はつきむ

きむらはっさく、略してはつきむです。Twitterで歌人活動してます。ありがたいことに…

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きむらはっさく、略してはつきむです。Twitterで歌人活動してます。ありがたいことにフォロワー5000人超えました。3月の自選短歌でバズった人。雑誌マイカレンダーに短歌・原稿を制作。#占い短歌#マイカレ短歌 選者 Twitter:@hassaku1996

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Profile

木村八朔(きむら・はっさく) 1996年生まれ。歌人。生まれも育ちも東京都。 大学時代は学生記者として活動し、2017年に第7回大学新聞コンテスト(スポーツ部門・朝日新聞社主催)で日本一。 2022年から短歌を始める。雑誌『My Calendar』に短歌・原稿を制作(2022年9月24日〜好評発売中)。同雑誌で占い短歌の選者を務め、12月6日からは書泉グランデにて選書フェアを開催。そのほか岡本真帆の短歌展、季刊誌「エール」、枡野浩一全短歌集の#手紙短歌で入選。 2023

    • 短歌合宿に詰まっていたもの

       伊藤紺さんが講師の、短歌合宿に参加した。SHIGOTABIのイベント「時間が濃くなるまち 〜富士吉田・短歌合宿〜」。結論から言ってしまえば、短歌を始めて以来もっとも凝縮された2日間。解放されたくない時間から、あっけないほど簡単に解放された。たやすく空間に恋したことは初めてだった。 自分の言葉と向き合う時間  「目的は短歌の上達ではなく、時間をかけて自分と自分の言葉と向き合って、自由に切実に作る」。紺さんはこう打ち出していた。  僕は綺麗な短歌を作ろうとするあまり、実景と離

      • 【短歌の解説】歌人の頭の中

         2022年、短歌を始めた。光栄なことにTwitterで少しバズったり、短歌に興味のない人がTLを見てフォローしてくれたり。文芸は作り手のみが正解を知っているから感想を言うのは難しいだろうけど、たまに「こういうの好き!!」と言ってくれることはすごく嬉しい。言葉では説明のできない「なんかいいな」はとびきり尊くて、言語化できないのもまた美しさだと思う。  ただ、友人に「短歌の良さって何?解説があれば短歌を知らない人もハマる可能性が増えるのに」との意見ももらった。今日は、僕の短歌に

        • 〈短歌エッセイ〉こういうの好きそう

           去年のM1から1年が経とうとしている。1年間、記憶に残り続けるネタは作品と呼んでもいい。好きな芸人の順位や出場をあーだこーだいいながら、暖房を付けてただお笑いを眺める時間。1年の内でもとりわけ好きだ。  「路上喫煙ポイ捨て顔やろ!」。芸人、もものネタに掛け合いの真髄はある。お互いの顔のタイプを元に、偏見による「〇〇顔」を一対一のドッヂボールのように投げていく。1ミリでも歩幅がずれようものなら世間の地雷を踏むようなネタで、よくも爽やかに笑いを生み出すなと感心してしまう。  ず

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          短歌の本みたいな人に

           最近短歌にハマっている。この前友人にオススメしたら、「575で読む練習しな」。言うなら57577だし、詠むだし。  57577の世界はきれいで、音楽をつけずに枕元で歌本を読む。不安な気持ち、もやもやがすっきりと晴れ渡る。素人の方でも心動く歌が多々あって。どんな生き方しているんだろう、と日常をのぞきたくなったり。  最近の目標は「短歌の本みたいな人になる」こと。先の友人には「いいね、57577で会話しなよ」と言われた。ちがう、そうじゃない。 人とひと  友人、恋人、会社の人

          短歌の本みたいな人に

          恋は下心、愛は真心

           「恋と愛のちがいを学びたいです」  インスタで、モデルの井手上漠さんが投稿したこの一文。  フォロワーが自分なりの答えで、言葉を紡いでいた。その数は100以上。  その中でとりわけ多かった返答があった。  「恋は下心、愛は真心」 カラフル  筆者は芸能人に詳しい方ではない。  その中で、井手上漠さんの存在を知った。「めちゃくちゃかわいい...」と衝撃を受けて、芸能人の中で一番最初にインスタをフォローすることとなった。  もう一つ衝撃を受けたのは、彼女が身体的な性別が男性

          恋は下心、愛は真心

          野球の基本は親孝行by清原和博

           5月の第二日曜日。2021年、5月9日は母の日だ。  今日、カーネーションを買った。毎年のように送っていても、花が高いということはいつも忘れる。 親の涙1  筆者は片親の元育てられた。女手一つ、一人息子で過ごしてきた。  何不自由なく私立に通わせてもらった。お弁当を作ってもらい、洗濯をしてもらい。そのありがたみが分からず、悪態をつき反抗期が長かった。  高校生3年生の夏、母が珍しく、歯切れが悪く様子がおかしかった。  いらいらしながら問い詰めたら、「腫瘍が見つかった」と告

          野球の基本は親孝行by清原和博

          人生はチョコレートの箱

           恋愛観の話。  先日、名作映画「フォレスト・ガンプ」を見返した。1つの映画の中で何回も泣ける数少ない作品。ぜひ観て欲しい。(ネタバレあり)  あと、名作野球ゲーム「パワポケ」の話も出したい。なんともミスマッチで恋愛に結びつくのか?という感じだが...お付き合い頂きたい。 「人生はチョコレートの箱。開けてみるまで分からない。」  とは映画劇中のセリフ。主人公のフォレスト・ガンプは想像を絶するほどの半生を送ることとなる。  彼が子どもの頃、ママが言っていたこの言葉に動かされ

