【21年夏アニメ研究】「うらみちお兄さん」の分析2　～構成の分析

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2021年9月20日 20:06

※引き続き、2021年夏アニメ「うらみちお兄さん」の第1話を分析します。まずは【分析1（第一印象の分析）】をご覧になることをオススメします。

本記事全体のまとめ

※本記事全体をレポート形式にまとめました。本記事後半の文章と同内容ですので、お好きな方でお読みくださいませ！

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第1話全体のストーリー／各パートの概要

▶第1話全体のストーリー

教育番組「ママンとトゥギャザー」に出演する体操のお兄さん・裏道。彼は明るく爽やかな青年に見えるが……言動の端々から＜裏の顔 = ブラックな本音＞が漏れ出ている。共演者も同様だ。皆、教育番組の出演者らしからぬ一癖も二癖もある人物なのだ。

▶各パートの概要

・第1幕（0-7分）：教育番組「ママンとトゥギャザー」に出演する体操のお兄さん・裏道は、明るく爽やかな青年に見えるが……言動の端々から＜裏の顔 = ブラックな本音＞が漏れ出ている。

・第2幕前半（7-12分）：引き続き、＜裏の顔＞が漏れ出る裏道。また、「ママンとトゥギャザー」に出演する着ぐるみキャラのウサオとクマオが登場する。

・第2幕後半（12-15分）：ウサオの中に入っているのは兎原、クマオの中に入っているのは熊谷。2人は裏道の大学の後輩だ。そして2人とも、教育番組の出演者らしからぬポンコツだ。

・第3幕（15-22分）：「ママンとトゥギャザー」に出演する歌のお兄さん・池照と、歌のお姉さん・詩乃が登場する。彼らもまた、教育番組の出演者らしからぬ癖のある人物である。

各パートの出来事

▶第1幕

・教育番組「ママンとトゥギャザー」に出演する体操のお兄さん・裏道（通称、うらみちお兄さん）は明るく爽やかな青年……と思いきや何だか様子がおかしい。

・子どもたちに向かって、笑顔で「さぁ、お兄さんのところに集まってね！……お兄さんの手をわずらわせないでね♥」と言ったり。あるいは、突如予定とは違う歌を歌うと宣言。子どもたちがその理由を問うと、ゲスっぽい顔になって「JAS○ACへの小さな抵抗だよ。大人だって、時にはシンプルにムカつくという動機で動くのも心の健康のために必要なことなんだよ♥」と言ったり。

・そう、言動の端々から＜裏の顔 = ブラックな本音＞が漏れ出ているのだ。

▶第2幕前半

・裏道が子どもたちに言った「今日はウサオくんとクマオくんを呼んでみようね！」（うさぎとくまの着ぐるみキャラクター。なお、着ぐるみに入っているのは裏道の大学の後輩である）。

・裏道は、子どもたちと共に元気よくウサオとクマオを呼ぶが……喉が酒焼けしているせいで咳込んでしまう。

・その後、控え室。裏道はウサオとクマオに言った「もっとスピーディに登場してくれよ。喉がもたない。それに、最近大声を出すと生気が奪われるんだよ」。裏道のオッサンくさい言葉に、ウサオとクマオは困惑する。

・ここでナレーションが入る。曰く「裏道は体育大学出身。体幹は安定している。が、情緒は不安定だ」。

・翌日、また収録だ。今日も＜裏の顔＞が漏れ出る裏道。

▶第2幕後半

・収録中、ウサオをいじりまくる裏道。

・収録後、ウサオは裏道に抗議した「後輩をいびって遊ぶのは止めてくださいよ！」。しかし裏道は「でもお前、酔っ払うたびに『面白くなってモテたい』って言ってるじゃん。その練習だよ」。ウサオは驚く「えっ！オレ、そんなこと言ってるの！？」。

・その夜。裏道、兎原（ウサオの中の人）、熊谷（クマオの中の人）は居酒屋へ。ここで再びナレーションが入る「兎原は万年金欠」「熊谷は、よく物事を見ているがそれを何にも活かさないタイプ」。

・泥酔した兎原が叫んだ「面白くなってモテたいっす！」。