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最愛の夫の第一印象が最悪だった話。【日仏夫婦のなれそめ①-🇦🇺オーストラリア出会い編-】

初めの出会いは最悪だった。

ワーキングホリデーで滞在していたオーストラリア。
サーファーズパラダイスと呼ばれる超かっこいい名前のビーチがあるらしいということだけで選んだゴールドコーストで滞在し、もう2ヶ月が過ぎようとしていた。


《写真》ゴールドコーストのビーチ

日本で社会人時代、相手のある方と長年交際しやっぱりいらないと捨てられてからもう1年くらい経つというのに日本にいるとあの人とどうしても顔を合わせないといけない環境からただ逃げたかった。それがワーキングホリデーに行った本当の理由だ。

とにかく毎日ヨガだけをして生きていたい。
当時傷心気味だった私にとってゴールドコーストは最高の滞在地だった。

私が当時通っていたのは「Essence of Living」というヨガスタジオ。
特にクレア先生のクラスが大好きで毎週欠かさず受けていました。

ある日、そのスタジオで撮った写真をインスタグラムにあげると私もこのヨガスタジオ通っています!もしかしたら今朝お見かけしたかもとメッセージを送ってくれた方がいた。
あやちゃんだ。メッセージを頂いた翌日スタジオで遭遇しそのまますっかり意気投合。

交通事故で下半身不全になった旦那さんのリハビリでオーストラリア来たと話す彼女は当時の私には眩しいぐらいの存在で、レッスン後そのまま一緒にランチに行き3時間話し続けたにもかかわらず話し足りなかったのでもっともっと話がしたいと思っていた。

そのあやちゃんが今晩一緒にご飯でも行かない?と誘ってくれた。
そこに居合わせたのが、現在の夫だ。

レストランで隣に居合わせた変なフランス人が日本語で話かけてきてさ、
旦那に興味を持って会ってみたいって言うんだよね…。
今晩一緒にご飯することになったんだけど一緒にどう?

眩しいぐらいのキラキラガール。私が心から尊敬する友人の1人だ。
そのあやちゃんのTEDxはネガディブな私の人生の1つの教えになっている。

初対面で隣に座った夫は、まぁ変なやつだった。
黒いシャツに黒いスラックス姿。今から仕事の面接かBARにでも働きに行くんですかね?
という出立ちだった。常夏のビーチで有名な観光地でそんな格好をしているので正直かなり浮いていた。

普段からこういう格好をしている真面目な人なのかなと思っていた私の想像とは裏腹に、何気ない会話の返しとして初対面の私に対してこう言い放ったのだ。

キミいける?とりあえず自分の顔鏡で見てからいい??トイレそこやで。」

おそらく私は自信過剰気味な発言を無意識にしていたのだろう。
今から考えるとキラキラしたあやちゃんを前にカッコつけたかったのかもしれない。

でも初対面の相手に直球でそんなことを言われたのは正直初めてで、
何こいつ失礼すぎる。マジで嫌いこの人と思った。笑

こののちに、この人と何故か意気投合し3週間後にはオーストラリア1周のロードジャーニーに旅立つ未来を誰が予想できただろうか…。

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