見出し画像

友人と舞台に人生を考えさせられた話

こんにちは、マサです
雨が降り続いていたけど久しぶりの太陽が顔を出してくれました

雨ばっかりだと気分も落ち込みやすいですが、晴れれば暑いと文句を言っています(笑)
7月19日の日曜日、久しぶりにアニメイベントに行ってきました。
勿論コロナ対策は万全で細心の注意を払いつつです

待ちに待った舞台のLV

コロナの影響で開催が危ぶまれたBanG Dream!というメディアミックスプロジェクトの舞台を観に行ってきました。
本当は現地である天王洲銀河劇場に行きたかったのですが、情勢などを鑑みて映画館でのライヴビューイングにしました。

公演の内容としてはとても素晴らしいもので途中、キャラクターたちに感情移入して泣いてしまったりあっという間の3時間でした。

ですが、この公演の前に友人とお酒を飲んでいたのですがそこで気分が落ち込むことがありました。

三時間半の人生相談

友人と公演時間までHUBで軽くつまみながらお酒を飲むことにしました。
約束の時間はもっと遅かったのですが自分が相談したいことがあると連絡をして早めに集合することになったのです。

「株の投資や人生設計について話がある」
いま考えてみれば無責任な発言だったのかなと思っています。

HUBに行く前、本屋に寄って投資関係の本を眺めていたのですが自分としてはどれがいいのかさっぱり分からなかったのでアドバイスを貰えればいいかな、なんて甘く考えていました。
本来、投資や自己啓発などはどういった勉強をしてお金をつぎ込んでいる、自分はこんな事をやっている等の話はセミナーとかで授業料を払い教えてもらうのが普通だということを忘れていたんです。

以前のnoteにも書きましたが、自分が学んで得た知識を無償で全てを教えてくれる人なんていない、絶対に人には教えない。
この言葉を私は嫌な奴なんだと、なんて心の狭い人なんだって思っていたんです。
ですが普通のことですよね、ボランティアではないのだからそれなりの事を教えてもらうには同等の対価を支払う。
経理の勉強をしていたのに人としてその前提を忘れていました、というか友人だから気軽に聞いていたんです。

そして飲み始めてから本格的に色々な話を聞いたり聞いてもらったりしました。
その友人とは高校1年生の時に出会ってからの付き合いになるのでもう10年以上になります。
高校では部活も一緒で専門学校も同じクラス、就職後もアニメのイベントやライブにもずっと行くほどの仲でした。だから気軽な気持ちで相談してしまいました。

会ったときからいつもと違う雰囲気だな、と思っていました。
本屋で投資関係の本を見ているとき、他人が居るところで話すことじゃないと言われ、歩きながら話をしました。
人に話すことはお金が掛かることだし俺とお前だと全てが一緒なわけないから全部は話さないよ。
でも、とりあえず……

「人生のタイムテーブルを作ってみた方がいいよ」

前々から言われていたのですが、自分のやりたいことやなりたい仕事、将来の生活などが思い浮かべることが出来ず作ってきませんでした。
それをちゃんと作ってからじゃないと投資とかも目的が曖昧になりやすいとのことでした。
何歳までにどれくらいのお金が必要なのか、そのために仕事でこれだけ稼ぎ、投資に幾ら費やし利息を受け取るのがいいのか?それを計算するための指標を作った方がいいと

皆さんは自分の人生設計としてタイムテーブルを持っていますか?
作ってみようとしたけど難しいです……

車や家を買う、結婚、子供を何人育てる、何歳までにそうしたステップを向かえるためにお金を用意しないといけない。めちゃくちゃ大変です。

場所を本屋からHUBに移し、タイムテーブルの作り方を教えてもらいました。お金の流れを可視化することも大切だと説明を受け話を続けていきます。

「今の仕事って楽しい?」
そう聞かれ、楽しかったら病気になっていないと反論しました。
だったら転職をしてみるのも手だと思うけど、転職は悪いことじゃないと思うしやってみるのもプラスになるかもよ。
そう言われたんですが、失敗したら怖いからなかなか踏み出せないと返事します。
なにが怖いの?別に転職に失敗したって殺されるわけじゃないじゃん。それにどんな事だって最初は初めてやることばかりだし

その通りなんですが、自分は昔から失敗すると怒られてきたので自信がない。相手を周りの人を失望させてしまうと…

その周りの人って誰?お前の人生に関係のある人?

