のぶお@1_million_flower

1記事が誰か一人の役に立てば本望🌼経験豊富な元フローリスト🌻800組以上の会場装花やブ…

のぶお@1_million_flower

1記事が誰か一人の役に立てば本望🌼経験豊富な元フローリスト🌻800組以上の会場装花やブライダルの装花を担当してきました🌈路面店から超多忙な式場までいろんな花屋さんで何でも作ってきましたが今は別の仕事で子供との時間を大事にしてます。経験を次世代へ。思考のきっかけ作り。

最近の記事

価値を決めるのはあなたではない

ブライダルの裏側教えます!みたいな発信をちょこちょこ見かけます。 個人的にはこの手の発信が大嫌いです。 特に「結婚式が高額な理由」とか「安く結婚式を行うには」とか、業界の事知ってます風にお金で釣る内容の投稿にはガッカリします。 予算は安いに越したことはありません。しかしその価値を決めるのはお二人です。このテの発信は、お二人の価値観を「安いモノしか興味ないんでしょ」と決め付けているように見えてしまうので本当に嫌い。 おなか一杯食べたのにいつもより安い。 10個も多いのに同じ

    • おもてなしの花

      画像は帝国ホテルのロビー装花です。 いつもシンプルで品があって素敵ですよね。 私も以前とあるホテルで 館内装花を担当していた時期がありました。 定期装花や婚礼装花、パーティ装花や花束。 宿泊インセンティブのBOXフラワーや 館内季節装飾などなど 一年を通じて様々な提案・施工を 行ってきました。 色々な装花を作ってきましたが そのホテルで私が一番大事にしてた花は ロビー装花でした。 ホテル利用者全員が必ず通るロビー中央に 大きく重厚な専用テーブルが置かれており その中央

      • フラワーロス問題

        モノを作る立場としては仕入れに希望するのは高品質&低単価。他には即納・低ロットなども挙げられるでしょうか。 中でも高品質&低単価はもう何十年も強力なタッグを組んでおり、調達のみならず、販売における歴代最強ペアでしょう。 高品質&低単価の罠 このペアが好まれてきた背景には「売りやすさ」があります。 品質の良いものが安く提示提供できる。仮に売り手の説明が足りなくても、品質の良さが伝わる事で説明不足でも顧客ニーズにささりやすいです。そんな使い勝手の良い高品質&低単価は疑う事の無

        • 教えること=伝わる事 アウトプットの重要性

          とある新人さんが入社しました。 そのコをあなたが指導する事になりました。 この新人さんがあなたより成長するのを 確実に実行できる方法が一つだけあります。 それは何でしょうか? 新人さんの弛まぬ努力でしょうか? 沢山経験させ成長の場を与える? 元々持っているセンスの差? そもそも100%は無理なのでしょうか? 全てを伝える 確実にあなた越えをする方法 それは あなたのスキルを全部伝える事です。 新人さんが元々持ってるスキルに あなたのすべてを足せば 確実に 新人さんは

        価値を決めるのはあなたではない

          花屋でも素振りは大事

          装花は作る人によって完成度が変わります。 その差はセンスとか技量と思われがちですが 実は挿す順番によっても大きく左右されます。 同じ素材を使って同じ形を作ると 同じものが出来そうですが 実は挿す順番はかなり重用です。 仮に見本があっても変わります。 なぜそうなるのでしょうか? それはアレンジを作る際に 重視にしているものに差があるからです。 カタチを重視 形や大きさの正確性を重視するものは アウトライン(完成形の外側)から作ります。 この作り方は量産する時に最適な方法

          花屋でも素振りは大事

          自由な花屋と不自由な灯油屋

          毎回花に関する話題を書いていますが 今はすでに花に携わっておらず 全く別の仕事をしております。 これまで何度か転職をしましたが その度に全く違う職種に 吸い寄せられていきます。 長年勤めた花屋をやめた後 次何をしようかな?と考えた時 「自由のないモノ」を売りたい。 と思うようになっていました。 自由から不自由へ 当時務めていた花屋では ブライダルは340件/年くらい施工をしており 売り上げも1.7億くらいある 比較的大きなお店の店長をしていました。 人気の施設の婚礼装

          自由な花屋と不自由な灯油屋

          見えてるつもり、は見えてない

          皆さんは『一蘭』に 行かれたことはあるでしょうか? 味集中カウンターと呼ばれる 間仕切り型のカウンターが 特徴的なこのラーメン屋は その独創的な食空間が話題となり 大人気の店舗となっています。 以前一蘭に行った時 ふと考えた事がありました。 それは 自分が帰った後の片づけも カウンターの内側からしてるのだろうか? という事です。 カウンターの内側から見える世界 正確な事はわかりませんが 恐らくカウンターの内側から 片付けを行っているでしょう。 味集中カウンターは 遮

