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短歌・詩

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#恋愛

バレンタインの詩

バレンタインの詩

恋をすると女としての嬉しさに心がとらわれてしまうから面倒なのです。好きといわれること、ご飯を作ってあげること、自分を犠牲にすることに心のエネルギーを使い果たしてしまうから厄介なのです。恋をすると今まで通りの人間ではいられなくなります。

男の人とも対等に生きてゆきたいのに、恋をするといつも、「誰かのためのわたし」に成り下がってしまうのです。そのことが悔しくもあり、本能的に気持ちよくもあり、頑張って

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夜行バスの詩

夜行バスの詩

「会いたい気持ち」を30個乗せたロマンを他に知らない。お金がないけど会いたい、どうしても会いたい、眠れなくても、窮屈でも、本当にお金がないけど、それでも会いたいという気持ちが真夜中の高速道路を駆け抜けてゆく。

解放だ、15分の解放だ。少し明るくなる車内で偽物の朝を迎える。降りて見上げた星空で、君のことを考える。今なら一遍くらい詩が詠めそうだ。小学生の頃にやらされたありきたりなストレッチをして寝場

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今日の恋愛短歌

今日の恋愛短歌

①今までの恋きっと全て偽物だ 君で初恋やり直させて

②好きな人ご近所にいるこの奇跡 小2の「かずまさ君」思い出す

③「はじめて」を4つくらい奪えたら 「とくべつな人」になれる気がする

自分でも40点くらいだなぁと思うけれど、質にこだわらず発信できてしまうのは一種の才能なので、公開します。

私の中では詩人と歌人に大きな違いはなくて、どちらも「絵に限りなく近い文章」「感情を濾過して、さも綺麗に

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今日の短歌③

今日の短歌③

好きな曲聴くより 私 「好きな人の好きな曲」を聴く方が好き

【コメント】

区切れが謎で読みづらいけど、一応短歌です。575(6)77になってるはず。

音楽なんて、たいていは「自分の好きな曲」を聴く。

だけど

「好きな人の好きな曲」を知ってしまったら

YouTubeで検索して聴いちゃうでしょ。そのアーティストの曲、聴いちゃうでしょ。

そしていつの間にか

「好きな人の好きな曲」が「私の

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もうすぐ16歳の墓穴

もうすぐ16歳の墓穴

「誕生日がきたら、16歳になるんだ」

「きみは1994年生まれ。だから、もうすぐ24歳だよ」

「ちがう。20歳になったら年齢を一つずつ戻すことにしてるんだ」

「それなら16歳だね。毎年可愛くなるね」

あーあ、

「毎年可愛くなくなる」って

その言葉

「若い方が可愛い」って

遠回しに言っちゃったね。

浅はかな褒め言葉、きみみたいな人、好き。

いちばん新しい失恋

いちばん新しい失恋

それは、きらきら。していたはずのもの。

それは、もやもや。していたこともある。

それは、さくさく。今なら食べられそうな気もする。

それは、ずっと遠くに行ってしまった。

だけど

ヨーヨーみたいに

「まじかよ」ってスピードで僕に近づいてくることがある。

かさぶたを「べり」って乱暴に剥がしてくる時もある。

僕のまわり

ふわふわ、ふわふわ、

きみの香りが漂っているね。

この香り、瓶に

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夕日

綺麗な景色を見て
泣いたのは
あとにも先にも
君だけ

好きな気持ち

好きな気持ちは
気付かなくてもいい
持ってるだけでもいい
伝えなくてもいい
届かなくてもいい
ただそこにあればいい
無理矢理消さなくていい
どうせ消えない

日常と夢

起きたら
隣に君がいて
一緒に農作業して
夕日を見て
そして
君の運転する車でどこまでも

あのとき事故にあって死んでたら
二人ぼっちになれたのかな
二人ぼっちになれるなら
それもまたよかったのかな

なんてことを考えながら
今日も日常を生きてるよ
君に似た人
探してる

ほぼ告白

怒ってる姿に対する「可愛い」なんて
もうほとんど
告白。
「好き」と一緒。

浮気者?

洗面台の歯ブラシ
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ。
あれ

一人暮らしのはずだけど。

どれが誰ので
誰のがどれか?

もう来ないあいつの歯ブラシ
捨ててしまいたいのだけど。

さて、どれがあいつのだろう?

なんとなくで
掃除用にまわすのも危ういし

もういっそ
全て捨ててしまおう。
私のも
捨ててしまおう。

〈コメント〉
家に歯ブラシが溢れている話。
多分、私以外の三人分。
未だに来るのは

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サービスエリアの駐車場から見上げた星空がとっても綺麗で
君と見た星空を思い出します

だけど
もう夏じゃなくて
冬だから
あの星座は消えた

星のことなんて
ほとんど知らない僕たちが
唯一知ってた星座
あの星座が消えた

また来年
それとも

コメント
季節が変わって
気持ちが変わって
いつの間にか会えなくなって
星空の景色も変わってしまったことをあらわしたかった。
来年また夏の星座がでる頃には会

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分かってる

「叶わない」ってより
叶えちゃいけない恋。

二人で不幸にし合う関係。

ハモれず

好きな人と
車のなかで
コブクロの「ここにしか咲かない花」を歌ってた。

サビが掛け合いになる曲なんだけど
おんなじパートを選んでしまって
曲が成り立たなかった。

おんなじ部分の歌詞がわからなくて
曲が成り立たなかった。

楽しい。