炒飯

備忘録 人の来るところではないしキノコが生えそうな話をする

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    毎日公開(もしくは更新)するようにしている記事です。飽きるまで続くし、他の事があればおやすみになることもあります。

  • 初見DOKIDOKI

  • 架空の作家の話をしよう

    架空の作家の話をまとめたものです

最近の記事

も~っと!! 帰宅RTA~Caligula2 感想~

ネタバレ無し 帰宅まで7か月かかりました 自分は気になった作品は原作まで履修したいし、ナンバリングは出来るだけ制覇したい派の人間である。この作品に関しても例外ではない。  と言うのも、自分がカリギュラという作品を知るきっかけになったのは2だった。しかし、購入する際に1の存在も知り、折角遊べるなら1からやってみようか、と軽い気持ちで手を出した訳なのである。  忙しくて全く進められなかった時期も挟んで、1と2両方クリアする──つまり帰宅する──のに購入してから7か月、約80時間

    • マインドハック健康法~MINDHACK 感想~

      ネタバレ無し マインドハック最高! マインドハック最高! 形のない心に侵入し、まるで手術に取り掛かるように、"歪んで"しまった心を治せたとしたら。きっと多くの人が救われ、幸福に生活を送ることができるだろう。とかく心労の絶えない社会──そしてこれからも加速し続けるであろう世界──で、今後そういった"荒療治"が求められるのも、あながちフィクションではなくなるのかもしれない。  先んじてそんな世界を見学してみよう。というわけで、今回紹介するのは「MINDHACK」である。  M

      • インターネット原産天使 ¥時価(遺伝子組み換えでない)~NEEDY GIRL OVERDOSE感想~

        ネタバレ無し 決闘! 人類VS承認欲求 人の世はとかく争いが絶えない。身近な例を挙げるのならば、承認欲求との付き合いだろうか。こうして文章を書いて発表することが増えたが、個人的にはあまり数字にとらわれることなく続けていきたい気持ちはある。しかし、反応見たさにSNS断ちを破ってしまうし、公開したTRPGシナリオの伸びが悪いとちょっと落ち込む。SNSに触れていると、承認欲求に踊らされている自分を感じる。  少し悪い書き方をしたが、承認欲求自体は社会生活を営んでいく上で必要なもので

        • 押せッッッッッッッッ!!!!!! 待て押すなッッッッッッッッ!!!!!! やっぱ押せ押せ押せッッッッッッッッ!!!!!!〜パラノマサイト FILE23 本所七不思議感想〜

          ネタバレ無し お・か・し・の 生粋の怖がりには、暑いと怖い話が聞きたくなる心理がいまいち理解できない。季節に関係なく、話を聞いた後はシャンプーの時間が怖くなる。それでも好奇心とは恐ろしいもので、試しにアマプラでホラーを見ては後悔する。でも面白いんだよな。最近見た奴だとこの子は邪悪がたまらなかった。 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B8TP4QTK/ref=atv_dp_share_cu_r  しかし、こわいこわいと遠

        も~っと!! 帰宅RTA~Caligula2 感想~

        • マインドハック健康法~MINDHACK 感想~

        • インターネット原産天使 ¥時価(遺伝子組み換えでない)~NEEDY GIRL OVERDOSE感想~

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          6本
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          ジ ャ ン プ で 来 た 。 ~ICEY感想~

          ネタバレ無し いたずらプレイヤーがやってきた人を困らせずに人を困らせた~い! 右往左往する人間を眺めて愉快になりた~い! ありとあらゆるお約束を破壊する殺戮者(ジェノサイダー)になりた~い!  こんな魔王級の邪悪な願いが叶う世の中になってしまったのだから、技術の進歩は恐ろしくも喜ばしい。というわけで、今回は2Dアクションゲーム、ICEYを紹介していこう。  ICEYは、2016年にSteamで発売された2Dアクションゲームである。あらすじはざっと以下の通りだ。  世界

