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【打倒残業vol5】神は”ポケット”に宿る。

こんばんは。みなさん、本日もお疲れさまでした。

平日勤務者の皆さん、ついに待望の金曜日がやってきました。私も今日ばかりは、この記事を投稿したらパーッといきたいところです。

週の終わりでキリも良いので、この打倒残業シリーズも今回を最終回とさせていただきます。浅学非才の平社員が偉そうに講釈を垂れてしまい、不快に思われた方もいらっしゃったでしょう。そんな中、第1回からご覧いただいたそこのあなた、本当にありがとうございました。また、全て読んでいないという方、まだ間に合います。同僚とビールを交わす前に。ね。

さて、シリーズ最後を飾る今回は、『神はポケットに宿る。』とタイトルを打ちました。一体どういうことなのでしょうか。

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諸悪の根源は「想定外」。

私はこれまで、人間を残業に駆り立てるのは、自分の中の「理不尽な脳」によるものだとお伝えしてきました(詳しくはvol4参照)。そして、その理不尽な脳に打ち勝つ方法を、シリーズを通してお伝えして参りました。

①やらないことを「やらな通す」。
②定時は諦めて「マイ定時」に帰る。
③昼休憩は死んでもとる。
④「残業したいワタシ」に気づき叩きのめす。

では今から、そもそもの話をします。

理不尽な脳が生まれるのはなぜでしょうか。一番シンプルかつ的確な答えは、忙しいからです。当たり前のようで忘れてはいけないところです。自分の決めた計画通りに事が進み、何も邪魔するものがなければ、その状態は「忙しい」ではありません。人が忙しさを感じ理不尽な脳が大きくなるのは、想定外のことが起こりイメージ通りにスケジュールが進まなくなった時です。

結論、想定外の出来事に柔軟に対応することさえできれば、理不尽な脳と戦わずして残業を殲滅できるということです。

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ポケットを仕込み、想定内へ引きずり込む。

では、想定外に柔軟に対応し、ハプニングを想定内に引きずり込むにはどうすればよいでしょうか。

私の答えは、「To Doの中に”ポケット”を仕込んでおく」です。

ポケットとは、急にふられた仕事やミスのリカバリーに対応するための空き時間の事です。人間誰しもミスるときはミスりますし、サラリーマンの方であれば上司からの無茶ぶりなんて日常茶飯事ではないでしょうか。ただやっかいなのは、このようなハプニングは100%予測することができないということです。だからこそ、多くの人は想定外に対応する時間を考慮せず、一日のTo Doを立ててしまいがちなのです。

その解決策として、私は一回につき30分の「ポケット」を1日のスケジュールに2,3個組み入れております。例えば、営業から帰ってきた後の30分。この時間はお客様からの御用の電話が溜まっている可能性があるので何も予定を入れず空けておきます。あるいは9時の朝礼後の30分。営業に外出する前の朝時間は、上司にとって部下に緊急の指示を出せる唯一のチャンスです。高確率で無茶ぶりが飛んでくるので、事前に空けておきます。

このように、日々の業務の中で想定外が起こりやすい時間帯を観察し、ポケットをあらかじめ設置してみてください。どの時間帯に何度設置しても構いません。あなたのワークスタイルに合わせた設定をしてください。

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そこに神は宿る。

私は、日々時間との戦いである営業職につく中で、ポケットを設置する大切さを何度も痛感してきました。しかし、私は愚かなことに、大切さに気付きながらも、時にポケットを作ることをしばしば怠ります。怠慢と失敗を繰り返し何度も自己嫌悪に陥る中で、私はこの愚かな状況の原因を一つ見出しました。それは、「未来の計画を楽観的に捉えてしまう」という人間の本能です。

子供のころは誰しもが、プロ野球選手やYoutuberになりたいと言います。でも、イチローや本田圭佑でもない限り、その将来の目標から逆算し今すべきことをシビアにジャッジする子供はそういません。「たくさんれんしゅうしたらプロになれる」と計画を楽観的に捉えてしまうのです。

これは子供だからではありません。大人になって少々の計算はできるようになったとしても、根っこの部分は変わりません。未来の計画を楽観的に捉えてしまうのは、人間の本能だからです。

ただ、私はこの記事を通して、皆さんに人間の本能を超越してほしいと思っています。計画に良い意味で悲観的になり、想定外が起こる前提でポケットを仕込んでおいていただきたいのです。人間の領域の超えた「神の目線」にあなたが立つことで、ポケットにも神が宿ることでしょう。幸あれ。

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いかがでしたでしょうか。最後は神まで登場しました。

最後だけ読むと宗教勧誘記事とも誤解されかねないので、ここに今シリーズのポイントをまとめます。

①やらないことを「やらな通す」。
②定時は諦めて「マイ定時」に帰る。
③昼休憩は死んでもとる。
④「残業したいワタシ」に気づき叩きのめす。
⑤ポケットを仕込み、神の目線に立つ。

私はどちらかというと要領が悪いサラリーマンで、いつも帰りはどの若手よりも遅い人でした。ただ、そんな中でどうすれば残業を減らして自分の時間を確保できるかということに腐心していると、この5回で紹介した方法論に達したのです。科学的な裏打ちはありませんので、効果に個人差があるかもしれません。ただ、何もしないよりは何かする方が発見があるはずです。

あなたと仕事の関係性が、より一層良好なものになることを切に願っております。

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それでは、今日の一曲。

今日は金曜日。自分の働きに満足いかなくても、ひとまずは一週間がんばった自分に、こう声をかけてみてはいかがでしょうか。

「これでいいのだ!」

https://youtu.be/PLBq5WgOOdA?t=6

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