          見えてるつもり、は見えてない

          みんな花屋をしてみたらいいのに

          花屋というのは ともて特殊な職種と思ってます。 皆さんの会社で商品の提案や企画は どのような方が行っているでしょうか? 提案は営業が行うでしょう。 仕入は調達課 企画は商品開発室などですかね。 基本的に分業化されており それぞれが独立して 専門的に取り組まれてると思います。 花屋はマルチタスク 花屋の場合 一人で多くの事を行います。 例えば店頭で花束を頼まれた場合 ヒヤリングした要望に合わせて 花の組み合わせを提案し価格提示する。 そして制作し会計。 これを一人で行

          みんな花屋をしてみたらいいのに

          希望が叶うオーダーの仕方

          お花に限った事ではないですが オーダーって難しいですよね。 買い慣れてないので なんて伝えてよいのやら。 自分の希望の伝える為に ちょっとした工夫がありますので 今日はそれについて書いてみます。 花束を頼む時 例えば花束のオーダーの際には どんな事を伝えるとよいのか? Webで検索してみると 以下のような項目をしっかり伝えましょう。 と書いています。 確かにどれも大事な情報です。 伝えにくい項目 用途・相手の情報・いつ渡す、については 具体的に答える事が出来ますの

          希望が叶うオーダーの仕方

          フローリストはなぜ装花を正面から確認するのか?

          ブライダルでは メインテーブル装花など あらかじめ作っておけない装花を 会場で作成・セッティングをし 仕上げをする場合があります。 作業が終わり 最終確認するときになると 製作者はこぞって装花の正面に立ち 左右のバランスや配色などを確認します。 これって一見普通ですが 私はとても違和感を感じます。 真正面から見る人なんて ほとんどいないのに なぜそのアングルでのチェックを 重要視するのでしょうか? 装花を正面から見る人は何人いるのか? より多くの席からお二人が見えるよ

          フローリストはなぜ装花を正面から確認するのか?

          キャリアの浅い新人がベテランよりも優れていること

          ブライダルに伴うフローリストの業務として 会場装花の打合せがあります。 私はいくつかの店舗で店長を自分のお店では 入社3~6か月程度の 比較的キャリアの浅い時期から 打合せデビューをしてもらってました。 一生に一度 決めごとも多く価格も高額 飾る場所も多く提案も必須 ある程度のキャリアを積まないと ブライダルの打ち合わせは出来ないと 思う人も多いです。 しかし入社間もないキャリアの浅い子でも 付加価値の高い打合せは行えますし ベテランを凌駕する満足度を得てきます。 知識

          キャリアの浅い新人がベテランよりも優れていること

          センスの正体を言語化してみる

          前回は花の「美しさ」について考えました。 その過程で、花の持つ美しさとセンスの 共通点を見つける事が出来ましたので 今日はセンスの正体について書いてみます。 花とセンスの共通点 まずセンスとは何でしょうか? 美しさ同様、言葉に表すのが難しいですね。 花の世界でのセンス 花の世界でもセンスは存在していて 例えば同じ花材を使って 同じ見本を見ながら作っても 必ずみんなバラバラになります。 切る長さを指定しても 挿す場所を指定しても、 出来上がるのは十人十色です。 入口

          センスの正体を言語化してみる

          花はなぜ美しいのか

          花はなぜ美しいのか? 突然ですが 皆さんは考えたことはありますか? 当たり前すぎて疑問に思ったことすら 無い人の方が多いのではないでしょうか。 改めて考えると 言葉にするのが難しいですよね。 キレイだからキレイですし、 自然な物だから疑う事なく美しい。 でも自然美=美しいならば みんな全ての花を美しいと思うはずですが 人によって花の好みは違います。 これってなんでしょうか? きっとなにか理由があるはずだし 理由があるなら言語化出来るはず。 そこで今回は これまでの花

          花はなぜ美しいのか

          フローリストにとって資格は必要か?

          フローリストになるには専門資格の取得が近道と思っていませんか?実はフローリストになるのに資格の取得は関係ありません。 何故なら資格はあなたの理解を深める物であってフローリストの免許ではないからです。 私はこれまで800組を超える婚礼装花の担当をさせて頂き、様々な提案・施工を行ってまいりましたが、資格がなくて困った経験はありません。 ここではフローリストになるために資格以上に必要なことと、資格が本当に必要になるシーンについてご紹介します。 この記事を読めばあなたもフローリス

          フローリストにとって資格は必要か?

          noteを始めたきっかけ

          皆様初めまして。のぶおです。 私はいろんな形態の花屋さんに15年程度務めてきた花屋の元店長です。 これまで800組以上の会場装花を担当して色々な提案~施工をしてきました。毎週沢山のブーケを作りつつ、提案資料をまとめたり打合せを重ねながら、装花を製作~施工する毎日で、多い時で1週間で50件以上の婚礼と関わってきました。 現在は花の仕事から離れ、家族との時間を作れる仕事についております。花屋さんってイベントがある日が繁忙なのでどうしても土日祝が忙しくて、子供と過ごす時間がとり

          noteを始めたきっかけ