          ジ ャ ン プ で 来 た 。 ~ICEY感想~

          そうだ、反逆しよう。~ペルソナ5 ザ・ロイヤル感想~

          ネタバレ無し オタクすぐ人生の話する  オタクの主語はデカい。既に書き出しの一文から主語がデカい。だから、ここで「この作品が自分の人生を変えた」と叫んだところで、右から左へスルーされるのがオチだろう。いや、そのスタンス自体は全くもって正しい。ぜひともその流しそうめんソウルで、共に辛く厳しい現代社会を生き抜いていこうではないか。  閑話休題。ペルソナシリーズ無くして自分の今はあり得ない。出会いは一つ前のナンバリング作品、ペルソナ4 ザ・ゴールデン(P4G)だった。  ペ

          そうだ、反逆しよう。~ペルソナ5 ザ・ロイヤル感想~

          LOOPの果てで会いましょう~グノーシア感想~

          ネタバレ無し 友達付属の人狼ゲーム 今の界隈に行きついた経緯を思い返してみると、人狼ゲームが大きな転機だったと思う。ニコニコ動画で参加者を版権キャラクターに置き換えた動画を視聴したことで、関連動画を辿りに辿って、今の場所へとたどり着いたのだ。当時に比べかなりメジャーなゲームになってきたので、細かいルール説明は割愛させていただこう。  ハラハラする駆け引き、無事に朝を迎えられるかどうかという緊迫感。それらに憧れたオタクがすることと言えば、もちろんゲームの開催である。しかしここ

          LOOPの果てで会いましょう~グノーシア感想~

          見えないものを見ようとして地雷原ダッシュ16本~Caligula Overdose 感想~

          ネタバレ無し 静寂を切り裂いていくつも地獄生まれたよ 見えないものを見ようとしたがる人間の性は、何も某バンドから始まったことではない。学術的な用語ではないが、このような現象には名前がついている。カリギュラ効果といって、1980年にアメリカで公開された同名の映画に由来するものだ。禁止されればされるほど、人は興味を駆られ見たくなる。身近な例で言うと「続きはCMの後で!」のヤツである。  その名を冠し、2016年にPSvitaから発売されたのが「Caligula」、追加キャラクタ

          見えないものを見ようとして地雷原ダッシュ16本~Caligula Overdose 感想~

          そうだ、メイド服を着よう。

          画像:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/_8rK_Tb7Ju0 序文 なんで片付けってあんなに気が重いんでしょうね片付けより嫌いなものは無い。 何を隠そう、僕という人間は本当に、片付けが嫌いで嫌いでしょうがないのである。 片付けでぶち上がったことなど、小学校の運動会のお片付け競走でデットヒートを繰り広げた以来の話であり、すなわちオタク=クソデカ=単位で表すところのおおよそ6億年前の出来事である。それも自軍に点数が入る!とい

          そうだ、メイド服を着よう。

          向き合う生に行ったらアイドルじゃなくてアイドルを通して俺と向き合った俺の話。その1

          序文 ~そういや俺ってアイマスPだわ~ どうも、炒飯です。久しぶりにnoteを使ってみたら、何か知らん機能がバリ増えててビビっています。たまーに消化しきれない塊を捨てに来るゴミ捨て場的な活用をしていたnoteですが、たまには嬉しかった感情、楽しかった感情を置いておいてもいいでしょう。過去の奴はあんまり見ないでくれ。  ありがたいことに先日向き合う生というものにメインゲストとして呼んでいただきまして、好きなアイドルとその向き合い方についてお話させていただきました。  感情の

          向き合う生に行ったらアイドルじゃなくてアイドルを通して俺と向き合った俺の話。その1

          帰ってきたDOKIDOKI

          人間とは、とかく自分勝手な生き物である。 やれダイエットは明日からだ、やれプリンに名前を書いておかなかったお前が悪いだ、雨が降ってるからランニングは明日にしようだとか、人間は合理化の天才である。その具体例の枚挙にはいとまがない。 だから、そう。僕の行為も、そんな人間の愚かしくも愛おしい一側面なのであって。決して故意に約束を破ろうと思ってしたことではないのだ。もう会わないことが最適解であることは、今だって僕の中では揺らがない。だけど、だけど……。 あの??????????

