2022下半期、美味しかった外食まとめ41品。東京 神奈川 沖縄がメイン。
下半期もそれなりに食べた。
食べる趣味が近い友人がいるってのはありがたい事です。
ただ食べるのが好き同士じゃなくて、味の好み、店の趣味、値段や価値観、食べる量、飲む量、食に対する熱量、そういうのが近い人ってのは少ない。
価値があると思えば1食数万でもだすし、食べたければ一日に5食いくし、ごはんの為だけに新幹線にのるし、定食に300円で牡蠣フライを追加できるならするし、喫茶でコーヒーが出てくるまでの時間が長くても楽しめる、みたいな感じね。
・いつもの概要
とりあえずいつもの説明。
半年ごとに書いてるので、読んだことある人は飛ばしてくださいね~
書くのは美味しかったひと皿、一品。
写真を見て味を思い出して、今すぐにも食べたい物だけを厳選してます。
なので素晴らしいコース料理のお店でも一品の印象が薄ければ書かないこともあります。
(また別に書きたいんで、いつかまとめたいなぁ~)
ジャンルは幅広く、なんでも食べるけんね~
値段も様々、数十円から数万円まであります。
場所は東京、神奈川がメイン。
今回は沖縄も多め、しばらく沖縄に行ってたんでね。
一店舗だけ栃木もあります。
美味しさの基準は人それぞれ。
俺が美味いと思う物に偏りがあるのは重々承知、趣味と偏見ゴリゴリでよろしく。
・あの素晴らしい味をもう一度
2020から書き始めたんだっけな、アレコレ書いてる。
特に表紙というかサムネイル?にしてる写真はヤバい。
全部思い出せるし、よだれが出る。
あのイノシシ、ハンバーグ、コハダ、うどん、ビリヤニ、ホロホロ鳥、鮎、ざざむし、パテカン、ホルモン、ドーナツ、、、
今すぐにでも食べてえ。
あの素晴らしい味をもう一度。
・和食16品
まずは和食系から。
沖縄料理は和食に入るのかというのは置いておいて日本の料理全般です。
下半期は米が美味い季節だからね、米系の店が増えますね。
ミスター味っ子を読んだ事がある方、最初に出てくるあのかつ丼はきっとこんな感じだと思う。そういう感動でした。
荒くほぐされ絶妙な半熟具合の卵、カリッと感を残した絶品かつ、甘めだがクドくないツユ、ほろりと硬めのごはん、、バランスがいいの一言では片付けられない絶妙な塩梅。
長葱を使ってるのも食感や味の面で素晴らしかった。
取り調べでこのかつ丼が出てくるなら淡路町で捕まりたい??
都内に数店あるお米にこだわりまくってるお店。
新宿で飲み潰れて、二日酔いの朝にフラリと行ってみた。
東京で朝からこのクオリティの和食が食べれるの凄い。
炊き立て、握りたてのふわふわおにぎり。
米粒が立ってて口でほろりと溶ける、米にこだわりまくってるというのが伝わる美味しさ。
鮭も美味かったが特筆すべきは塩にぎり。
なんというか米の甘さや旨味、海苔の香ばしさ、普段どれだけ無意識に食べてるのかを考えるきっかけになった。
朝の焼き魚定食も美味いんでぜひ。
沖縄では何杯も沖縄そばを食べた。
中でも美味しかったのが2軒。
てだこはこってり系の名店。
といっても沖縄そばの中でコッテリなだけだから、ラーメンにしたらアッサリ豚骨って感じかな。
豚骨のコクや旨味だけを抽出させたような感じで、重たさが無いのいいですね。飲み干せます。
麺は平麺、もちもち系。
ソーキも美味いし、粗めに刻まれたネギもいい!!
