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なんでもない日

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なんでもない日のつぶやき
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#日常

雑記/読書記録

雑記/読書記録

今月、とても良い買い物をした。

以前から欲しいと思っており、ドラッグストアでふと目に留まり購入。洗髪の後半になると腕が疲れてきて思うように洗えない問題、さらに洗い不足が気になっていた後頭部や襟足にも文字通り手が届く逸品。自分史上三指に入る良い買い物。このおかげが、以前と比べて髪の指通りがよくなった(気がする)。

╸╸╸╸╸╸╸╸╸╸
(おそらく)小学生のときのトラウマで長らく遠ざけていた鮨など

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10/8 備忘録

10/8 備忘録

まさしく今朝、あまりにもリアルな夢を見たので忘れないうちに書き留めておくことにした。
どこかの小説賞に投稿しようと思い、伝奇ホラーの物語を書いた。原稿風のテキストで執筆したものを印刷し、誤字確認をしていると妹がふらりとあらわれ「読ませて」と声をかけられる。自分以外に読んでもらうのも必要かなと、書いたものを手渡した。意外と熱心に目を通したあと、「面白かった」と返される。思わぬ反応にほくほくしていると

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ここ最近星野源の曲を貪るように聞いている。日常の中の楽しみや生きている中での苦しみを、同じ目線で歌という媒体ですくい上げていることに救われる思いがしている。どうしようもなく消えてしまいたいけど、でもまだやりたいことは残っている。この世界にまだ楽しいことはあるよと教えてくれる。

喉鼓の秋

この時期の新潟の空の主役といえば、雲。

冷たい雨や霙を傘で受け止め、薄暗い空を横目に、ハンガーにぶら下がる洗濯物の群にため息をこぼす日々。

気分転換にお気に入りの本を開いたり、イヤホンを耳に押し込んだり。

そしてもう一つの楽しみ、食事。

仕事帰りのきょうだいがスーパーで買ってきた、割引シール付の総菜やお寿司が戦利品のごとく、ダイニングテーブルに次から次へ並べられていく。

空腹の状態でスー

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みず菜改め深山です。改名の理由と由来は特にありません。ペンネームっぽくなったかなとひとりで勝手にテンション上がってます。

私と雨と猫

鼻腔を、甘い水の匂いがすぅとかすめた。
かすかにそよぐ空気が運んできたその匂いに、空を見上げる。
ごく最近、この匂いに、ペトリコールという名前がつけられているのを知った。
ペトリコール、ペトリコール。
口の中のみでそっと呟いてみる。
どこか楽しい、美しい響きだ。
ぽつ、と額に雫が落ちる。こちらの行く手を阻むように爪先に雨粒が落ち、コンクリートに点々と黒い染みを穿っていく。
眼鏡が汚れないよう顔を伏

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世界と自分を繫ぐもの

世界と自分を繫ぐもの

なんだか仰々しいタイトルになってしまったが、中身はなんのことはない、ただの自分語りである。
文字におこしたいという欲に素直に白旗をあげて、つらつらと書き連ねていきたい。

イヤホンをそっと耳から外して、ほぅ、と溜息をひとつ。
手元のベージュの冊子を閉じて、表紙を撫でた。
掌に少しざらりとした感触が伝わってくる。
夢から醒めたような心地で周囲を見渡す。
普段と変わらぬ自分の部屋である。

今の今まで

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いつもと少しだけ、違う日

いつもと少しだけ、違う日

普段と少し違うな、とふと感じる日というのが、時々、ほんとうにときたまある。

それは、前から気になっていた本を、思ったより早いタイミングで手に入れることができたり。

メイクがいつもよりうまく出来たり。

Twitterにあげた本の感想に、作家さん御本人から反応をもらったり。

ごくごく些細なことだけれど、そうした小さな良いことが、止まりかけていた足を、背中を、そっと押してくれたりする。

仕事や

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はじまりの場所

はじまりの場所

通勤途中、ふと視線を上げて、虹を見つけた。

雨上がりの、まだ薄い灰色の雲が残るものの、澄んだ美しい青に、ゆるい弧を描いて、虹がかかっている。

たぶんあの辺りがはじまりかな、と見当をつけて歩を進めるけれど、いっかな距離は縮まらず、それどころか、どんどんその場所は曖昧になっていく。

小学生のときだったろうか、教科書に載っていた吉野弘さんの詩が脳裏に浮かんだ。

自らが虹のはじまりだとは知らない場

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文字に託す

文字に託す

午前から昼過ぎまでは冬とは思えぬほど、濃い空の青が美しい、気持ちのいい日だったのに。

退勤時間が迫るころ、文字通り天気が急変した。

すさまじいほどの音にぎょっとして窓を見やると、木々の太い枝をしならせるほどの風と、耳を弄するほどの雨音が外を支配していた。

いやいやこれから徒歩で帰宅するとこなんですけどどうしてくれるの?

案の定、家に辿りつくころには、靴の中は雨をたっぷり吸い込み、歩くたびに

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更新される毎日

更新される毎日

最近、職場でつかうパソコンを新調した。

OSの更新も兼ねて、さほど値段の張らぬ、しかし仕事には支障をきたさないレベルのものを。

すでにひと月以上も経つのだが、いまだ薄れない新品感にとまどう日々である。

さすがにおろしたての電子機器特有の<におい>は消えているものの、何とも言えぬ違和感がぬぐえない。

タッチの感触はやわらかく、以前よりも音が静かで、職場環境の向上には大いに貢献している。

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ぽろりと一言、二言

ぽろりと一言、二言

繁忙期もようやく過ぎて、時間の流れが少しだけゆるやかに感じられるようになって数日。

今日は空腹に耐えかねて、お菓子をちょいちょいつまみながら夕飯作り。

献立は炒り豆腐にハンバーグ。

炒り豆腐は久しぶりで、スマホを頼りにちまちま進めていく。vivaインターネッツ。

味付けは完全に目分量で、味見をしつつ味をととのえる。

出来はまあまあ、家族の評判もそこそこいい。

✰︎ ✰︎

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帰る道すがら、八重桜にかわり、コデマリやハナミズキが目を楽しませてくれる。少し前に考えていたものとは違う題材になるけれど、書きたいnoteのイメージも浮かんできて、GW明けの憂鬱な気持ちがわずかに明るくなる。円い月の美しい、良い夜になりそうだ。

ここ数日は正しく春の嵐で、4月も終わりとは思えないほどの冷え込みが続いている。
そんな中で耳を心地よく擽るウグイスの声が、「ホホホホケキョ」から「ホーホケョ」と聞きなれたものになっていて、同じ子とは分からないけれど、練習したのかなと、微笑ましい気持ちになる。