上司などにこいつは一度失敗しているからダメな奴だと思われる… 
そんなの誰だって失敗はするじゃん、失敗に怯えてたら何も出来ないと思うけど

俺はその失敗するのが怖いから行動できないって人の神経が分からない。ダメで元々、次の機会に前回ダメだった部分が改良できるようにすればいいじゃん。

そう言われました。
ものの考え方が自分とは違うので確かにその通りだけど失敗をしたときのリスクだってゼロじゃないと反論しました。
普通の仕事だったら謝れば済むかもしれない。
だけど転職をするということはもしも失敗して仕事が見つからなければ無職になる、収入がなくなり生活が出来なくなる。それにいまの日本は一度落ちたら這い上がってくることはとても難しい、自動販売機でみたことない飲み物を買って美味しくなかったから違うのを買い直そうとするのとは訳が違う。
家や車、結婚とか人の幸せを手にいれることは難しくなると

ここでいけなかったのはお酒を飲んで少し気分が大きくなってしまい話し合いをしながら内心めちゃくちゃ気分が悪かったんです。
自分だって考えている。だけど分からないから困っているのにって……でも実際は考えているフリをしているだけなのかもしれないです。
不安になりすぎて思考が停止しちゃってると話をしました。

話の熱がヒートアップしすぎてお店には迷惑をかけてしまったかもしれません。人があまり多くなかったので注意はされませんでした、自分達の周りのテーブルは空席だったので店員さんも何も言わなかったのかもしれません。

人に人生相談をするのって大変なことなんだと理解しました。自分の価値観とは違う意見が聞けるのでためにはなります。

そしていつの間にか舞台の開演が直前になり慌ただしく映画館に行きました。
チケットの都合上、友人とは離れた場所で観劇していたのですが、いくつかのシーンで考えさせられるところがありました。

『そっか……一度ついたイメージは、そう簡単には剥がせないんだ』

自分の中で希望であったアイドルたちが最初のライブでは楽器を弾いているように見せかけて実際には弾いていなかった。それがふとしたトラブルによって観客にバレてしまう。それが炎上し駆け出しの彼女たちはスタートから苦難にたたされてしまいます。
それでも必死の努力をして楽器が演奏できるようになりそんな彼女たちのことを応援していた中学生の女の子でしたが、同級生とそのアイドルの話をした時に「あぁ、あの楽器持ってるけど弾いてないアイドルでしょ」と言われてしまいます。

そこでその女の子はショックを受けます。たった一度の失敗により周りからはその失敗部分だけが記憶されいまは違うとしてもそのイメージがあるから、と判断されてしまう。
そこで上記の台詞が出てきました。


こうしたことがあるから人は最初から失敗は許されないんだと思ってしまい、心に刺さったような気がしてそのシーンで泣いてしまいました。

『本当のわたしはこんなんじゃない…!でも、どうしようも出来ないことが世の中にはある…』

14歳という若さで敏腕プロデューサーとして活躍する少女、素晴らしい曲を作り世界に勝負を挑もうとする。
だけど彼女は作曲やプロデュースの腕は恵まれたが他はダメだった。同年代の子と比べても体が小さくギターやベース、キーボードは指が届かず。ドラムは足元のペダルを踏むことが出来ない。
そして両親は世界で活躍するプロバイオリニスト、母親から溺愛され色々な楽器に触れてきたけど挫折を繰り返した。そして周りの大人たちから勝手に期待され弾けないと分かった途端に勝手に可哀想と哀れむ。

周囲の人たちが勝手にレッテルを貼りそれに苦しむ。
自分はもっとこうしたいと思い続けながらも出来ないことがありすぎて殻を破れない自分に嫌気が指し、苦しみ、そしてどうにかしなければと強迫観念に駆られていきそれに縛られ、存在意義を見失っていく。
込み上げてくる涙に耐えきれなかったです……

舞台はハッピーエンドで終わりましたが自分の心にはキャストさんたちが演じたシーンと自分が重なる場面がいくつかあり、楽しかったけど苦しかった。
そんな感想を抱きました。

これからの人生を考えなきゃいけない、自分が変わるには失敗を恐れずに外に飛び出さなきゃいけない
いつまでも親や友人を頼ることは出来ない、分からないならパソコンを買って調べたり本を読むなりして失敗しながら一歩ずつ進むしかないと思いました。

……ですが行動に移せるのか、正直言っていまの自分にはよく分かりません。
同世代の平均年収よりも下にいて、将来の夢や目標がない、どうにかしなければいけないです。
舞台を観て、そして友人と話をしてそんなことを考えさせられた梅雨の僅かな晴れ間の一日でした……

それでは、また……

この記事が参加している募集

舞台感想

お金について考える

よろしければサポートお願いします