだが、それでもなお足りないくらい寒くてびっくりした。
2日前まではシドニーでTシャツ半パンだったのに!

細い道に広がる小さなお店達。美味しいコーヒー屋さんに何度も体を温めてもらった。

▼唸るほど美味しい飲茶に感動

メルボルンで忘れられないお店になったのは、まさかの飲茶の店だった。
飲茶はそこそこ好きだったし、たまに食べにいくことはあったがこの店は格別だった。
飲茶ってこんなに美味しかったんだと知るのがまさかのオーストラリアだなんてと思うかもしれない。しかし今でもこのお店のためにメルボルンまで行きたいねと今でも話が上がるほどである。

いつも行列ができているお店「Shanghai street dumpling」の焼き餃子

こちらは小籠包。ガッツリ大きい飲茶で食べ応えがかなりある。
なのにリーズナブルで感動。メルボルン滞在中何度も通った。

美味しいものを食べられるだけで、人生こんなに幸せなんだなぁとなんだかしみじみした。
特に寒さにやられていた私たち。海外で久しぶりに味わうアジアの味は寒い心もあっためてくれるほどホッとした味だった。

つづく。

▼今回のあとがき———
こうやって旅のことを思い出しながら描いていると、
眠っていた思い出が次々と蘇ってきて正直びっくりしています。
そうだ!ここでこんなことがあったんだ!すっかり忘れていたなぁなんてしみじみ浸りすぎてしまいます。(笑)

大事な思い出も仕舞い込んでいてはいけないなぁ。たまに出して思い出すってとても大事だと改めて感じたりしてあたらめてこの度のことを書いてよかったなぁと思っています。

それもこれも、なんとなく書き始めたこのシリーズを待ってるよって言ってくださる方がいるから。正直こんなにたくさんの方からメッセージいただけるなんて思ってもいなくてびっくりしていたりします。毎日毎日届く応援メッセージのおかげで励まされて泣きそうです。
本当に本当にありがとうございます!!!!これからも頑張ります♡

あと、これはお知らせなのですが実は近い身内で不幸がありましてこれ以降のお話が実はまだ書けていません‥‥。もしかするとちょっとこのシリーズ週3話出していたのですが、今週遅れてしまう可能性もちょっとでてきています。お待たせしてしまうかもしれませんが必ず書きますので待っていてもらえると嬉しいです。(もちろん何も飛ばさず出せるように精一杯努力しますね♡)

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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また、少しでもサポートしていただけるとこれからも執筆活動続けることができるのでよろしければご検討よろしくお願いいたします。
それではまた明日。
引き続き良い一日をお過ごしください。

▼次回のお話

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