          人生はチョコレートの箱

          「生」でしか分からないことをnoteで【パリのデモ編】

           オーロラ編に続いての第2弾。今度はパリでの話。 軽い気持ち  卒業旅行の直前。2018年の11月17日に、フランスのパリで「黄色いベスト運動」という大規模デモが行われた。それは毎週土曜日に断続的に開かれていた。  12月8日、土曜日。卒業旅行と被った。エッフェル塔やルーヴル美術館、オペラ座。行きたいね、と話していたところ全てが閉鎖された。  前日には「デモがあるらしい」「大規模だって」となんとなくの情報は掴みつつも、日本のデモみたいなものを想定していた僕たちは「意外となん

          「生」でしか分からないことをnoteで【パリのデモ編】

          「生」でしか分からないことをnoteで【オーロラ編】

           リアル感、ライブ感。技術の進歩が著しい中で綴りたい。「生」の良さを体感した話。 オーロラを見たか  死ぬまでに体験したいことの一つに、「オーロラを見る」を挙げている人も多いんじゃないか。  大学生の自分も同じ思いだった。  2019年2月。自分は卒業旅行でアイスランドにいた。6日間の滞在で、初日の夜からそれを体験した。  唯一首都でオーロラを見ることのできる国、それがアイスランドだった。もっともこの国に来たのは別の目的があったわけだが。ブルーラグーンという、世界最大の温

          「生」でしか分からないことをnoteで【オーロラ編】

          コロナで青春は失ったか

            2020年、Hump Backというバンドが大阪城ホールでライブをした際のセリフ。  卒業旅行がなくなった。入学式、卒業式がなくなった。大学がオンライン授業で友達ができないから、かなしい。後輩や年下の子が漏らす本音を聞くと、胸が痛くなる。  自分も24歳。本来輝かしく充実した毎日を送っていてもおかしくないが、今の世の中だ。  毎年2回は海外に行く。そう決めていたのに、社会人2年目にして早くもその公言は途絶えた。無念。  青春は失われないぞ、と書きたいけど、とてもじゃないけ

          コロナで青春は失ったか

          スポーツから見る、主人公報道

           自分は大学時代、「スポーツ新聞部」というへんてこな部活をしていた。勝負にはドラマがあって、負けた側も物語は存在する。そんなことを学んだ。  だけど、いざ記事を書いてみると主人公は二人書けない。さて、報道が選ぶのは。 主人公は一人だけ  先日、プロ野球で東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手が登板した。マー君神の子不思議な子、と称され、メジャーで通用していた大投手。今年から古巣に復帰した。  初登板は負け投手。相手選手の上沢直之投手のコメントが物議を呼んだ。 「スポー

          スポーツから見る、主人公報道

          何者かになりたい自分に捧ぐ、サブカルワナビーとは

           映画「花束みたいな恋をした」で話題に挙がった「サブカルワナビー」。サブカルを他人より知っている、といった優越感や、その承認欲求を指すもの。つまりは何者かになりたい、ということ。  ワナビーは、上辺だけで本質を捉えていない。と、しばしば侮蔑的なニュアンスで使われることもある。  もちろん、自分がサブカルワナビーであることは言うまでもなく。  一歩ずれたらイタイ人だけど、結局はみんなサブカルワナビーで。それを鼻で笑う人も「大衆とは違って俯瞰で見れている」というワナビー層のイタイ

          何者かになりたい自分に捧ぐ、サブカルワナビーとは

          不便なコト・モノが流行るこの世の中で

           不便さを愛そう。今日はそんな話がしたい。 「矛盾」と「前置き」  難しそうな話は導入のみで。  しあわせ、と人々が感じる国は発展途上国が多く、日本はそれを感じている人が少ない。いわゆる幸福度の話。実に不思議だ。  途上国は遊びの種類や生活の形が限られてるから、多くを求めない。逆に日本は多様化、便利化して満たされてるから、不満も出やすい。  日本人はどこか他人と比べたがりで、人の目を気にする。水準が高いからこそ、他人が羨ましいという思いを抱く。ぜいたくものとでも言うべきか

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          自分にとってのドラえもんの存在

           ドラえもん。説明はいらないだろう。日本発の世界的人気アニメだ。 大人の自分とドラえもんとの〝出逢い〟  ドラえもんファン歴は意外にも浅い。去年、世間がコロナを騒ぎ始めた頃に遡る。  脇田あすかさんというグラフィックデザイナーのあるtweetが目に止まった。  一目惚れだった。ほ、ほしい...  今思えば、ドラえもんに、ではなく漫画のドラえもんに。ドラえもん×アートに、胸が高まっていたのかもしれない。  誕生日が来た。8月13日、獅子座。ちょうどその頃ドラえもん50周年

          自分にとってのドラえもんの存在

          「初めて」と「子ども心」

           昨日、初めてnoteを書いた。  自己紹介もそこそこに、丁寧語じゃない自分の言葉で綴ろうと思う。 「初めて」 一番思い入れがあって、一番失敗したくないもの。一番ドキドキして、一番印象を左右するもの。  その後何回も経験することもあれば、それ一回切りにしてほしいこともある。(結婚とか、就職とか)  初めてで躓くと不得意になったり、初めてで上手くいくと得意になったり。人間って単純だなと思うけど、初めての積み重ねがその人を作っていく。なんか素敵だ。  国民的人気番組「はじめて

          「初めて」と「子ども心」