コーレーグースーも紅ショウガも合います。
絶対にまた行く。
ほんでここも素晴らしかった。
けっこう色んな場所の沖縄そばを食べたはずなのに、印象に残ってるのはどちらも浦添前田だ。
スープが圧倒的に美味い。
これぞ沖縄そば。
ゆし豆腐の出汁ってか味がスープに出まくってるのもいい、昆布、カツオ、豚、豆腐の味のバランスが素晴らしい。
麺は均一な中太麺、太さにムラのあるのも好きだけど均一だと食べるリズムがいいよね。
豆腐そばなのに肉がたっぷりなのも嬉しい。
あと、これは意外に難しいのだろうけど豆腐が熱々なのがよかった。
他の店でもゆし豆腐そばを食べたが、ちょっとぬるかったりが多くてテンションが下がったのだけど、ここのは火傷するほどアツい。
ゆし豆腐ってさアツくしすぎると水分出ちゃうしボソボソするし、意外と焦げ付くし、面倒くさいのよ、、
そこをしっかりクリアしてるの凄い、その一手間が人気の証かも。
少し変わった沖縄料理屋さん。
メニューは定番の沖縄料理達なんだが、どれも少しずつ違う。
ただ安易に変わり種にするわけじゃ無く、工夫を重ねて行く内にこの形になったのだろうと察する、そんなこだわり。
おばあと孫の二人でやってて料理の事を聞くと快く教えてくれる。
ジーマーミーのタレは甘いのが多いけど、せっかくのピーナツの味を活かしたいから生姜醤油にしたのだとか。
もちろん豆腐も手作り、柔らかく滑らかで濃厚。人生で1番美味いジーマーミーだった。
一般的なラフテーは醤油と砂糖とで甘辛く炊いた茶色い角煮なのだが、ここは酒と鰹出汁だけでひたすら炊いた豚バラを白味噌のタレで食べるという変わり種。
ただね!!これがめちゃめちゃ美味いの!!
シンプルな味で炊かれてるからこそ肉の旨味や脂の甘さがハッキリ感じれるし、味噌は白玉味噌みたいにノッペリしてるけど甘すぎず辛すぎない美味しさ。
皮付き豚バラのモチモチ感に味噌だからなんだか田楽みたいだ。
上品なラフテーですこと。
那覇から近いし、みなさんオススメ。
イラブー、つまりエラブウミヘビだ。
今回の沖縄旅で1番行きたかったのがこの店。
週に2日しか営業していない店で、立地も変わってる。
それでも沖縄で1番有名なイラブー料理の店だと思う。
エラブウミヘビは処理がめちゃめちゃ大変で、仕込みに3日かかるらしい。だから週2営業なんだろうなぁ。
洗うのだけでも数時間、茹でるので18時間、みたいなクレイジーな料理。
仕込みの方法を教えてもらったけど真似できる気がしない。
イラブーの味は鰹節っぽい感じ、これに昆布出汁、豚足出汁を混ぜたのがイラブー汁。
色は濃いけど味は少しの塩だけらしい。
飲んだ瞬間に身体の隅々まで染みる。うめえ~~
味を例えるのが難しいのだけど、煮干したっぷりのつけ麺ツユや、魚粉をどっさりいれたおでん、血合い入り鰹節で炊いた濃いめの出汁、みたいな感じだけどどれとも違う美味しさ。
元々琉球王朝で食べられていた料理のひとつで、滋養強壮効果があるそう。
確かにコレ食べた時はいつも以上に酔いが回った。千鳥足になったもの。
数年ぶりの沖縄、食べたいのはイラブーと山羊刺身。
行きたいお店はいくつかあったが、どこもやってなくて沈んでいた。
そんな時に歩いてたらここを見つけた。嬉しい。
イラブーほどじゃ無いけどヤギも滋養強壮。
食べると身体が熱くなります。
皮付きの山羊はコリコリで美味い。
想像以上に臭みが無くて意外だ。もっとクセがある物だと思ってた。
皮つきだからゼラチン質がちゃんとあっていい。
肉の味としては豚に近いかなぁ~
骨付きヤギ肉と様々な内臓。
どっさりのフーチーバー(よもぎ)と生姜。
