【20代向け】海外移住を実現するために取るべき行動5選
私はこれまでオーストラリアに4年間、シンガポールには3年間、ベトナムのハノイに9ヶ月ほど滞在しました。オーストラリアは語学留学と海外大学(正規留学)で、シンガポールとベトナムは海外就労となります。
最初から長期的な海外在住を目指してオーストラリアで勉強したというよりは、初めは海外に住んでみたいことや英語力を上げることが主な理由でした。
オーストラリアでの大学(ジェイムズクック大学)卒業後には、ビジネス英語や海外経験を活かしやすいという観点からシンガポールを検討しました。そのようにして結果として、3カ国移住をした流れとなります。
個人的には、いまだに海外で理想とする働き方や仕事の取り方などはできておらず、もっとステップアップしないといけないという危機感を感じています(笑)。
日本で周りの友人・知人と話していると、海外移住に興味があっても何から始めるべきかを把握できていない人が多いように見受けられました。また、意外と日本の優秀な方でも海外となると、あまり情報がないというケースもありました。
そこで、これまで自身が行って良かったことや、海外移住をスムーズに進めていくためにできることを振り返りたいと考えました。
20代(から30代半まで)を目安に東南アジアへ移住をするために取るべき行動を共有していきます。年齢によって移住の進め方が異なるため、自身が行ったことを応用しやすくするため、若者を対象にしています。
海外移住を実現するために取るべき行動5選
①英語の勉強
どのレベルまで英語力をつけるかはケースバイケースですが、日常会話レベルまでは取得することが重要です。
日本にいるとなかなか英語を話す機会がなく、特にスピーキングを練習するのが難しいでしょう。私は海外留学をすることでスピーキングを上げることができましたが、日本にいるときはそもそも練習の場が少なく感じていました。
日本にいながらするべきことは、日常会話の単語を覚えておくことです。単語を覚えるのはどこでもできるため、海外に行く前に覚えておくことが効率的となります。単語さえ覚えておけば、あとは現地に行ってから英語の聞き取りや話すための準備に時間を使いやすくなります。
また、仕事で英語を使いたい際は、自身の専門分野や興味のある分野に関する英単語を覚えておきましょう。
私はシンガポール滞在時に、Prudentialという保険会社の金融商品を購入しました。最初からシンガポールの金融商品には興味があったため、移住前から簡単な単語を勉強していたことは購入時に役立ちました。
②自身分析
自己分析を行うことは、日本や海外に限らず必須となります。20代であるとなかなか強みや専門性が見出せないかもしれないです。そうであっても些細なことも含めて、自身の経験やスキルセットを見直します。
私の場合も大学卒業に持ち合わせていたものは、ビジネス英語や4年ほどの海外滞在歴くらいでした。興味のある分野や好きなことはわかっていたものの、特にこれといった専門性はなかったです。
これを行うことでどのタイミングで海外移住をするかの判断軸にもなるため、とりあえず今あるものを書き出してみることをオススメします。
③海外とコネクションを持つ法人・個人とのコンタクト
専門家に意見を訊いてみることは、どの分野でも大切であり、海外移住を検討する際も同様です。私がシンガポール移住に関心を持ったタイミングで、当時は現地のコネクションを持っている知り合いなどは誰もいなかったです。
そこで、日本で海外就職に詳しい法人を探して辿り着いた方がGJJ株式会社(GJJ)を経営されている田村貴志さんでした。GJJさんは、海外就職からその後のキャリア育成に向けた人材育成のサービスを行う法人です。
個人的にGJJさんの強みは東南アジアを中心とした各国々の人材会社のエージェントとコネクションを持っている点です。シンガポールであれば現地の複数の人材会社とのコネクションがあるため、多角的に情報収集をしやすい点が特徴です。
田村さんとのお話の中で、自身がシンガポールでビザ取得ができそうか、シンガポールのマーケット情報などのコンサルティングをしていただけました。一人では海外移住をする際は不安になりやすいですが、客観的に専門家からアドバイスを聞くことで、一歩を踏みやすくなります。
また、アドバイスを伺う対象は法人でも個人でもどちらでも良いと思います。
④マーケット情報のリサーチ
事前に興味のある国のマーケット情報をリサーチすることは、海外移住において重要です。
例えば、現在のシンガポールの就労ビザの要件は下記となります。
シンガポール政府が定めている人材不足の職業リスト(Shortage Occupation List)であれば、ビザ取得をしやすいです。
シンガポールで就労ビザを取得するのには、応募者の年齢や学歴に応じて最低給与額が定められています。現在の最低給与額は、$5,000(55万円程)です。
伝えたいこととして、その国のビザ要件を含めてマーケット情報は日々変化していることです。なので、(私の移住時)4年前にシンガポールに移住するのと、今から移住するのでは求められる要件はかなり変わっていきます。
先ほどのGJJさんの事例とつながっている点ですが、そのうえで今のマーケット情報を知るために人材会社など、さまざまな方に情報を訊いてみることが重要です。
事前に知っておくべき点としては、国によっては就労ビザを発行する要件として、一定の就労期間が必要な場合があることです。新卒で海外に行こうと思った場合、それらの要件がない国にいく必要があります。
⑤さまざまな国への旅行
私の場合、海外移住先を決める程で、東南アジアを中心に様々な国によく旅行へ行きました。その旅行をきっかけとして、シンガポールやベトナムに移住した経緯があります。
旅行前は、実際に漠然とした情報しか把握していなくても、両国とも実際に行ってみて感触が良く、移住を決定した流れです。
その際は、渡航先の生活者に人気のあるスポットを観るのみならず、(特に日本食周り)地元のスーパーマケットなど生活感を確認することが重要です。例として、私が初めてシンガポールに行ったときは、多くの日本食が揃っているドン・キホーテを見て、生活環境は良さそうだなと感じました。
また、その街の雰囲気、人々の気質も見ておくことも大切です。なかなか分かりにくい領域でもありますが、実際に行ってみることで感じ取れるものであります。
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