          帰ってきたDOKIDOKI

          Bullet of Spice

           全て終わってみて、興奮冷めやらぬままこの文章を書いている。たった数時間、そう数時間だ。モニターの前で文章を追いかけていただけだというのに、何だろうこの胸躍るような高揚感は。  人間誰しも、というと大きく言い過ぎたきらいはあるが、同じような嗜好を持つ方なら憧れたことがあるだろう。誰も彼もがもっと奔放に生きていた時代。店内のラジオから流れる歌姫の声に心を洗わせながら、シックなバーで簡単な食事に舌鼓をうち、煙草をふかす。懐の拳銃をお守り代わりに、我が物顔のビル街を往く。ギャング

          Bullet of Spice

          終わりゆくDOKIDOKI

           そんなわけで、暇を持て余したオタクが戦々恐々歩みを進めるDOKIDOKI文芸部三周目である。当然ながらネタバレが含まれるので入部希望者は回れ右だ。共に苦しめ。  ちなみに今までの阿鼻叫喚はここにまとめてある。よかったら目を通してくれると嬉しい限りである。 「第四の壁」という概念をご存じだろうか?元は十九世紀の西洋演劇界において、写実主義と共に発生したとされる概念である。舞台と客席をわける一線のことを指し、想像上の透明な壁であり、フィクションである演劇内の世界と観客のいる

          終わりゆくDOKIDOKI

          「仔よ、母よ、」──B・グラッツェ著

          H.A.L.は所定の寝床で所定の時間に目を覚ました。 H.A.L.は”マザー”の良き子供であった。ここに暮らしている人らは”マザー”の良き隣人であることが必要だった。 H.A.L.はここに暮らす住民として最低限のマナー……身支度や寝床の整備を行う。H.A.L.は誰が見ても完璧に幸福であった。 「おはようございます、H.A.L.」 「おはようございます、マザー」 H.A.L.は”マザー”と穏やかで幸福なあいさつを交わした。 古びたダクトの下を行き、H.A.L.は幸福な食卓へ着い

          「仔よ、母よ、」──B・グラッツェ著

          ファッキン低気圧

          ……読者諸兄の言わんとすることはよくわかる。いくら低気圧で苦しんでいるとはいえ、こんな低俗なタイトルの記事を書くのはいかがなものかと。運営さんにも怒られるかもしれない。ごめんなさい、タイトル通りの話はするけれどもタイトル通りの話をするわけじゃないんです。……自分でも何を言ってるのかさっぱりだ。 閑話休題。梅雨である。梅干しは好きだ。梅ジュースは好きだし、干し梅も大好きだが、梅雨は嫌いだ。外に出られないことはさして苦痛ではない。自分は生粋のインドア人間であるから、家に居られる

          ファッキン低気圧

          紙一重隔てたDOKIDOKI

          端的に言うとこんな感じのドキドキ文芸部二周目である。 当然のようにネタバレが含まれるので文芸部入部希望者は回れ右だ。頼むから僕と一緒に苦しんでくれ。 ちなみに一周目の感想はこちらに書いてある。こちらも何卒よろしく。 「自分のことは気にせず幸せになってくれ」(意訳)という友人の遺言を胸に、僕こと「たろう」は誠に遺憾ながら二周目に向かった。君が好きだったよ。このゲームは本当によく作られている。いわゆるギャルゲーや乙女ゲーは全くの門外漢なのだが、それでもよくわかるゲームの作り

          紙一重隔てたDOKIDOKI