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みんな花屋をしてみたらいいのに

花屋というのは
ともて特殊な職種と思ってます。

皆さんの会社で商品の提案や企画は
どのような方が行っているでしょうか?
提案は営業が行うでしょう。
仕入は調達課
企画は商品開発室などですかね。

基本的に分業化されており
それぞれが独立して
専門的に取り組まれてると思います。

花屋はマルチタスク

花屋の場合
一人で多くの事を行います。

例えば店頭で花束を頼まれた場合
ヒヤリングした要望に合わせて
花の組み合わせを提案し価格提示する。
そして制作し会計。
これを一人で行うことは珍しくありません。
花屋としては一般的な業務です。

これだけでも
接客・提案・企画・製作・包装・会計など
沢山の業務を一人で行います。

これはベテランだけの仕事ではありません。
花屋の場合、多くは入社間もない時期から
マルチタスクに取り組みます。

全部私が作ります!みたいな
個人経営のこだわりのお店もありますが
半年〜一年も経たずに
これらを行うでしょう。

社会経験の浅いうちから
これほど多くの業務を
マルチに体験できる職種は
あまり無いのではないでしょうか?
しかもライブで。対面で。

値段を決めた事、ありますか?

中でも特殊なのが価格を決めれる事です。

自分が良いと思うモノを提案し
原価計算をしながら使用花材を決め
売価を提示します。

正確にはお客様の予算に合わせた商品作成、ですが
商品価値や利益率など踏まえ
原価構成を自由に決める事が出来ます。
これ、とてもすごい事だと思います。

例えばコンビニなどの量販店で
価格を自分で決めれるスタッフって
何人いるでしょうか?

パン屋さんでパンの値段を決めれる人。
美容室でカットの値段を決めれる人。
とても限られていると思います。
オーナーか、それに準ずる人のみ
価格を設定できるでしょう。
そのくらい価格設定は重要なものです。

花屋のように
個人が売値を設定できる職種は
とても珍しいと思います。

自分が提示した価格に
見合う商品を自ら作る。
キャリアを積んだり
起業してフリーになったりしてないのに
こんな貴重な経験を日常的に
若いうちから体験できるという事は
その後の人生の財産となりえる経験です。

どれも専門職になり得る

他にも花屋にはこんな業務があります
手入⇒園芸
陳列⇒ディスプレー・コーディネーター
納品⇒ルートセールス
発注⇒調達管理
仕入⇒バイヤー
販促⇒広告・編集・プランニング etc
どれも他職では専門職になりえる業務です。
掘り下げればどの職種にも
仕事の楽しさが詰まってます。

花屋の日常を繰り返すうちに
一般的には独立した業務になり得る職種を
キャリアの比較的浅い時から
マルチに体験できる事は
とても豊かな社会生活につながります。

広く浅く経験しその中で
自分の特性・興味を発見することが出来る。
キレイな花に囲まれながら
四季を感じながら
様々な職業経験が出来るのが花屋です。

ドキドキして欲しい

好きなことを仕事にするために
花屋になるのも良いでしょう。
でももしやりたい仕事が
見つからないのであれば
何かを提供して対価を得るの
販売・サービスの仕事に興味があるなら
一度花屋になるのをお勧めします。

自分が値段をつけた
花束が売れるドキドキは
是非一度味わって頂きたい。

会社に守られてたら感じられない
手応えがそこにあります。

好きや興味を探しに花屋へ

みなさんそれぞれ好きなことや
興味がある事を踏まえ
職を選ばれたりすると思います。
でも、もし仕事に対して
希望や興味がわかなければ
一度花屋をしてみませんか?

そこから広がる世界はとても広いですよ。

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