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ボストン旅行記 ~「なりきって、ボストニアン」編~

旅先でついやってしまうのが、「その土地で暮らす人になりきる」遊び。「THE観光地」でない、地元の人が行くような場所へ足を運び、暮らしを覗いてみようという試みの地平線です。


この旅の間、ひとりで2度カフェに行きました。夫の仕事の都合により、個人行動の時間ができたのです。ちょっと申し訳なさそうな夫に対し、実はこの時間を楽しみにしていました。

旅の合間の単独行動が、昔から好きなのです。と言っても、朝早く起きて散歩したり、ホテルの朝ごはんの代わりに近くのカフェに行ったりするくらい。なんだか、その土地で暮らす人に、溶け込めるような気がして。

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ホテル近くのカフェで朝ごはん。「食べたことないものを食べたい」と勘で選んだRoasted strawberries turnover(パイ生地にイチゴのコンポート?が包まれたペストリー)美味しかった!

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思わずシャッター切りたくなる、おしゃれで落ち着いた店内。テーブルの向こうのお姉さんたちも、パシャパシャとお互いを撮り合ってました。そんな女子会を眺めながら、私は呪術廻戦を読みます。

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この日のランチは、雨にも関わらず、地元民がひっきりなしに訪れる人気のカフェで。

窓向きのカウンター席は、コーヒー片手に本を読んでいるおばさまや、PCを広げている学生さんなど。雨の昼下がりを思い思いに過ごしていて、隅っこに座る私も心地がよかった。


どちらも、ボストンで何店舗か展開しているカフェのよう。「THE観光」からは離れてしまいますが、ひと時の間、自分もボストニアンになった気がする地元のカフェ時間となりました。


ゆっくり過ごすなら、図書館も。ボストン公共図書館は、街の中心部にあります。

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重厚でクラシカルな本館。ウェディングフォトの撮影をするだけあって、納得の写真映えスポット。

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こちらは新館。本館と対照的に、カラフルで開放的な雰囲気。

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明るくて、見晴らしが良い。あちこちに配置されたテーブルやソファで、思い思いに過ごしている風景がすてき。観光客である私たちも、本棚を覗いてみたり、ソファに座ってみたり、のんびりしてしまいました。

ところで、新館には、

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なんとスタジオが併設されています。「今週のおススメ本」「スタッフのお気に入りソファ席紹介」「本を返さない人へのプレッシャーのかけ方10選」などお送りしているのだろうか。


メンタルは地元民なので、移動もウーバーではなく地下鉄で。NYの地下鉄の路線名はアルファベットや数字ですが、ボストンの路線はカラーで分けられており、シンプルで分かりやすい。観光地や空港へのアクセスも良く、旅の間タクシーを使わずとも楽しめました。

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たくさん乗ったグリーンライン。地下鉄ですが、時々路面も走ります。3両くらいで、とことこ走ってくるのが可愛らしい。

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空港と中心部をつなぐブルーライン。レトロなデザイン、ちょっとすすけた感じ。スターウォーズに出てきそう。


週末には、ボストンのエンタメやアートを楽しむのも良いかもしれません。

ボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイパーク。今回観戦はできませんでしたが、外観だけでも!と、朝ランがてら拝みに行きました。

球場の側にはパブやスポーツバーも多く、試合の日は盛り上がっている様子。球場が目と鼻の先のバーで、アツい常連さんやマスターと中継見ながら、ビール飲むのも楽しそう~!チケット持っていなくても、ふらっと気軽に行けるのは良いですよね。

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そして、荘厳な雰囲気のボストン美術館。

1日ではとても観きれないほどのボリュームと、数々のリッチな所蔵。見どころ満載な美術館でした。

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どことなくメトロポリタン美術館に雰囲気が似ている。

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ほんもの・・・!!!実物を前に「レーサーはゴーギャン」を思い出す、びじゅチューン大好き民。

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もちろん観光客は多いのですが、デート中の大学生らしきカップルや、スケッチをしている小学生の団体など、ボストニアンもそこそこ居た印象。近くに住んで、ちょくちょく足を運ぶのが、ちょうど良く楽しめる距離感かもしれません。

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旅の楽しみは、人それぞれだと思います。

私にとっては、美味しいごはん、街歩き、地元のアートやエンタメ。そして、その土地の人の生活を感じること。

観光名所だけでなく、地元の人が普段行くような場所にも行ってみたい。
どんな風に生活を送っているのか、どんなものが好きなのか、知りたい。
暮らすように、旅がしたい。

久しぶりの旅、初めましてのボストン、とても楽しかったです。いつかまた必ず!

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