「恩着せがましい女」と「恩着せがましい世の中」!!|【第五話(3) 恩着せの彼方に】「【俗・】さよなら絶望先生」を三幕構成で分析する
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分析対象
三幕構成
ポイント
<1>
本話のストーリーをざっくり整理すると……
・第1幕:加賀愛が嘆く「私は恩着せがましい女です」 → 望が解説する「他人のために親切をしている時も、ついつい恩着せがましくなってしまうのが人間です」
・第2幕:望が言う「いまの世の中、恩着せがましいことが多すぎます!」 → 「恩着せがましい」の例がいくつか紹介される → 木村カエレらが「恩を返すのは当たり前だろ?」などと反論 → しかし、望は聞く耳を持たない → 加賀愛が悩む「親切を施すと、恩に着られてしまう!私は恩着せがましい女にはなりたくないのに……」
・第3幕:可符香が加賀愛にアドバイス → 加賀愛がツンデレキャラになる「あっ、あんたのためにやったんじゃないんだからね!誤解しないでよね!」
<2>
つまりこれ、
・序盤(第1幕)と終盤(セカンド・ターニングポイント~第3幕)は、【生真面目で小心者な少女・加賀愛が、「恩着せがましい女になりたくない」と悩む】エピソード
・そしてその間に(第2幕)に、【望が、「恩着せがましい」の蔓延する世の中に物申す】エピソードが挟まる
……という構成ですね。
<3>
そしてこの構成、色々と応用が利きそうです。
例えば、
・序盤と終盤は、【サブキャラが「ヤンデレと呼ばれたくない」と悩む】エピソード
・そしてその間に、【主人公が「ヤンデレ」の蔓延する世の中に物申す】エピソードが挟まる
……とか。
この構成、みなさんもぜひ使ってみてくださいねー!!
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(担当:三葉)