ヤギ刺身と違ってかなり強烈な臭み。アクも凄い。
デカいお椀に山盛りの生ヨモギをいれ、熱々の汁をかけてしぼませる。
それくらい大量のヨモギ、これはかなり強烈で、隣のサラリーマンはけっこう残してたな…
でもね、この手のクセ系が好きな人には堪らなく美味いもんです。
ヤギの臭みと脂とにヨモギのアクと苦味が合うんです。
パクチーと羊みたいな感じかなぁ、美味い。
白いシャツだったからさ、カレー系はやめておこう。そう思っていたのに香りに釣られて頼んでしまった。
けどやっぱ美味い!!後悔してない。
ここで芹蕎麦を頼むと根っこをいれるか聞いてくれるのだけどそれが嬉しくてね。
細めの蕎麦にスパイシーでとろみのついたカレーつゆがこれでもかと絡んで熱々。
具の豚と芹の相性も抜群。
蕎麦屋のカレーというジャンルでここは一線を画してると思う。大好き。
日本屈指の定食屋として注目を集めている菱田屋、その支店である菱田屋酒場がランチをはじめた。
本店とは少し違った料理を出すそうで気になってね。
やっぱ美味かったなぁ~
めちゃめちゃメシが進む味。
本店よりちょっと濃いのは酒場だからかな?
ここは米と漬物も美味いのよ。
やっぱりいい定食だ。
渋谷にこんな良い店があったなんて知らなかった。
仕事終わりに一杯引っかける。まさにその為の飲み屋。
立ち飲み、料理の注文は最初の一回だけ、酔っ払いお断り、だとかそういうのも引っくるめて一杯引っかけるに相応しいお店。
美味くて安くて多い。
どの魚も鮮度がよく処理はしっかり。
高級な部位って寄り美味い部分が重視されてるのかな、見栄えより味が大事なのいいな。
この日のイチオシは佐渡のぶり。
めちゃめちゃいい味だった~
渋谷で1杯やるならここ。
すっごい雰囲気のいいお店だった。
店構えも照明も調度も、華美でなく上品で美しいお店。
一品目がお椀で驚いたが、胃が温まってとてもよい。
白味噌のお椀によくある酸味が淡く、トロリとした味噌の甘味が染みる。
極少量の辛子が味を引き締めてていい。
この日の1番の衝撃がこのカツオ。
めちゃめちゃ美味かったなぁ~
藁たたきは色んなとこで食べてるし、作ってきたけどこんなスモーキーなのは初めて。
そんでもってスマカツオってのがまたいいね。初冬のは脂がノリノリ。
でもカツオだからくどくない。ちょうどいいね。
そのままでも充分に美味いのにそこに柿と菜っ葉の胡麻和えを合わせるの天才的だった。
カツオ独自の酸な旨味に胡麻のまったりした味と柿の甘味が合わさりハマる。
うに 海苔佃煮 湯葉
身欠き鰊 海老芋
穴子煮凝り 青海苔 山椒
メジマグロ漬け 国産マスタード
あん肝 もずく おろしポン酢
赤こんにゃく 銀杏
八寸はそれなりに食べ慣れてるし作り慣れてるんだけどここのは美しすぎて見惚れた。
冬の和食らしく寂しさがあるのだけどクリスマスっぽさもだして賑やかに。
ほんで全部がもうお酒に合うんよ~
八寸だけで飲める店が欲しい。
そんなん美味いに決まってんじゃん!!!って料理ありますよね。
コレはその類い。
和食では珍しい攻撃力の高い物で、カニのほぐし身とカニ味噌、内子に外子、全部をカツにしてカニ餡をかけるという非の打ち所の無い美味さ。
口の中がカニになるかと思った~
贅沢すぎた。
・和食以外11品
和食以外ってまとめかた雑だけど許しておくれ。
フレンチ、中華、イタリアン、エスニックなどです。
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いつもありがとうございます。 書くの大好きだけどやっぱ大変だから、サポートして貰えると持続性が増します。